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ドルピック島を汚したマリオと瓜二つの人物、ニセマリオを捕まえる為・シャインを集まる為にマリオと🌸は、ドルピックタウンに飛び散っていた汚れを朝から取り除いていた。





「二人共、大変だよー！ 町の広場が……！」
『あれ、どうしたんだろう……？』


そんな中、慌てた様子のモンテ族の少年が掃除をしている二人を呼びかけた。


「"風呂場"がどうしたって？」
「"広場"だよー！ 早く来て！ 大変なんだから！」


マリオがボケをかますも、モンテ族の少年はすぐにツッコミを終えて、ドルピックタウンの広場に来て欲しいと伝える。



二人は掃除を中断し、言われた通りに広場に向かっていくと_____、ピーチ姫とキノじいの姿が見えた。


「マリオ殿！ 🌸殿！」
「広場の地面が、さっきから揺れてるの！」
『じ、地震？』


突如、ドルピック島全体に地震が発生し、揺れ始めていたのである。家屋などに被害は見られなかったが、広場の中央には揺れと共に巨大な石像が現れていた。


「こ、これは……」
〈なんデスか？〉
『モンテ族の銅像……？』


マリオ、🌸、ポンプが目にしたのは_____、マントを装着し、シャインをメダルの様にして首元に掛けていた巨大なモンテ族の石像であった。


「大王様の像だーーっ！」
「大王様が復活したぞーー！」


モンテ族の住人達は、広場の中央に大王像が出現したのを復活したと言い換え、歓喜の声を上げ始めた。


「きっと、マリオがドロドロの怪物（モンスター）を倒したから出現したんだよ」
「なるほど……、それで、おれの像も作ってくれたのか？」
『へ？』


モンテ族の少年に話しかけられ、マリオは笑みを浮かべて石像を見上げていた。


「そんなのあったっけ？」
「ほら、大王の頭上で大きな筆を持って……」


🌸も同じように石像を見上げると_____、巨大像の頭部に、武器である"マジックブラシ"を手にしてマリオ達を見下ろしていたニセマリオの姿があった。


〈違いマスよ、マリオさん……あれは……っ！〉


ポンプは誰よりも早く異変に気づいたが、それより前に____、ニセマリオは石像から飛び降りた。


地面に着地すると、目の前に居たピーチ姫の体を担ぐ形に腕を持ち上げると、そのまま連れ去っていく。


「きゃぁーーーっ！！」
『ピーチ姫！』


目の前でニセマリオによって連れ去られて行くピーチ姫を見て、🌸は声を上げた。


「すっげー、おれの像って動くんだー」
〈いつまで寝ぼけてんデスかー！〉
『ピーチ姫が攫わられたってのにーー！』


自分の石像が動いたと勘違いし、喜んでいたマリオに🌸とポンプは蹴りとツッコミを入れた。


「マリオ殿！ 🌸殿！ 早くピーチ姫を……！」


キノじいも主君であるピーチ姫が連れ去られた事で焦り始め、マリオと🌸に助けを求めた。



"ドルピックニュース キノコ王国のピーチ姫が誘拐された模様。犯人は………"



「おー、ニュースも流れてるぞ」
「いいから、早く追いかけて下され！」


キノじいにツッコミを入れられた事で、マリオはボケをかますのを止めると、ポンプを装着し始めていく。


「よしっ……、🌸、ポンプ。行くぞっ！」
『うん！』





マリオと🌸はニセマリオが逃げていった道を辿っていく。

すると遠方に、ピーチ姫とニセマリオの影が見えてきた。


「待てーーっ！ピーチ姫を返せーー！！」
『逃がさないぞ〜〜っ！』


ニセマリオはピーチ姫を担いで逃げながら、後ろから迫ってくるマリオと🌸の姿を横目で確認した。


"ふん。お前らの足で、このおれに追いつけるもんか"
〈マリオさん。水をかければ、アイツを足止め出来マスよ〉
「そうか……、よーし、放水だっ！」


マリオはレバーを動かし、ポンプの口をニセマリオに定めると水が噴射された。


狙い通りにニセマリオの居た場所に水が当たっており、マリオは「やった！」と声をあげた。それとは対称的に____、🌸とポンプは、水が当たった場所に気がつくと汗を垂らした。


〈見事に命中してマス……、ただ………〉
『ピーチ姫に当たっちゃってるよ〜……』


ニセマリオに狙って放水した筈だったが、ニセマリオが上手く回避していた為に全てピーチ姫にかけられていた。


「マリオ〜〜ッ」


ピーチ姫も自身の顔面に水をかけられた事でマリオに対して、囚われの身にも関わらず苛立ちを見せていた。



マリオと🌸から逃げていたニセマリオであったが突然、マジックブラシを取り出すと立ち止まった。

筆の先端には絵の具が付いており、地面になぞる様に汚れを付着させていく。


「アイツ、またドロドロの汚れを……！」


自分達が掃除してキレイにした道路が再び汚され、マリオは怒りを見せた。ニセマリオを追いかけようとするも、ドロドロとした汚れに足を取られ、思うように進めずにいた。


「どわ〜〜っ！ 滑る〜〜っ！」

『わわっ、滑って前に進めない〜〜っ』


すると今度は、ドロドロとした汚れの中から敵キャラのプチプチが数匹現れた。マリオと🌸に気がつくと、プチプチ達は突進しながら攻撃を仕掛けてきた、




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