スーパーマリオサンシャイン編
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
.
「遊んでないで、早くキレイにしてよねー」
「分かってるってば!」
倒れた現場だけ目撃したメスのモンテ族に遊んでいると勘違いされると再度、声を掛けられてしまうのであった。
「あぁ、もー……、ポンプが居ないと汚れも落ちないし、敵にもバカにされるし……🌸、が居ないからツッコミも入れてくれないし、敵も倒してくれないし。それよりもなにも………、……一人じゃ、なんか寂しいじゃん」
いつも隣に居て、決闘 のサポートを行ってくれていた🌸とポンプが居なくなった事で、マリオの心にはポッカリと穴が空いていた。
〈マリオさん!〉
その時、遠方から自分の呼ぶポンプの声が聞こえた。散歩から帰ってきたのかと少しだけ嬉しそうな表情をして振り返るも、ポンプの変わり果てた姿を見て、空いた口が塞がらなかった。
「どわーーっ!!だ、誰だお前!?」
〈ラクガキされちゃったんデスよー!〉
普段のポンプと違い、見るに堪えないラクガキを施された姿を見て、初めは別人かと疑ったマリオである。だが、ラクガキをされたと機械音声で伝えられると、ポンプ本人であると分かった。
「ラクガキ?誰に!?」
マリオがポンプにラクガキしたのが誰かと問いかけると____背後から、ニセマリオが姿を見せた。
「あーーっ!お前は!!」
ニセマリオの見てから、マリオは小脇に抱えられていた🌸の姿を捉えた。意識は無く、前髪にはマジックブラシの先端に付いてある絵の具が少量、付着されていた。
「てめー!🌸に何しやがった!」
〈ブラシで叩かれて、気絶してしまいマシた!〉
マリオが"ビアンコヒルズ"中の金 を探している間、昼寝を決め込もうとした🌸の前に現れたニセマリオは、不意打ちを仕掛けて気絶させたのであった。ニセマリオは、空いてある方の腕でポンプも小脇に抱えると、どこかへ走り出していく。
「待てーーっ!🌸とポンプを返せー!」
ニセマリオによって攫われた🌸とポンプを取り戻す為、マリオも跡を追いかけて走り出した。逃げ込んだ先が洞窟である事が分かると、マリオは薄暗い中を慎重に進んでいく。敵キャラに遭遇する事もなく、灯りが見えてきた。
出口だと思ったマリオは穴を抜けていくと_____そこには、見覚えのあるアスレチックステージが広がっていた。
"マリオ!このステージをクリアすれば、🌸とポンプは返してやる!"
「🌸!ポンプ!待ってろよー!すぐにお前らを助けてやるぜ!!」
〈マリオさん……!〉
伊達に何年もクッパに攫われたピーチ姫を救う冒険をしている事もあり、類まれなる運動神経でマリオは難なくいくつものアスレチック面を突破していく。
すると、ポンプの横で気絶していた🌸はアスレチックコースに挑戦しているマリオの足音で目を覚ました。ゆっくりと起き上がり、周囲を見渡すも頭は混乱していた。
『へっ?な、なにここ?』
「🌸!そっちに行くから、待ってろ!こんなコース、簡単にクリアしてやるからよー!」
『マリオ?何でアスレチックなんか……、って、あぁ!さっきはよくも……!』
隣にニセマリオが立っていたのが分かると、🌸は拳を握りしめて殴りかかろうとした時だった______ポンプがコース中に罠 がある事に気がついた。
〈マリオさん!そこにドロが!〉
ドロドロの汚れがコースの隅 に付着していた事をポンプが声を張り上げて、マリオに伝えた。
「大トロ?中トロ?」
『ドロだよーーっ!』
マリオのボケにツッコミを入れた🌸だが_____マリオは誤ってドロドロの汚れを踏んでしまった事で、足を滑らせた。
「うわあぁぁ〜〜〜っ!!」
途中で足場も見つからず、ポンプも装着していないマリオは為す術もなく、アスレチックコースから落下していった。
"早くもゲームオーバーかよ。口ほどにもない奴……"
大した事の無い罠に自ら引っかかり、自爆してしまったマリオを見下ろし、ニセマリオはそう吐き捨てた。だがその時_____隣に居た🌸とポンプが動き出した。
『マリオ!!』
〈マリオさん!!〉
落下して言ったマリオを追いかける様に、🌸とポンプはその場で大きくジャンプすると、自らアスレチックコースから落下していった。
"お前らも身投げって訳か。全く良いトリオだぜ"
・
自ら落下した🌸は、ポンプと共にマリオを追いかけていた。まだそこまで落下していない筈。こんな摩訶不思議な空間でも足場はあるに違いない……、けれど、それは🌸の希望的観測に過ぎない。
(お願い、マリオ……ッ、こんな所でゲームオーバーにならないでよ……っ、あんな偽者なんかに……、負けないでよ!)
ポンプを抱えて必死にマリオを探す🌸の目から涙が零れた。その涙も同じく落下していくと_____マリオの頬にポタリと落ちた。
「泣くなよ、🌸」
『えっ?』
🌸の目の前には、マリオの姿があった。正確には落下中のマリオであったが、それでも再会出来た事に喜び、🌸は涙を拭き取った。
『マリオッ、ポンプちゃんも居るから、コースに戻ろうっ』
「おうっ。お前らが体張ってくれたのを無駄に出来ねぇもんな」
🌸から手渡しをされ、マリオはポンプを装着した。レバーを引き、"ロケットノズル"を繰り出すとポンプは爆音を上げながら水を噴射して、上昇し始める。
『す、凄い……っ!』
「まだ終わりじゃねーぞ!!」
"ロケットノズル"の力により、マリオ達は奇跡的にコース外から復帰した。しかし、ゴール地点に居たはずのニセマリオもいつの間にか姿を消している。
『居なくなってる……』
〈逃げられた様デスね〉
「まっ、いいか。お前らが無事だったんだから」
ニセマリオは捕まえられなかったが、マリオにキラキラとした笑顔を向けられてポンプは思わず感激してしまうのであった。
〈そうデスよね。またコンビ復活できたんデスもんね。マリオさん………〉
「シャイン、ゲットしたからね」
〈そっちデスかーーっ!!〉
ゴール地点に残されていた"シャイン"を手にしたマリオを見て、ポンプの感動は見事にぶち壊されたのであった。
『良いコンビなんだが、そうじゃないのか……』
マリオとポンプの凸凹コンビを見ながら、🌸はすっかり涙が引っ込んでいたのである。
.
「遊んでないで、早くキレイにしてよねー」
「分かってるってば!」
倒れた現場だけ目撃したメスのモンテ族に遊んでいると勘違いされると再度、声を掛けられてしまうのであった。
「あぁ、もー……、ポンプが居ないと汚れも落ちないし、敵にもバカにされるし……🌸、が居ないからツッコミも入れてくれないし、敵も倒してくれないし。それよりもなにも………、……一人じゃ、なんか寂しいじゃん」
いつも隣に居て、
〈マリオさん!〉
その時、遠方から自分の呼ぶポンプの声が聞こえた。散歩から帰ってきたのかと少しだけ嬉しそうな表情をして振り返るも、ポンプの変わり果てた姿を見て、空いた口が塞がらなかった。
「どわーーっ!!だ、誰だお前!?」
〈ラクガキされちゃったんデスよー!〉
普段のポンプと違い、見るに堪えないラクガキを施された姿を見て、初めは別人かと疑ったマリオである。だが、ラクガキをされたと機械音声で伝えられると、ポンプ本人であると分かった。
「ラクガキ?誰に!?」
マリオがポンプにラクガキしたのが誰かと問いかけると____背後から、ニセマリオが姿を見せた。
「あーーっ!お前は!!」
ニセマリオの見てから、マリオは小脇に抱えられていた🌸の姿を捉えた。意識は無く、前髪にはマジックブラシの先端に付いてある絵の具が少量、付着されていた。
「てめー!🌸に何しやがった!」
〈ブラシで叩かれて、気絶してしまいマシた!〉
マリオが"ビアンコヒルズ"中の
「待てーーっ!🌸とポンプを返せー!」
ニセマリオによって攫われた🌸とポンプを取り戻す為、マリオも跡を追いかけて走り出した。逃げ込んだ先が洞窟である事が分かると、マリオは薄暗い中を慎重に進んでいく。敵キャラに遭遇する事もなく、灯りが見えてきた。
出口だと思ったマリオは穴を抜けていくと_____そこには、見覚えのあるアスレチックステージが広がっていた。
"マリオ!このステージをクリアすれば、🌸とポンプは返してやる!"
「🌸!ポンプ!待ってろよー!すぐにお前らを助けてやるぜ!!」
〈マリオさん……!〉
伊達に何年もクッパに攫われたピーチ姫を救う冒険をしている事もあり、類まれなる運動神経でマリオは難なくいくつものアスレチック面を突破していく。
すると、ポンプの横で気絶していた🌸はアスレチックコースに挑戦しているマリオの足音で目を覚ました。ゆっくりと起き上がり、周囲を見渡すも頭は混乱していた。
『へっ?な、なにここ?』
「🌸!そっちに行くから、待ってろ!こんなコース、簡単にクリアしてやるからよー!」
『マリオ?何でアスレチックなんか……、って、あぁ!さっきはよくも……!』
隣にニセマリオが立っていたのが分かると、🌸は拳を握りしめて殴りかかろうとした時だった______ポンプがコース中に
〈マリオさん!そこにドロが!〉
ドロドロの汚れがコースの
「大トロ?中トロ?」
『ドロだよーーっ!』
マリオのボケにツッコミを入れた🌸だが_____マリオは誤ってドロドロの汚れを踏んでしまった事で、足を滑らせた。
「うわあぁぁ〜〜〜っ!!」
途中で足場も見つからず、ポンプも装着していないマリオは為す術もなく、アスレチックコースから落下していった。
"早くもゲームオーバーかよ。口ほどにもない奴……"
大した事の無い罠に自ら引っかかり、自爆してしまったマリオを見下ろし、ニセマリオはそう吐き捨てた。だがその時_____隣に居た🌸とポンプが動き出した。
『マリオ!!』
〈マリオさん!!〉
落下して言ったマリオを追いかける様に、🌸とポンプはその場で大きくジャンプすると、自らアスレチックコースから落下していった。
"お前らも身投げって訳か。全く良いトリオだぜ"
・
自ら落下した🌸は、ポンプと共にマリオを追いかけていた。まだそこまで落下していない筈。こんな摩訶不思議な空間でも足場はあるに違いない……、けれど、それは🌸の希望的観測に過ぎない。
(お願い、マリオ……ッ、こんな所でゲームオーバーにならないでよ……っ、あんな偽者なんかに……、負けないでよ!)
ポンプを抱えて必死にマリオを探す🌸の目から涙が零れた。その涙も同じく落下していくと_____マリオの頬にポタリと落ちた。
「泣くなよ、🌸」
『えっ?』
🌸の目の前には、マリオの姿があった。正確には落下中のマリオであったが、それでも再会出来た事に喜び、🌸は涙を拭き取った。
『マリオッ、ポンプちゃんも居るから、コースに戻ろうっ』
「おうっ。お前らが体張ってくれたのを無駄に出来ねぇもんな」
🌸から手渡しをされ、マリオはポンプを装着した。レバーを引き、"ロケットノズル"を繰り出すとポンプは爆音を上げながら水を噴射して、上昇し始める。
『す、凄い……っ!』
「まだ終わりじゃねーぞ!!」
"ロケットノズル"の力により、マリオ達は奇跡的にコース外から復帰した。しかし、ゴール地点に居たはずのニセマリオもいつの間にか姿を消している。
『居なくなってる……』
〈逃げられた様デスね〉
「まっ、いいか。お前らが無事だったんだから」
ニセマリオは捕まえられなかったが、マリオにキラキラとした笑顔を向けられてポンプは思わず感激してしまうのであった。
〈そうデスよね。またコンビ復活できたんデスもんね。マリオさん………〉
「シャイン、ゲットしたからね」
〈そっちデスかーーっ!!〉
ゴール地点に残されていた"シャイン"を手にしたマリオを見て、ポンプの感動は見事にぶち壊されたのであった。
『良いコンビなんだが、そうじゃないのか……』
マリオとポンプの凸凹コンビを見ながら、🌸はすっかり涙が引っ込んでいたのである。
.