スーパーマリオサンシャイン編
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モンテ族の行列を捌 き終えてから、ヨッシーはマリオとポンプからドルピック島で起きている事を聞いた。
「じゃあ……、その"シャイン"ってのを集めないと、マリオさん達は島から出られないんですね」
「そうそう。しかも、おれに似たラクガキ犯まで居るせいでさ……、何かあれば全部、おれのせいになるんだよ〜〜!」
「いきなり泣かないで下さいよ!」
ドルピック島に来てから散々な目に遭っていたマリオは突然と泣き始め、ヨッシーがツッコミを入れた。
「そういや、🌸の奴はどこいったんだ?」
"ヨッシーのジュース屋さん"を開店していた時は、店が繁盛していた為に🌸が居ない事をあまり気にしていなかった。
だが、こうして店を畳んだにも関わらず未だに🌸はマリオ達の元に来ていなかった。
〈ヨッシーさんが入ってたタマゴの殻 を持っていく所は見かけマシたよ〉
「え? わたしのタマゴの殻 なんて、どうしてそんなものを……?」
ヨッシーは自分が入っていたタマゴの殻 がいつの間にか無くなっていた事に気づいてはいたものの、大して気にする事では無かったのである。
「もしかして、さっきのお前みたいに閉じこもるんじゃねーか?」
マリオの言葉を聞いたヨッシーは、驚いた顔をしてから大きな声をあげた。
「はっ?! な、何でそんな事を……」
「あんな事言われたら、🌸だってタマゴの中の方が楽になるだろ。お前、結構な事も言ってたからな」
〈そういえば、そうでしたネ〉
マリオとポンプは、昼間の浜辺でヨッシーが🌸に言い放った言葉を順番に言い始めていく。
"🌸さんは、わたしの事なんか……っ、……もう愛想尽かしちゃって、マリオさんと一緒に居るんでしょ!?嫌いです!大嫌いです!!顔も見たくないですっ!!"
"わたしの純情を弄んで、そんなに楽しいですか!?"
"事実ですもん!わたし、絶対に謝りません!!"
"ほらー!やっぱりわたしの事なんか、もうどうでもいいんですよ!絶対、外に出てやるもんですか!!"
次第にヨッシーの顔は青ざめ、大量の汗をかき始める。あの時の自分は、本気でマリオと🌸への信用が底辺にまで達しており、カッとなって出た言葉もそれなりにあった。
だが、こうして誰かに言われて客観視すると、自分はとんでもない事を言っていたのだとヨッシーは気がついた。
「マ、マリオさん……っ、わ、わわ……、わたし、🌸さんに何て事を……!一体、どうすれば………!?」
「まずは謝りに行ってこいよ。あれから話してないんだろ?」
「けど……、わたしの話なんか聞いてくれるのか……、………」
大量の涙を流しながらマリオに助けを求めるヨッシーを見て、ポンプは昼間の🌸との会話の内容をヨッシーの助け舟として出した。
〈🌸さんが昼間にウソ泣きして話した事までは、ウソではないみたいデスよ〉
"わたしはヨッシーの事……、……っ、そんな風に思って、一緒に居た事なんて無いのにぃ………、うぅ……っ"
ポンプから🌸の言葉を聞き、ヨッシーは少しだけ泣き止んだ。しかし、🌸の話題を出して刺激すれば、また大泣きする事に変わりなかった。
「ほら、行ってこい」
「で、でも……、やっぱり心の準備が……」
ここまで来てまだ決心が付かず、優柔不断な様子を見せるヨッシーにマリオは苛立ちを覚え始めた。
「🌸にちゃんと謝んねぇと、今日の夕飯は抜き」
「行ってきまーーっす!!」
半分脅した形でマリオが言うと、ヨッシーは猛スピードで走り出して、ドルピックタウンで🌸を探し始める。
〈こんな時でも、食い意地は張るんデスね〉
「まぁいいじゃん」
・
ヨッシーはドルピックタウンの至る場所を探したが、🌸の姿は見つからなかった。
もしかすると、一人で島から脱出したのでは……と思った時に、浜辺を探していなかった事に気がつく。
浜辺に向かうと、緑色の斑点模様のタマゴを発見した。自分が常日頃から武器に使用している事もあり、ヨッシーはすぐにそれが分かったのだ。そして、
その近くには______、タマゴの上部の殻 を開けようとしている🌸の姿もある。
「🌸さーーん!!入っちゃダメーーッ!!」
腹から声を出しながら、ヨッシーは🌸の元へと猛ダッシュで向かっていく。その声は勿論、🌸の耳に届いており、驚いた顔をして振り向いたのが見えた。
『ヨッシー、どうしたの?』
「🌸さんに……、🌸さんに謝りたい事が………」
『別に気にしてないよ。わたし、これからこの中に………』
「イヤですっ!!」
殻 に手を伸ばそうとした🌸の体に、しがみつく形でヨッシーは抱きしめる。🌸が動こうにも、ヨッシーの力が強かった為、早々に諦めた。
『今日のヨッシーは、ワガママだね』
「ワガママでもいいですっ! わたしの話を聞いてくれるまで、ずーっとこうやってますから!!」
それは、ヨッシーにとってご褒美じゃないの?……、と🌸は思いつつも、その必死さに折れて話を聞く事にした。
「マリオさんとポンプから………、島で起きてる事は聞きました。マリオさんと🌸さんがラクガキ犯って勘違いされて、ホントのラクガキの犯人を追いかけてるって……、それとシャインを集めてる事も………」
ヨッシーは🌸の顔色を伺いながら、話を進めていく。🌸は今の所、口を挟む事はないものの無表情であった。
「わたし、昼間にニセモノのマリオさんに襲われて……、その時に、🌸さんはわたしに愛想尽かしたって言われて………、凄くショックを受けたんです。だから、あんな事を口走って……」
『わたしとマリオの言う事は信じなかったのに、やっぱりあいつの言う事は信じたんだ』
「うぅ……、は、はい。でも、🌸さんの事は嫌いじゃないです!大好きです!顔もずっと見ていたいです!!ずっとずっと一緒に居たいです!!なのに、🌸さんに酷い事を言ってしまって……本当にごめんなさいっ!!」
ヨッシーは最後に謝罪の言葉を述べてから、ゆっくりと🌸の顔を見た。好意を伝えられた事もあり、🌸は目を丸くさせて驚いていたが、そこに怒りは含まれていなかった。
『あのね、ヨッシー……わたし、ホントに気にしてないよ』
「で、でも! わたし、🌸さんに沢山酷い事を……!」
『そりゃ言われた時は嫌だったけど……、でもさ、ニセマリオに騙されてそうなっちゃった事でしょ? 多分、わたしも同じ感じで騙されたと思うから……それに、そんなに謝ってくれて嫌だって言う訳ないじゃん』
ちゃんと謝れるのは偉いよ、と🌸が言うとヨッシーはようやく緊張が解けた。もう一度、🌸の事を抱きしめようとしたが________、
『じゃあわたしは、この中で休んでるね』
「へっ?」
ヨッシーの腕からするりと抜けると、話を聞き終えたと判断して🌸はタマゴの中へと入ってしまった。
「えっ? 🌸さん、出てきて下さいよ!」
『このタマゴって快適だね〜。マリオ達がお店やってる間に中を改造して、部屋を作ってたんだよ』
「いや……、一緒に帰りましょう?」
『ヨッシー、先に帰ってていいよ。わたしはこの部屋を堪能して、満足したら宿に持ち帰るから』
ヨッシーがタマゴをこじ開けようにも、内側から鍵を掛けられる様に改造されていた。
「うわ〜〜ん! わたしの夕飯が〜〜〜!!」
『何で夕飯?』
🌸の笑い声とヨッシーの悲痛な叫び声が浜辺に響き、マリオとポンプが心配してやって来るのはまた別の話であった。
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モンテ族の行列を
「じゃあ……、その"シャイン"ってのを集めないと、マリオさん達は島から出られないんですね」
「そうそう。しかも、おれに似たラクガキ犯まで居るせいでさ……、何かあれば全部、おれのせいになるんだよ〜〜!」
「いきなり泣かないで下さいよ!」
ドルピック島に来てから散々な目に遭っていたマリオは突然と泣き始め、ヨッシーがツッコミを入れた。
「そういや、🌸の奴はどこいったんだ?」
"ヨッシーのジュース屋さん"を開店していた時は、店が繁盛していた為に🌸が居ない事をあまり気にしていなかった。
だが、こうして店を畳んだにも関わらず未だに🌸はマリオ達の元に来ていなかった。
〈ヨッシーさんが入ってたタマゴの
「え? わたしのタマゴの
ヨッシーは自分が入っていたタマゴの
「もしかして、さっきのお前みたいに閉じこもるんじゃねーか?」
マリオの言葉を聞いたヨッシーは、驚いた顔をしてから大きな声をあげた。
「はっ?! な、何でそんな事を……」
「あんな事言われたら、🌸だってタマゴの中の方が楽になるだろ。お前、結構な事も言ってたからな」
〈そういえば、そうでしたネ〉
マリオとポンプは、昼間の浜辺でヨッシーが🌸に言い放った言葉を順番に言い始めていく。
"🌸さんは、わたしの事なんか……っ、……もう愛想尽かしちゃって、マリオさんと一緒に居るんでしょ!?嫌いです!大嫌いです!!顔も見たくないですっ!!"
"わたしの純情を弄んで、そんなに楽しいですか!?"
"事実ですもん!わたし、絶対に謝りません!!"
"ほらー!やっぱりわたしの事なんか、もうどうでもいいんですよ!絶対、外に出てやるもんですか!!"
次第にヨッシーの顔は青ざめ、大量の汗をかき始める。あの時の自分は、本気でマリオと🌸への信用が底辺にまで達しており、カッとなって出た言葉もそれなりにあった。
だが、こうして誰かに言われて客観視すると、自分はとんでもない事を言っていたのだとヨッシーは気がついた。
「マ、マリオさん……っ、わ、わわ……、わたし、🌸さんに何て事を……!一体、どうすれば………!?」
「まずは謝りに行ってこいよ。あれから話してないんだろ?」
「けど……、わたしの話なんか聞いてくれるのか……、………」
大量の涙を流しながらマリオに助けを求めるヨッシーを見て、ポンプは昼間の🌸との会話の内容をヨッシーの助け舟として出した。
〈🌸さんが昼間にウソ泣きして話した事までは、ウソではないみたいデスよ〉
"わたしはヨッシーの事……、……っ、そんな風に思って、一緒に居た事なんて無いのにぃ………、うぅ……っ"
ポンプから🌸の言葉を聞き、ヨッシーは少しだけ泣き止んだ。しかし、🌸の話題を出して刺激すれば、また大泣きする事に変わりなかった。
「ほら、行ってこい」
「で、でも……、やっぱり心の準備が……」
ここまで来てまだ決心が付かず、優柔不断な様子を見せるヨッシーにマリオは苛立ちを覚え始めた。
「🌸にちゃんと謝んねぇと、今日の夕飯は抜き」
「行ってきまーーっす!!」
半分脅した形でマリオが言うと、ヨッシーは猛スピードで走り出して、ドルピックタウンで🌸を探し始める。
〈こんな時でも、食い意地は張るんデスね〉
「まぁいいじゃん」
・
ヨッシーはドルピックタウンの至る場所を探したが、🌸の姿は見つからなかった。
もしかすると、一人で島から脱出したのでは……と思った時に、浜辺を探していなかった事に気がつく。
浜辺に向かうと、緑色の斑点模様のタマゴを発見した。自分が常日頃から武器に使用している事もあり、ヨッシーはすぐにそれが分かったのだ。そして、
その近くには______、タマゴの上部の
「🌸さーーん!!入っちゃダメーーッ!!」
腹から声を出しながら、ヨッシーは🌸の元へと猛ダッシュで向かっていく。その声は勿論、🌸の耳に届いており、驚いた顔をして振り向いたのが見えた。
『ヨッシー、どうしたの?』
「🌸さんに……、🌸さんに謝りたい事が………」
『別に気にしてないよ。わたし、これからこの中に………』
「イヤですっ!!」
『今日のヨッシーは、ワガママだね』
「ワガママでもいいですっ! わたしの話を聞いてくれるまで、ずーっとこうやってますから!!」
それは、ヨッシーにとってご褒美じゃないの?……、と🌸は思いつつも、その必死さに折れて話を聞く事にした。
「マリオさんとポンプから………、島で起きてる事は聞きました。マリオさんと🌸さんがラクガキ犯って勘違いされて、ホントのラクガキの犯人を追いかけてるって……、それとシャインを集めてる事も………」
ヨッシーは🌸の顔色を伺いながら、話を進めていく。🌸は今の所、口を挟む事はないものの無表情であった。
「わたし、昼間にニセモノのマリオさんに襲われて……、その時に、🌸さんはわたしに愛想尽かしたって言われて………、凄くショックを受けたんです。だから、あんな事を口走って……」
『わたしとマリオの言う事は信じなかったのに、やっぱりあいつの言う事は信じたんだ』
「うぅ……、は、はい。でも、🌸さんの事は嫌いじゃないです!大好きです!顔もずっと見ていたいです!!ずっとずっと一緒に居たいです!!なのに、🌸さんに酷い事を言ってしまって……本当にごめんなさいっ!!」
ヨッシーは最後に謝罪の言葉を述べてから、ゆっくりと🌸の顔を見た。好意を伝えられた事もあり、🌸は目を丸くさせて驚いていたが、そこに怒りは含まれていなかった。
『あのね、ヨッシー……わたし、ホントに気にしてないよ』
「で、でも! わたし、🌸さんに沢山酷い事を……!」
『そりゃ言われた時は嫌だったけど……、でもさ、ニセマリオに騙されてそうなっちゃった事でしょ? 多分、わたしも同じ感じで騙されたと思うから……それに、そんなに謝ってくれて嫌だって言う訳ないじゃん』
ちゃんと謝れるのは偉いよ、と🌸が言うとヨッシーはようやく緊張が解けた。もう一度、🌸の事を抱きしめようとしたが________、
『じゃあわたしは、この中で休んでるね』
「へっ?」
ヨッシーの腕からするりと抜けると、話を聞き終えたと判断して🌸はタマゴの中へと入ってしまった。
「えっ? 🌸さん、出てきて下さいよ!」
『このタマゴって快適だね〜。マリオ達がお店やってる間に中を改造して、部屋を作ってたんだよ』
「いや……、一緒に帰りましょう?」
『ヨッシー、先に帰ってていいよ。わたしはこの部屋を堪能して、満足したら宿に持ち帰るから』
ヨッシーがタマゴをこじ開けようにも、内側から鍵を掛けられる様に改造されていた。
「うわ〜〜ん! わたしの夕飯が〜〜〜!!」
『何で夕飯?』
🌸の笑い声とヨッシーの悲痛な叫び声が浜辺に響き、マリオとポンプが心配してやって来るのはまた別の話であった。
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