スーパーマリオサンシャイン編
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"モンテのむら"から、風の流れを頼りにマリオ達はドルピックタウンへと戻ってきた。
だが、マリオ達の目には変わり果てた町の姿が映されていた。
キノじいの話通りに大雨が降った跡として______、家屋 の屋根だけか水面から姿を見せ、町全体が水没 していたのであった。
「ホントに水浸 しだ!」
『おかしいよ……、ここだけ大雨が降ってたなんて……』
「どういう事ですか?」
ドルピックタウンの水没を不審に思った🌸がそう言うと、近くに居たヨッシーが問いかけた。
『だって、"モンテのむら"は雨なんか降ってなかった。けど、ドルピックタウンだけ大雨が降って………もしかして、これも………』
「クッパJrって訳か?」
マリオの言葉を聞き、🌸は力強く首を縦に降った。
綿毛に乗ってドルピックタウンに近づいていくと____、太陽の門に立っていた小さな人影を発見した。
「よー! 久しぶりだなー!」
声の主がクッパJrだと分かると、マリオ達の表情は険しくなった。
風の流れでドルピックタウンまで導いてくれた綿毛を離し、マリオ達は家屋の屋根へと降り立った。
「クッパJr! これもお前の仕業か!」
マリオがクッパJrと対峙していた中_____、🌸はドルピックタウンの住人のモンテ族が自分達と同じく家屋 の屋根に避難していた事に気がついた。
『みんな、アイツがニセマリオの正体だよ!』
🌸は、モンテ族に聞こえるように声を張り上げ、太陽の門の上に立っていたクッパJrに向けて、指をさした。
「おれに化けて、この島を汚した真犯人だ!」
マリオは🌸の言葉の意図を直ぐ様、理解した。同じように声を上げて、モンテ族に自分達が濡れ衣を着せられていた事を訴えた。
「えーーっ!」
「なにーーーっ!?」
ドルピック島全体を巻き込んだラクガキ騒動の犯人が、自分達の目の前に居るカメ族の子供であったと知らされると、モンテ族は衝撃を隠せずに声を上げた。
『今度こそ逃がさないよ!』
「絶対に、とっ捕まえてやる!」
「ふんっ。えらっそうに……やれるもんなら、やってみろ!」
クッパJrから挑発されると、マリオはベルトを巻いてからポンプを装着し、絶対に逃がさないという意志を見せつけた。
「ポンプ! "ホバーノズル"で、クッパJrの所まで行くぞ!」
〈了解 !〉
体調の優れないポンプは"ホバーノズル"に変形させていくも、🌸はノズルの形に違和感を覚えた。
『あれ……? そのノズル、いつもと違う……』
🌸の呟きが聞く前にマリオはクッパJrの居る太陽の門へと向かっていくが_______、
_____、🌸の言葉通り、"ホバーノズル"ではなく、"ターボノズル"に設定されていた。
「……、って、これは"ターボノズル"だろー! "ホバーノズル"だよ!」
マリオが大声を上げてツッコミを入れるも、勢いよく水が噴射されていた事で停止する事が出来ず、壁にぶつかってようやくマリオの動きが止まった
〈あっ……、ホバー……ホバー……ほバー……、ざるホバ〜〜!〉
「それは、ザルそばだろ〜〜!」
『ポンプちゃん……、やっぱり………』
"ホバーノズル"に変形しようとするも、ポンプは自分の意思と関係なくボケを繰り出してしまった。
「調子がおかしくなってきたな。長く使い過ぎて、そろそろ寿命じゃないのか」
「ポンプ……、お前………っ」
ポンプを地面に降ろしたマリオは、🌸が"モンテのむら"から体調が優れないと話していた事と辻褄 が合い、心配そうな表情をしてポンプを見た。
〈わたしくナラ、まだダイジョビシャボーン!〉
「全然、大丈夫じゃないじゃん!」
心配かけまいと本人なりに正常に話したつもりであったポンプだが、口部分からシャボン玉を飛び出すボケを繰り出してしまったのであった。
「さぁて、そろそろ行くか……」
「やる気だな……こいっ!」
クッパJrが拳を構えたのを見て、マリオはポンプ無しで単身、挑もうと同じく拳を強く握って構えると______、クッパJrは体を反対方向に向けて、ドルピックタウンの中心部に位置する"コロナマウンテン"を目指して、雲に乗って飛んでいく。
「ご飯の時間だから行くわ」
「そっちかよーーっ!」
戦うと勘違いしたマリオは、クッパJrの行動にツッコミを入れつつも、"コロナマウンテン"の方角へと走り出していく。
「逃がさねぇぞー!」
「付き合えなくて悪ぃな。その代わり、お前らにお土産を置いてくぜ……、受け取れーー!!」
自分を追いかけてくるマリオ、家屋 の屋根を渡って、同じくこちらに向かってきていた🌸達に向けて_____、クッパJrは風の敵キャラである、かぜくんを送り込んだ。
「待て! このやろー!」
「お前らの相手は、このおれだー!」
"コロナマウンテン"へと逃げ込んだクッパJrを追いかけようとしたマリオだが、かぜくんの風の力による妨害を受けて、先に進む事が出来ずにいた。
「てめー! 邪魔すんじゃねー!」
「かかってこいや! このおれが居る限り……、ここは通さんぞ!!」
ポンプの寿命が近づき、攻撃手段を失ったマリオ達はかぜくんを相手に手も足も出す事が出来ないでいた。
そんな時_____、北の方角からモンテ族の村長を乗せた綿毛が飛んできた。
「皆さん、コツを忘れちゃったんですか?」
「村長!」
上空から村長の声が聞こえた事で、マリオ達は驚きのリアクションを隠す事無く、村長の名前を呼んだ。
「風を相手にする時は、力任せにぶつかっちゃダメです。どこかに抜け道を見つける事です」
『風の抜け道って……、そんなのどこに……?』
村長からアドバイスを受けていた中____、かぜくんは自らに纏う風の力を強めていくと、竜巻へと姿を変えていった。
「お前らみんな………、粉々にしてくれるわ!!」
マリオ達の元へと突っ込んでくる竜巻と化したかぜくんを見て、🌸は突破口が浮かんだ。
『竜巻なら……、……っ!、竜巻の中心を抜ければいいんだよ!』
「抜けるったって……」
突破口を聞いたポンプは何度か咳き込んでから、マリオ達に声を掛けた。
〈"ターボノズル"なら……! わたくしの最後のチカラで……っ〉
「ダメですよ! これ以上、無理をしたら……!」
ヨッシーはポンプの体調面を気にしていたが、マリオと🌸はタンクに水が残っている事を確認して、決心が着いた。
『きっと、何とかなるよ!!』
「今はポンプを信じるしかない!行くぞ!!」
マリオは🌸とヨッシーを抱えた状態で、ポンプのレバーを引いた。
先程の様に別のノズルを出す事もなく、ポンプは"ターボノズル"に変形させた。
「ターボダーーッシュ!!!」
こちらに突っ込んでくるかぜくんの中心に狙い、マリオは後方に水を噴射させていく。勢いよく竜巻の中心を通っていくと、逆風によってかぜくんはダメージを受けていく。
マリオ達がかぜくんから抜けた時には、かぜくんは目を回してその場に倒れていた。
"ターボノズル"によって噴射された水が収まると、マリオ達は"コロナマウンテン"の入口前に着地した。
そしてこの場所にて、ドルピック島においてのマリオ達の最後の決闘 が繰り広げられるのであった_______。
・
◆名所紹介
・コロナマウンテン
ドルピックタウンに聳 え立つ活火山。普段は立ち入り禁止区域とされている。
◆敵キャラ紹介
・かぜくん
風が球体にした敵キャラ。ゲーム版では、隙を見つけると突撃してくる。
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"モンテのむら"から、風の流れを頼りにマリオ達はドルピックタウンへと戻ってきた。
だが、マリオ達の目には変わり果てた町の姿が映されていた。
キノじいの話通りに大雨が降った跡として______、
「ホントに水
『おかしいよ……、ここだけ大雨が降ってたなんて……』
「どういう事ですか?」
ドルピックタウンの水没を不審に思った🌸がそう言うと、近くに居たヨッシーが問いかけた。
『だって、"モンテのむら"は雨なんか降ってなかった。けど、ドルピックタウンだけ大雨が降って………もしかして、これも………』
「クッパJrって訳か?」
マリオの言葉を聞き、🌸は力強く首を縦に降った。
綿毛に乗ってドルピックタウンに近づいていくと____、太陽の門に立っていた小さな人影を発見した。
「よー! 久しぶりだなー!」
声の主がクッパJrだと分かると、マリオ達の表情は険しくなった。
風の流れでドルピックタウンまで導いてくれた綿毛を離し、マリオ達は家屋の屋根へと降り立った。
「クッパJr! これもお前の仕業か!」
マリオがクッパJrと対峙していた中_____、🌸はドルピックタウンの住人のモンテ族が自分達と同じく
『みんな、アイツがニセマリオの正体だよ!』
🌸は、モンテ族に聞こえるように声を張り上げ、太陽の門の上に立っていたクッパJrに向けて、指をさした。
「おれに化けて、この島を汚した真犯人だ!」
マリオは🌸の言葉の意図を直ぐ様、理解した。同じように声を上げて、モンテ族に自分達が濡れ衣を着せられていた事を訴えた。
「えーーっ!」
「なにーーーっ!?」
ドルピック島全体を巻き込んだラクガキ騒動の犯人が、自分達の目の前に居るカメ族の子供であったと知らされると、モンテ族は衝撃を隠せずに声を上げた。
『今度こそ逃がさないよ!』
「絶対に、とっ捕まえてやる!」
「ふんっ。えらっそうに……やれるもんなら、やってみろ!」
クッパJrから挑発されると、マリオはベルトを巻いてからポンプを装着し、絶対に逃がさないという意志を見せつけた。
「ポンプ! "ホバーノズル"で、クッパJrの所まで行くぞ!」
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体調の優れないポンプは"ホバーノズル"に変形させていくも、🌸はノズルの形に違和感を覚えた。
『あれ……? そのノズル、いつもと違う……』
🌸の呟きが聞く前にマリオはクッパJrの居る太陽の門へと向かっていくが_______、
_____、🌸の言葉通り、"ホバーノズル"ではなく、"ターボノズル"に設定されていた。
「……、って、これは"ターボノズル"だろー! "ホバーノズル"だよ!」
マリオが大声を上げてツッコミを入れるも、勢いよく水が噴射されていた事で停止する事が出来ず、壁にぶつかってようやくマリオの動きが止まった
〈あっ……、ホバー……ホバー……ほバー……、ざるホバ〜〜!〉
「それは、ザルそばだろ〜〜!」
『ポンプちゃん……、やっぱり………』
"ホバーノズル"に変形しようとするも、ポンプは自分の意思と関係なくボケを繰り出してしまった。
「調子がおかしくなってきたな。長く使い過ぎて、そろそろ寿命じゃないのか」
「ポンプ……、お前………っ」
ポンプを地面に降ろしたマリオは、🌸が"モンテのむら"から体調が優れないと話していた事と
〈わたしくナラ、まだダイジョビシャボーン!〉
「全然、大丈夫じゃないじゃん!」
心配かけまいと本人なりに正常に話したつもりであったポンプだが、口部分からシャボン玉を飛び出すボケを繰り出してしまったのであった。
「さぁて、そろそろ行くか……」
「やる気だな……こいっ!」
クッパJrが拳を構えたのを見て、マリオはポンプ無しで単身、挑もうと同じく拳を強く握って構えると______、クッパJrは体を反対方向に向けて、ドルピックタウンの中心部に位置する"コロナマウンテン"を目指して、雲に乗って飛んでいく。
「ご飯の時間だから行くわ」
「そっちかよーーっ!」
戦うと勘違いしたマリオは、クッパJrの行動にツッコミを入れつつも、"コロナマウンテン"の方角へと走り出していく。
「逃がさねぇぞー!」
「付き合えなくて悪ぃな。その代わり、お前らにお土産を置いてくぜ……、受け取れーー!!」
自分を追いかけてくるマリオ、
「待て! このやろー!」
「お前らの相手は、このおれだー!」
"コロナマウンテン"へと逃げ込んだクッパJrを追いかけようとしたマリオだが、かぜくんの風の力による妨害を受けて、先に進む事が出来ずにいた。
「てめー! 邪魔すんじゃねー!」
「かかってこいや! このおれが居る限り……、ここは通さんぞ!!」
ポンプの寿命が近づき、攻撃手段を失ったマリオ達はかぜくんを相手に手も足も出す事が出来ないでいた。
そんな時_____、北の方角からモンテ族の村長を乗せた綿毛が飛んできた。
「皆さん、コツを忘れちゃったんですか?」
「村長!」
上空から村長の声が聞こえた事で、マリオ達は驚きのリアクションを隠す事無く、村長の名前を呼んだ。
「風を相手にする時は、力任せにぶつかっちゃダメです。どこかに抜け道を見つける事です」
『風の抜け道って……、そんなのどこに……?』
村長からアドバイスを受けていた中____、かぜくんは自らに纏う風の力を強めていくと、竜巻へと姿を変えていった。
「お前らみんな………、粉々にしてくれるわ!!」
マリオ達の元へと突っ込んでくる竜巻と化したかぜくんを見て、🌸は突破口が浮かんだ。
『竜巻なら……、……っ!、竜巻の中心を抜ければいいんだよ!』
「抜けるったって……」
突破口を聞いたポンプは何度か咳き込んでから、マリオ達に声を掛けた。
〈"ターボノズル"なら……! わたくしの最後のチカラで……っ〉
「ダメですよ! これ以上、無理をしたら……!」
ヨッシーはポンプの体調面を気にしていたが、マリオと🌸はタンクに水が残っている事を確認して、決心が着いた。
『きっと、何とかなるよ!!』
「今はポンプを信じるしかない!行くぞ!!」
マリオは🌸とヨッシーを抱えた状態で、ポンプのレバーを引いた。
先程の様に別のノズルを出す事もなく、ポンプは"ターボノズル"に変形させた。
「ターボダーーッシュ!!!」
こちらに突っ込んでくるかぜくんの中心に狙い、マリオは後方に水を噴射させていく。勢いよく竜巻の中心を通っていくと、逆風によってかぜくんはダメージを受けていく。
マリオ達がかぜくんから抜けた時には、かぜくんは目を回してその場に倒れていた。
"ターボノズル"によって噴射された水が収まると、マリオ達は"コロナマウンテン"の入口前に着地した。
そしてこの場所にて、ドルピック島においてのマリオ達の最後の
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◆名所紹介
・コロナマウンテン
ドルピックタウンに
◆敵キャラ紹介
・かぜくん
風が球体にした敵キャラ。ゲーム版では、隙を見つけると突撃してくる。
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