ヨッシーストーリー編
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伝説の勇者、くろヨッシーとしろヨッシーの助力により、T.C.Y はパワーアップを施されたのであった。
ベビークッパ城の再突入を控えた前日という事もあり、マリオ達は戦いに備えて早い時間に就寝した。
その頃______、近くの岩場の影には皆が就寝したのを見計らい、移動していた🌸とみどりヨッシーの姿が見えた。
『この時間なら、みんな起きてこないから二人きりで話せるよ』
「うん、ありがとう……、なんか初めて会った日と似てますね」
ほら、お月様も満月……、と、みどりヨッシーは夜空に浮かんでいる満月を指していた。
『ホントだ……、みどりもあの時より成長したよね』
「そ、そうかな? ぼくはあんまり分かんないけど……🌸さんがそう言うなら、そうかも」
🌸に褒められた事で、みどりヨッシーは分かりやすく照れている。それを微笑ましく見た🌸は口を開いた。
『それで、みどり。話したい事って何?』
みどりヨッシーからでなく、🌸の方から本題に付いて触れてきた。みどりヨッシーは緊張しつつも、🌸の目を見ながら話し始める。
「🌸さんの、好きな人のお話を聞きたいんです」
『好きな人……、それって、ヨッシーの事?』
すぐにヨッシーの名前が出てくると、みどりヨッシーは「やっぱり」と思う反面_____、どこか嬉しそうであった。
『ヨッシーと会ったのは、ヨッシーアイランドじゃなくて……、ヨースター島って所なの。ピーチ姫ってお姫様が悪者に誘拐されて、助けに行こうとした時に初めて会ったんだ』
ヨースター島でのバカンスを楽しむ筈が、クッパに攫われたピーチ姫を助ける為に中断されたのは🌸にとっては苦い思い出の一つであった。
『わたしが、ヨッシーの事を"可愛い"って言ったら、女の子に言われ慣れてないってデレデレになって、それで好きになったって言ってたなぁ』
1面-2の自分の何気ない行動から、ヨッシーが🌸に対してデレデレの様子を見せ始め、出会ってすぐに一方的に告白されたのも今では懐かしいものであった。
(……、ぼくも初めて会った時に、可愛いって言われて抱きしめられたっけなぁ………、ヨッシーさんも同じだったんだ)
「🌸さんもヨッシーさんのこと、好き?」
『……、うん。好きだよ』
みだりヨッシーの質問に対して、笑みを崩さずに答えた。
『ちょっと前の冒険で、わたし………、死にかけた事があったらしくて。その時にヨッシーがわたしの仇を取る為に、必死の思いで敵と戦って……わたしともう一回会いたいってお願いをしたら………、わたし、息を吹き返したんだって』
2面での出来事は、🌸自身も記憶が朧気 だった為に、曖昧な物言いでの説明となっていた。
『初めの頃は、何でこんなに好き好き言ってくるんだろうって思う時はあったけど……、それでも、こんなにわたしの事を想ってくれる人なんて今までに会った事ないなぁ、って思ったの。根負けした……、って言われるかもしれないけど、自分でも気づかない内に、ヨッシーの事が気になっていたんだよ。死にかけた時にハッキリしたのかな……、わたし、もっとヨッシーの事を知りたい。一緒に居たいって思ってるんだって』
🌸のヨッシーへの思いを聞いたみどりヨッシーは、🌸の近くへと寄り添っていく。
「ぼくね、🌸さんの事が好きだったんですよ」
みどりヨッシーはいつもと同じ調子で話し出した。🌸は目を少し丸くさせるも、驚く様子を見せずに話を聞き続ける。
「でも、それはヨッシーさんみたいな恋心じゃなくて……、お母さんとして、好きだったんだって。前にマリオさんがお父さん、🌸さんがお母さんってマリオさんに怒っちゃった時……、ぼく、他のちびヨッシー達よりも親が欲しいって思ってたのかもしれないんです」
みどりヨッシーは以前、"父の日、母の日感謝の会"でマリオに言われた事を思い出す。
"🌸は、好きな奴が居るんだ。お前らの母さんには、なれねぇよ"
「マリオさんには、ああ言われたけど………、ぼくのお母さんは🌸さんです。勿論、お父さんはマリオさんですよ。ぼくのしあわせは……、島が元に戻る事も勿論だけど、🌸さんとヨッシーさんがこれからも仲良く居てくれる事もあるんだって……、今の話を聞いて確信しました」
🌸は、みどりヨッシーの横顔を見た。よくある失恋して泣きながら自分の思いを話している姿など微塵 もなく、純粋に🌸とヨッシーの仲を応援しており、笑顔を浮かべながら話していたのであった。
『みどり……、話してくれてありがとう』
「ぼく、ずっと親欲しさを恋心だと思って、ぐちゃぐちゃになってたんです……でも、みずいろが一緒に考えてくれて、🌸さんにこうやって話してくれる勇気までくれました……、🌸さんに全部言えたから、ぼくスッキリしました。けど、🌸さんが迷惑だったなら……、ごめんなさい」
みどりヨッシーが頭を下げ、謝罪の言葉を述べていると_____🌸は、みどりヨッシーの頭を優しく撫でた。
『ううん、迷惑じゃないよ。それに、自分の気持ちを誰かに話すって、とても大変で勇気がいるの。みずいろと一緒に考えて、こうやってわたしに全部話してくれたんでしょ?みどりは偉いよ?』
それを聞いたみどりヨッシーは、フフッと笑うと笑顔を見せた。
「ありがとう」
『……、明日は、いよいよ決戦だね。そろそろ寝ようか』
「うん」
明日に備え、二人きりの話し合いはお開きとなった。目指すは"スーパーしあわせのツリー"の奪還。🌸とみどりヨッシーは目を閉じて、就寝していくのであった。
みどりヨッシーは、自分のしあわせが何かを分かったのだった。
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伝説の勇者、くろヨッシーとしろヨッシーの助力により、
ベビークッパ城の再突入を控えた前日という事もあり、マリオ達は戦いに備えて早い時間に就寝した。
その頃______、近くの岩場の影には皆が就寝したのを見計らい、移動していた🌸とみどりヨッシーの姿が見えた。
『この時間なら、みんな起きてこないから二人きりで話せるよ』
「うん、ありがとう……、なんか初めて会った日と似てますね」
ほら、お月様も満月……、と、みどりヨッシーは夜空に浮かんでいる満月を指していた。
『ホントだ……、みどりもあの時より成長したよね』
「そ、そうかな? ぼくはあんまり分かんないけど……🌸さんがそう言うなら、そうかも」
🌸に褒められた事で、みどりヨッシーは分かりやすく照れている。それを微笑ましく見た🌸は口を開いた。
『それで、みどり。話したい事って何?』
みどりヨッシーからでなく、🌸の方から本題に付いて触れてきた。みどりヨッシーは緊張しつつも、🌸の目を見ながら話し始める。
「🌸さんの、好きな人のお話を聞きたいんです」
『好きな人……、それって、ヨッシーの事?』
すぐにヨッシーの名前が出てくると、みどりヨッシーは「やっぱり」と思う反面_____、どこか嬉しそうであった。
『ヨッシーと会ったのは、ヨッシーアイランドじゃなくて……、ヨースター島って所なの。ピーチ姫ってお姫様が悪者に誘拐されて、助けに行こうとした時に初めて会ったんだ』
ヨースター島でのバカンスを楽しむ筈が、クッパに攫われたピーチ姫を助ける為に中断されたのは🌸にとっては苦い思い出の一つであった。
『わたしが、ヨッシーの事を"可愛い"って言ったら、女の子に言われ慣れてないってデレデレになって、それで好きになったって言ってたなぁ』
1面-2の自分の何気ない行動から、ヨッシーが🌸に対してデレデレの様子を見せ始め、出会ってすぐに一方的に告白されたのも今では懐かしいものであった。
(……、ぼくも初めて会った時に、可愛いって言われて抱きしめられたっけなぁ………、ヨッシーさんも同じだったんだ)
「🌸さんもヨッシーさんのこと、好き?」
『……、うん。好きだよ』
みだりヨッシーの質問に対して、笑みを崩さずに答えた。
『ちょっと前の冒険で、わたし………、死にかけた事があったらしくて。その時にヨッシーがわたしの仇を取る為に、必死の思いで敵と戦って……わたしともう一回会いたいってお願いをしたら………、わたし、息を吹き返したんだって』
2面での出来事は、🌸自身も記憶が
『初めの頃は、何でこんなに好き好き言ってくるんだろうって思う時はあったけど……、それでも、こんなにわたしの事を想ってくれる人なんて今までに会った事ないなぁ、って思ったの。根負けした……、って言われるかもしれないけど、自分でも気づかない内に、ヨッシーの事が気になっていたんだよ。死にかけた時にハッキリしたのかな……、わたし、もっとヨッシーの事を知りたい。一緒に居たいって思ってるんだって』
🌸のヨッシーへの思いを聞いたみどりヨッシーは、🌸の近くへと寄り添っていく。
「ぼくね、🌸さんの事が好きだったんですよ」
みどりヨッシーはいつもと同じ調子で話し出した。🌸は目を少し丸くさせるも、驚く様子を見せずに話を聞き続ける。
「でも、それはヨッシーさんみたいな恋心じゃなくて……、お母さんとして、好きだったんだって。前にマリオさんがお父さん、🌸さんがお母さんってマリオさんに怒っちゃった時……、ぼく、他のちびヨッシー達よりも親が欲しいって思ってたのかもしれないんです」
みどりヨッシーは以前、"父の日、母の日感謝の会"でマリオに言われた事を思い出す。
"🌸は、好きな奴が居るんだ。お前らの母さんには、なれねぇよ"
「マリオさんには、ああ言われたけど………、ぼくのお母さんは🌸さんです。勿論、お父さんはマリオさんですよ。ぼくのしあわせは……、島が元に戻る事も勿論だけど、🌸さんとヨッシーさんがこれからも仲良く居てくれる事もあるんだって……、今の話を聞いて確信しました」
🌸は、みどりヨッシーの横顔を見た。よくある失恋して泣きながら自分の思いを話している姿など
『みどり……、話してくれてありがとう』
「ぼく、ずっと親欲しさを恋心だと思って、ぐちゃぐちゃになってたんです……でも、みずいろが一緒に考えてくれて、🌸さんにこうやって話してくれる勇気までくれました……、🌸さんに全部言えたから、ぼくスッキリしました。けど、🌸さんが迷惑だったなら……、ごめんなさい」
みどりヨッシーが頭を下げ、謝罪の言葉を述べていると_____🌸は、みどりヨッシーの頭を優しく撫でた。
『ううん、迷惑じゃないよ。それに、自分の気持ちを誰かに話すって、とても大変で勇気がいるの。みずいろと一緒に考えて、こうやってわたしに全部話してくれたんでしょ?みどりは偉いよ?』
それを聞いたみどりヨッシーは、フフッと笑うと笑顔を見せた。
「ありがとう」
『……、明日は、いよいよ決戦だね。そろそろ寝ようか』
「うん」
明日に備え、二人きりの話し合いはお開きとなった。目指すは"スーパーしあわせのツリー"の奪還。🌸とみどりヨッシーは目を閉じて、就寝していくのであった。
みどりヨッシーは、自分のしあわせが何かを分かったのだった。
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