スーパーマリオサンシャイン編

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マリオは搭乗してすぐに眠りにつき、夢を見ていた。背中に何かを背負っており、リュックサックかと思って振り返ると_____ポンプの様な見た事もない機械を装着しており、マリオは声を上げた。


「な、何これ!? 飛行機に乗ってた筈なのに…….、なんでおれ、こんな………、ん?!」


周囲を見渡すと、真っ白な空間であった。そして前方から物音が聞こえてくると_____ボスパックンがマリオを狙い、大きな口を開けて迫ってきていたのである。


「んわ〜〜〜っ! 何だお前!? どうすりゃいいんだよ〜〜〜っ!!」


訳も分からず逃げていたマリオだが、行き止まりになった事でボスパックンに追い詰められてしまった。

ガムシャラにポンプの腕部分となるレバーを押すと、口部分から勢いよく水が噴射された。


「へっ!?」


噴射された水がかかり、ボスパックンはダメージを受けるとマリオの前から姿を消してしまった。


「た、倒したの……? このポンプで?」


相変わらず状況が理解出来ずに居たマリオだが、今度は_____、装着していたポンプのサイズが大きくなり始めていく。

マリオの身長よりも大きなサイズになると、マリオは下敷きになって押し潰されていた。


「重い! 重いよ〜〜〜っ!!………、」










「重い……、重いよ………、……っ?!」


目が覚めたマリオは、いつの間にかシートベルトが外された状態でうつ伏せになって倒れていた。


「目が覚めたのね、マリオ。飛行機に乗ったらすぐに寝ちゃうし」


マリオが意識を取り戻した事に気がついたピーチ姫が、シート越しに声を掛けた。


「変な夢で、まだ体が重くて………」


夢から覚めたにも関わらず、マリオの背中の上には何かが乗っていたせいで、重みを感じたままであった。


「だって、いっぱい乗っかってるんだもん」
『聞いてた話と違う………』


汗を垂らして困った様子のピーチ姫と🌸が指していた箇所をマリオも見上げる形で顔を上げると______大量の荷物を抱えて眠っているルイージとヨッシーが居た。



「な゛〜〜〜〜っ!!」



ルイージとヨッシーの姿を捉えたマリオは、飛行機内で大声をあげると、勢いよく体を起こした


「何しとんじゃ! お前らーーー!!」


眠っているルイージとヨッシーを叩き起こすと、マリオは怒りながら投げ飛ばしていく。

ようやく目を覚ました二人は、目の前で怒りの表情を浮かべるマリオを見て、笑顔を浮かべながらも表情は良くなかった。


「そうか、ホントはお前らも行きたくて………、せっかくのバカンスなのに………っ」


ルイージが考えたのは、三人に見つからない様にこっそりと飛行機に乗り込み、キノコ王国に戻れない状況を作る事であった。

そうなれば、無理やり引き返す事も出来ずに、ルイージとヨッシーもバカンスに参加出来るからであった。


「この際、みんなでパーっと楽しみましょう!」


マリオは怒り、🌸とピーチ姫が困惑して沈黙と化した機内で、ヨッシーが場を盛り上げようとしたが______、マリオの怒りを募らせただけであった。


「いやじゃーーーっ!!」
「マリオさん、そんな………!」


どこからか斧を取り出すと、怒りのままにマリオは振り下ろした。


誰にも当たる事はなかったが、その代わりに飛行機内からガガガッ……、と金属音が響いた。


「ピーチ姫とバカンス楽しむんだもんねーーっ!!」


見事に飛行機を一刀両断してしまうと_____、マリオ・ピーチ姫・🌸、ルイージ・ヨッシーとグループに別れていた。


飛行機の後方に居たルイージとヨッシーは悲鳴を上げながら、海へと真っ逆さまに落ちていく。


『えぇ…………』
「ざまぁみろってんだ」


マリオの行動に引いていた🌸であったが_____、自分達が居る飛行機の前方部分もエンジンが故障していた為に、高度が下がり始めていた。


「でもマリオ………このままじゃ、わたし達も落ちちゃうわよ〜〜〜!!」
「任せて下さい。おれ、バタ足得意ですから」
「良かった、それなら安心ね………、って、んな訳ないでしょーーっ!!」


ピーチ姫の叫び声が響く中、故障した飛行機は目的地の南国ではなく______、キノコ王国から遠く離れた同じくリゾート地である"ドルピック島"へと不時着した。



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