ヨッシーストーリー編
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「え……っ、す、好きな人………?」
マリオから聞かされた事実に、みどりヨッシーは目を丸くさせていた。
「えーー! そうなのっ!? 🌸、好きな人居たんだーー!」
「初めて知ったです〜〜っ!」
「どんな奴だよ。🌸の好きな奴って」
みどりヨッシーが目を丸くさせていた中、ピンクヨッシー、きいろヨッシー、あかヨッシーは🌸が好意を持っている相手が誰なのかと気になっている様子であった。
『ヨッシーだよ』
「え、おれ達?」
『そうじゃなくて! ちびちゃん達と別の……、大人のヨッシー」
🌸は言葉を濁 す事無く、ちびヨッシー達に好意を持っている相手の名前を伝えた。
「だから、おれがお父さんにもお母さんにもなれるから大歓迎って訳だぜ」
「プレゼントが欲しいだけだろ」
笑顔を浮かべたマリオに、あおヨッシーがツッコミを入れた。
ただ一人、輪の中に入れず硬直していたみどりヨッシーに気がついたみずいろヨッシーは眉を下げて、傍に駆け寄った。
「リーダー、大丈夫?」
「へっ!?」
みずいろヨッシーが近づいていた事も気がつかず、声を掛けられた事でみどりヨッシーはビクッと肩を震わせた。自分の事を心配して声を掛けてきたのがすぐに分かり、みどりヨッシーは何か話さなければと口を開く。
「ぼ、ぼく……、……、もー! マリオさんが変な事言うから、つい本気になっちゃったじゃないですかー!」
「何でおれのせいだよ!」
みどりヨッシーが声を上げた原因がマリオに責任転嫁され、マリオ本人も自分のせいにされた事に黙っていられず、ツッコミを入れた。
「リーダーってば、真面目なんだから。🌸も後で話聞かせてよ。あたしの恋人探しの参考にしたいからさ」
『良いけど、参考になるかな……』
🌸本人もマリオの口から、ヨッシーの事をカミングアウトされるとは思っておらず、内心は驚いていた。それでも、表面上は穏やかな雰囲気で場が締められた為、必要以上に気にする事はしなかった。
・
「リーダー、🌸のこと好きなの?」
夕飯を食べてから、あおヨッシーに言われた言葉にみどりヨッシーは即座に反応出来なかった。
「はっ!? な、何で急にそんな………」
「リーダーだけ本気になってたじゃん」
「それはマリオさんが、あんな事言うからビックリしちゃって………」
昼間の出来事を掘り返されたが、みどりヨッシーとしては出来ればその話題には触れてほしくないのが本音であった。だが、あかヨッシーみたいにハチマキを巻いている訳でもない為、それがあおヨッシーに伝わる事はない。
「別にいいけどさ、おれには関係ねーし」
それだけ言い残し、あおヨッシーはみどりヨッシーから離れていく。
(好きなんて……、そんなの、ぼくにも分かんないよ)
今ではマリオ達や他のちびヨッシー達と冒険をしているみどりヨッシーだが、それでもまだ幼い子供である。ましてや産まれたばかりで、色々な感情が湧いてきてもそれを整理する事すら難しい。
一人で考えても答えが見つからないと思い、みどりヨッシーは静かに本を読んでいるみずいろヨッシーの元へと向かっていく。
「みずいろ……、き、聞きたい事があるんだけど」
「リーダー?何が聞きたいの?」
みずいろヨッシーは本を閉じて、みどりヨッシーに視線を向けた。
「好きになるって、何なの?」
子供故に嘘偽りなく、自分の悩みをみずいろヨッシーに告げた。みずいろヨッシーは頭を唸らせて考えたものの、明確な答えが浮かばなかった。
「うーん……そうだね。正直、ぼくもまだ分からない事ではあるんだよね」
「そ、そっか………」
みずいろにも分からない事はあるのか……、とみどりヨッシーが分かりやすくしょんぼりとしたのを見て、みずいろヨッシーは少し考えてから、口を開いた。
「何でそれを考え始めたの?」
「あおに言われたんだよ。🌸さんの事が好きなんじゃないかって」
「リーダーは、🌸さんの事は好き?」
「ぼくもよく分かんないけど………、でも、リーダー決めで応援された時とか、お母さんになってくれるって言ってくれた時は嬉しい気持ちでいっぱいになったんだ。………、"スーパーしあわせのツリー"を取り返せたら、🌸さんはしあわせになるって言ってたんだよ。それはマリオさんや🌸さんにとって嬉しい事だって………、嬉しい気持ちとしあわせって、一緒なのかなって思ったんだ」
"嬉しい"、"幸せ"………、みどりヨッシーの🌸への思いがどういった物なのか、正体を明かすことが出来るキーワードではないかと、みずいろヨッシーは考えた。だが同時に、すぐに答えが出るのは難しい事でもあった。
「ねぇリーダー、ぼくも一緒に考えるよ」
「えっ?い、いいの……!?」
「ぼくもどんな事が知りたいからね……リーダーを実験台にしてねっ」
「実験って!、………、でも、助かるよ!」
みどりヨッシーは複雑な心中をみずいろヨッシーと共有出来た事で、少しだけスッキリしたのであった。
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「え……っ、す、好きな人………?」
マリオから聞かされた事実に、みどりヨッシーは目を丸くさせていた。
「えーー! そうなのっ!? 🌸、好きな人居たんだーー!」
「初めて知ったです〜〜っ!」
「どんな奴だよ。🌸の好きな奴って」
みどりヨッシーが目を丸くさせていた中、ピンクヨッシー、きいろヨッシー、あかヨッシーは🌸が好意を持っている相手が誰なのかと気になっている様子であった。
『ヨッシーだよ』
「え、おれ達?」
『そうじゃなくて! ちびちゃん達と別の……、大人のヨッシー」
🌸は言葉を
「だから、おれがお父さんにもお母さんにもなれるから大歓迎って訳だぜ」
「プレゼントが欲しいだけだろ」
笑顔を浮かべたマリオに、あおヨッシーがツッコミを入れた。
ただ一人、輪の中に入れず硬直していたみどりヨッシーに気がついたみずいろヨッシーは眉を下げて、傍に駆け寄った。
「リーダー、大丈夫?」
「へっ!?」
みずいろヨッシーが近づいていた事も気がつかず、声を掛けられた事でみどりヨッシーはビクッと肩を震わせた。自分の事を心配して声を掛けてきたのがすぐに分かり、みどりヨッシーは何か話さなければと口を開く。
「ぼ、ぼく……、……、もー! マリオさんが変な事言うから、つい本気になっちゃったじゃないですかー!」
「何でおれのせいだよ!」
みどりヨッシーが声を上げた原因がマリオに責任転嫁され、マリオ本人も自分のせいにされた事に黙っていられず、ツッコミを入れた。
「リーダーってば、真面目なんだから。🌸も後で話聞かせてよ。あたしの恋人探しの参考にしたいからさ」
『良いけど、参考になるかな……』
🌸本人もマリオの口から、ヨッシーの事をカミングアウトされるとは思っておらず、内心は驚いていた。それでも、表面上は穏やかな雰囲気で場が締められた為、必要以上に気にする事はしなかった。
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「リーダー、🌸のこと好きなの?」
夕飯を食べてから、あおヨッシーに言われた言葉にみどりヨッシーは即座に反応出来なかった。
「はっ!? な、何で急にそんな………」
「リーダーだけ本気になってたじゃん」
「それはマリオさんが、あんな事言うからビックリしちゃって………」
昼間の出来事を掘り返されたが、みどりヨッシーとしては出来ればその話題には触れてほしくないのが本音であった。だが、あかヨッシーみたいにハチマキを巻いている訳でもない為、それがあおヨッシーに伝わる事はない。
「別にいいけどさ、おれには関係ねーし」
それだけ言い残し、あおヨッシーはみどりヨッシーから離れていく。
(好きなんて……、そんなの、ぼくにも分かんないよ)
今ではマリオ達や他のちびヨッシー達と冒険をしているみどりヨッシーだが、それでもまだ幼い子供である。ましてや産まれたばかりで、色々な感情が湧いてきてもそれを整理する事すら難しい。
一人で考えても答えが見つからないと思い、みどりヨッシーは静かに本を読んでいるみずいろヨッシーの元へと向かっていく。
「みずいろ……、き、聞きたい事があるんだけど」
「リーダー?何が聞きたいの?」
みずいろヨッシーは本を閉じて、みどりヨッシーに視線を向けた。
「好きになるって、何なの?」
子供故に嘘偽りなく、自分の悩みをみずいろヨッシーに告げた。みずいろヨッシーは頭を唸らせて考えたものの、明確な答えが浮かばなかった。
「うーん……そうだね。正直、ぼくもまだ分からない事ではあるんだよね」
「そ、そっか………」
みずいろにも分からない事はあるのか……、とみどりヨッシーが分かりやすくしょんぼりとしたのを見て、みずいろヨッシーは少し考えてから、口を開いた。
「何でそれを考え始めたの?」
「あおに言われたんだよ。🌸さんの事が好きなんじゃないかって」
「リーダーは、🌸さんの事は好き?」
「ぼくもよく分かんないけど………、でも、リーダー決めで応援された時とか、お母さんになってくれるって言ってくれた時は嬉しい気持ちでいっぱいになったんだ。………、"スーパーしあわせのツリー"を取り返せたら、🌸さんはしあわせになるって言ってたんだよ。それはマリオさんや🌸さんにとって嬉しい事だって………、嬉しい気持ちとしあわせって、一緒なのかなって思ったんだ」
"嬉しい"、"幸せ"………、みどりヨッシーの🌸への思いがどういった物なのか、正体を明かすことが出来るキーワードではないかと、みずいろヨッシーは考えた。だが同時に、すぐに答えが出るのは難しい事でもあった。
「ねぇリーダー、ぼくも一緒に考えるよ」
「えっ?い、いいの……!?」
「ぼくもどんな事が知りたいからね……リーダーを実験台にしてねっ」
「実験って!、………、でも、助かるよ!」
みどりヨッシーは複雑な心中をみずいろヨッシーと共有出来た事で、少しだけスッキリしたのであった。
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