ヨッシーストーリー編

夢小説設定

本棚全体の夢小説設定
あなたの名前

.



ベビークッパ城に乗り込んだマリオ達であったが、にゅうどうの攻撃を受けて一撃でやられてしまい、城の外へと放り出されてしまったのだ。





「くそ〜〜っ、悔しいなぁ……もう一度、挑戦しよう!」
「無理だよ。たった一撃で、ぼく達吹き飛ばされたんだもん」

悔しさから、にゅうどうとの再戦を希望するあかヨッシーだが、みずいろヨッシーをはじめ、他のちびヨッシー達はは力の差を思い知らされた事で意気消沈していた。

「簡単な事じゃ。おちびさん達が、強くなればいいんじゃよ」
「ドラゴンのおっさ〜ん、強くなれないから困ってんじゃん」

ドラゴンがいつもと変わらないのんびりな口調で言うも、あかヨッシーは呑気な発言と捉えて困っている様子を見せた。

「わしに任せてとけ。良い所に連れてってやるわい」
「そこへ行けば、強くなれるの?」
「多分な」

にわかに信じ難い話であったが、ベビークッパを倒す為の力を得る為にマリオ達はドラゴンの背中に乗った。
空を飛んでいくと、クッパ城が遠くなっていき、雲海を通っていく。

「さぁ、着いたぞ」

雲海を抜けると____、人気のない神社に到着した。何事かと思ったマリオ達だが、今の時期が初詣である事を思い出した。

「神頼みかよ〜〜〜っ!、……、ま、いいか。次行こうぜ」
賽銭さいせん箱は置いてけよ」
『バチ当たるぞ〜〜っ』

ちびヨッシー達がお参りを終えてから、マリオが賽銭さいせん箱ごと持ち出していくのを見て、ドラゴンと🌸がツッコミを入れた。

「初詣も済んだ事だし、次はホントに良い所へ案内するぞ」
「今度は、どこへ行くの?」
「しろヨッシーとくろヨッシーの所じゃよ」

ドラゴンのその一言で、T.C.Yチームちびヨッシーズは歓喜の声を上げると、興奮が収まらない様子で話し出した。

「伝説のスーパーヨッシーだ!!」
「またくろヨッシー達に会えるよっ!!」

それを見ていたマリオと🌸は、以前自分達がその二匹に変装していた事を思い出し、興奮が冷めやらないちびヨッシー達に隠れて汗を垂らした。

「ホ、ホントに居たのね……」
『伝説って言ってたから、居ないと思ってたよね……』
「見えてきたぞ。あの山にスーパーヨッシーが居るのじゃ」

雲海を抜けていくと_____、巨大な白いタマゴと黒いタマゴが目印に設置されていた山が見えてきた。

「おーい、お客さんを連れてきたぞーー!」
「いよいよ、カッコイイヒーローに会える……!」

T.C.Yチームちびヨッシーズの面々が目を輝かせながら、憧れのヒーローの登場を待ちわびていた。ドラゴンが慣れた様子で声を掛けると_____正月休みを取り、炬燵こたつでゴロゴロと寝そべり、だらしない格好で居たくろヨッシーとしろヨッシーの姿があった。

「あ〜〜ん……、何か用?………、っ!?、いけねぇ、みんなに見られてる!」
「いま、片付けますからねーー!」

突然の来訪者に自分達のオフの姿を見られ、二匹はすぐに片付けを始めていく。

「カッコイイヒーローが……」
『今は正月休みだものね』

幼いT.C.Yチームちびヨッシーズの面々は、憧れのヒーローの面影が無かった事に少しだけ失望してしまった。

それに対して、🌸は休みを過ごしたい二匹の気持ちは痛いほどに分かる為、逆に共感していたのであった。









マントを装着し、キリッとした顔を作ってきたくろヨッシーとしろヨッシーがマリオ達の前に現れた。

「……、で、どういう用なんですか?」
「実はな、このおちびさん達を強くしてもらいたいんじゃ」

顔見知りのドラゴンの頼みを聞いた二匹であるが、すぐに答えは出ずに険しい表情で互いの顔を見た。

「う〜〜ん………」
「急にそんな事は、無理だよなぁ」

長期的な訓練なら二人も承諾したが、短期間での特訓で飛躍的にパワーアップするなど、伝説の勇者である二匹からしたら至難の業であったのだ。

「お願いです!」
「"スーパーしあわせのツリー"を取り戻す為に、強くなりたいんだ!」
「だから、急に強くしろったって無理なの!」

みどりヨッシーとあかヨッシーが懇願するも、現実的な観点からくろヨッシーが反論する。
それを見たマリオは、ある物を持って来ると、くろヨッシーの前に現れた。

「お賽銭さいせんあげるから」
「よし、引き受けよう!」
『持ってきたんかいっ! そしてチョロッ!』

賽銭さいせん箱を無断で持ってきたマリオと金で簡単に依頼を引き受けたくろヨッシーに対して、🌸はツッコミを入れた。



.
26/35ページ
like♡