スーパーマリオ64編
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
.
「よそ見なんかしてるんじゃねぇよ!」
イワンテは🌸に突進して、ダメージを与えた____かと思われたが、実際に攻撃を受けていたのもう一人の🌸であった。
【何しやがるです!お前らの味方であるわたしを攻撃しやがって!】
「は?……、よく見たらお前、鏡世界の🌸じゃねーか!なんでお前がそっち側に着いてんだ!」
【わたしの命が掛かってやがるんです!助けてくれです!!】
「ビビりで弱虫のお前なんざ、おれの手下には要らねーよ」
もう一人の🌸に対して侮辱の言葉を発したイワンテに対して、🌸の眉が吊り上がり睨みを効かせた。
『止めろって。もう一人の🌸ちゃんの悪口言うの』
【お、お前………】
厳しい口調でイワンテに声を掛けた🌸を見て、もう一人の🌸は自分を助けてくれたのかと思わず感動していた。
『うるさくて口が悪くてビビりで、パンチすら打てなくてギャンギャン泣いてるもう一人の🌸ちゃんのどこが弱いって言うの』
【全部悪口じゃねぇですかっ!】
悪口しか出てこない🌸を見て、もう一人の🌸はツッコミを入れる。
「んな事は、どうでもいいんだよ!お前らはここでやられて、大王様がキノコ王国を征服していく様を黙って見てりゃいいんだ!!」
そう言い、赤ボムともう一人の🌸に狙いが定められた。イワンテは手を広げた状態になると、二人を推し潰そうと落下してくる。
【なんで私まで……!】
「もうアイツは、もう一人の🌸の事を見限ったんだ!逃げないと!!」
赤ボムが逃げる様に促すも、もう一人の🌸は両足を子鹿の様にプルプルとさせたまま、その場から動けなくなっていた。
【あ、あ……、足が動けねぇです〜〜!】
「しっかりしろよ〜〜〜!」
イワンテの手が振り下ろされ、二人が押しつぶされる_____その直前で、🌸は覆い被さる様な体勢を取り、二人に与えられるダメージを最小限に抑えた。
「🌸!」
『間に合って良かった〜』
【お前……っ、なんで、なんでわたしなんかも庇いやがるです!赤ボムだけで充分だろうがです!】
赤ボムが助けに来てくれた🌸の名前を呼ぶ中、もう一人の🌸は信じられないと言わんばかりの表情を分かりやすく浮かべていた。
『友達だから』
一言で告げられた関係に、もう一人の🌸は目を丸くさせた。
【い、いつお前とわたしが友達に………!!】
『こんだけ一緒に居りゃ、もう友達でしょ。ね、赤ボムちゃん』
「うん。まぁ、もう一人の🌸がどう思ってるかは分からないけどね……」
赤ボムが困ったように笑っていると、🌸と赤ボムの背後からイワンテが現れた。
「いつまでくだらねー友情ごっこやってんだよっ!!」
手を握りしめた状態にして、イワンテは🌸と赤ボムを殴りつけた。石で出来ている体の為に大ダメージを受けて、二人は起き上がるのに時間が掛かっていた。
「おい、鏡世界の🌸!お前がコイツらをやっつけられたら、さっきの悪口は取り消してやってもいいぜ」
イワンテは、自分ではなくとどめを刺すのをあえてもう一人の🌸に譲った。プルプルと体全体が震えていたもう一人の🌸が顔を上げると_____両目からは大粒の涙を流し、鼻水を垂らしていた。それを見て、🌸と赤ボム、イワンテまでもがギョッとしていた。
【な、な………な………、なんで友達なんて軽々しく言ってくれやがるんですか〜〜〜!!ヒゲ野郎達に苛められて、仲間外れにされて………、弱いからって結局、鏡部屋に閉じ込めやがって………!!】
先程の発言に胸を打たれたのか、鏡部屋での自身の境遇や乗っ取られたキノコ城での自分の役割について不満を泣き叫ぶ形で零していた。それには、さすがの🌸や赤ボム、イワンテもツッコミを入れる事が出来なかった。
【わたしとこんなにも一緒に居てくれて、おまけに守ってくれた奴なんて………、お前が………、お前が初めてなんだよです〜〜〜!!】
涙と鼻水でぐじょぐじょになっていたもう一人の🌸は、叫びながらイワンテに突っ込んでいく。あまりの顔面の怖さにイワンテも怯え切り、その場から動けなくなっていた。
「ひええぇぇ〜〜〜〜っっ!!」
もう一人の🌸が突進すると、体全体がイワンテの目にぶつかったおかげで大ダメージを与えていた。負傷したイワンテはその場に倒れると、体が半透明になり、元の世界 へと戻っていく。
「え……、か、勝っちゃった?」
攻撃すらまともに出来なかった筈のもう一人の🌸が、同じクッパ軍団であるイワンテを倒した事に赤ボムは呆然としながらも呟く。
するとその時_____地震が起き始めた事で、城全体が揺れ出した。
『また何か来るの?』
「分からないよ〜!もしかしたら、マリオ達が何か………!」
新たなボスキャラが控えているのかと思った🌸は、その場に屈んで地震をやり過ごそうとした。
【キノコ城が元の姿に戻りやがるのです】
二人がもう一人の🌸を見ると、他のボスキャラ達と同じ様に体が半透明に変わり始めていた。
『もう一人の🌸ちゃん……体が………!』
【ボスキャラが全員、元の世界 に帰ったみてぇですね。クッパ様の力が無くなった今、わたしも元の場所に帰らないといけねぇのです】
元々はクッパの力によって、現実世界で自由に行動出来ていたもう一人の🌸であった。だが、力が無くなれば当然、それも出来なくなる。
『そっか………』
【お前がわたしの事を友達と言ってくれて、嬉しかったです……、たまには、あの部屋にも遊びに来いよです。待ってるです】
笑顔を見せたもう一人の🌸の体は消失し、鏡世界へと戻されてく。それと同時に揺れも収まり、キノコ城を乗っ取っていたボスキャラも元の世界 へと戻されたのだった。
「🌸………」
「大丈夫……?」
短い間であったが、もう一人の🌸と行動を共にして、友達となったにも関わらず別れる事になり、赤ボムとテレサは🌸の心中を心配した。
『……、大丈夫!キノコ城が元に戻ったら、次はクッパともう一回戦って、ピーチ姫を助けて……ケーキが待ってる♡』
「結局そこかよっ!!」
・
◆キャラ紹介
・もう一人の🌸
普段は鏡世界に居るが、今回はクッパの力によって現実世界でも行動可能となっていた。敬語口調だが口が悪い。臆病で泣き虫であり、鏡世界のマリオ達と折り合いが悪い。
◆小ネタ
単行本17巻にて、鏡世界のマリオ・ルイージ・ヨッシーは登場している。
.
「よそ見なんかしてるんじゃねぇよ!」
イワンテは🌸に突進して、ダメージを与えた____かと思われたが、実際に攻撃を受けていたのもう一人の🌸であった。
【何しやがるです!お前らの味方であるわたしを攻撃しやがって!】
「は?……、よく見たらお前、鏡世界の🌸じゃねーか!なんでお前がそっち側に着いてんだ!」
【わたしの命が掛かってやがるんです!助けてくれです!!】
「ビビりで弱虫のお前なんざ、おれの手下には要らねーよ」
もう一人の🌸に対して侮辱の言葉を発したイワンテに対して、🌸の眉が吊り上がり睨みを効かせた。
『止めろって。もう一人の🌸ちゃんの悪口言うの』
【お、お前………】
厳しい口調でイワンテに声を掛けた🌸を見て、もう一人の🌸は自分を助けてくれたのかと思わず感動していた。
『うるさくて口が悪くてビビりで、パンチすら打てなくてギャンギャン泣いてるもう一人の🌸ちゃんのどこが弱いって言うの』
【全部悪口じゃねぇですかっ!】
悪口しか出てこない🌸を見て、もう一人の🌸はツッコミを入れる。
「んな事は、どうでもいいんだよ!お前らはここでやられて、大王様がキノコ王国を征服していく様を黙って見てりゃいいんだ!!」
そう言い、赤ボムともう一人の🌸に狙いが定められた。イワンテは手を広げた状態になると、二人を推し潰そうと落下してくる。
【なんで私まで……!】
「もうアイツは、もう一人の🌸の事を見限ったんだ!逃げないと!!」
赤ボムが逃げる様に促すも、もう一人の🌸は両足を子鹿の様にプルプルとさせたまま、その場から動けなくなっていた。
【あ、あ……、足が動けねぇです〜〜!】
「しっかりしろよ〜〜〜!」
イワンテの手が振り下ろされ、二人が押しつぶされる_____その直前で、🌸は覆い被さる様な体勢を取り、二人に与えられるダメージを最小限に抑えた。
「🌸!」
『間に合って良かった〜』
【お前……っ、なんで、なんでわたしなんかも庇いやがるです!赤ボムだけで充分だろうがです!】
赤ボムが助けに来てくれた🌸の名前を呼ぶ中、もう一人の🌸は信じられないと言わんばかりの表情を分かりやすく浮かべていた。
『友達だから』
一言で告げられた関係に、もう一人の🌸は目を丸くさせた。
【い、いつお前とわたしが友達に………!!】
『こんだけ一緒に居りゃ、もう友達でしょ。ね、赤ボムちゃん』
「うん。まぁ、もう一人の🌸がどう思ってるかは分からないけどね……」
赤ボムが困ったように笑っていると、🌸と赤ボムの背後からイワンテが現れた。
「いつまでくだらねー友情ごっこやってんだよっ!!」
手を握りしめた状態にして、イワンテは🌸と赤ボムを殴りつけた。石で出来ている体の為に大ダメージを受けて、二人は起き上がるのに時間が掛かっていた。
「おい、鏡世界の🌸!お前がコイツらをやっつけられたら、さっきの悪口は取り消してやってもいいぜ」
イワンテは、自分ではなくとどめを刺すのをあえてもう一人の🌸に譲った。プルプルと体全体が震えていたもう一人の🌸が顔を上げると_____両目からは大粒の涙を流し、鼻水を垂らしていた。それを見て、🌸と赤ボム、イワンテまでもがギョッとしていた。
【な、な………な………、なんで友達なんて軽々しく言ってくれやがるんですか〜〜〜!!ヒゲ野郎達に苛められて、仲間外れにされて………、弱いからって結局、鏡部屋に閉じ込めやがって………!!】
先程の発言に胸を打たれたのか、鏡部屋での自身の境遇や乗っ取られたキノコ城での自分の役割について不満を泣き叫ぶ形で零していた。それには、さすがの🌸や赤ボム、イワンテもツッコミを入れる事が出来なかった。
【わたしとこんなにも一緒に居てくれて、おまけに守ってくれた奴なんて………、お前が………、お前が初めてなんだよです〜〜〜!!】
涙と鼻水でぐじょぐじょになっていたもう一人の🌸は、叫びながらイワンテに突っ込んでいく。あまりの顔面の怖さにイワンテも怯え切り、その場から動けなくなっていた。
「ひええぇぇ〜〜〜〜っっ!!」
もう一人の🌸が突進すると、体全体がイワンテの目にぶつかったおかげで大ダメージを与えていた。負傷したイワンテはその場に倒れると、体が半透明になり、元の
「え……、か、勝っちゃった?」
攻撃すらまともに出来なかった筈のもう一人の🌸が、同じクッパ軍団であるイワンテを倒した事に赤ボムは呆然としながらも呟く。
するとその時_____地震が起き始めた事で、城全体が揺れ出した。
『また何か来るの?』
「分からないよ〜!もしかしたら、マリオ達が何か………!」
新たなボスキャラが控えているのかと思った🌸は、その場に屈んで地震をやり過ごそうとした。
【キノコ城が元の姿に戻りやがるのです】
二人がもう一人の🌸を見ると、他のボスキャラ達と同じ様に体が半透明に変わり始めていた。
『もう一人の🌸ちゃん……体が………!』
【ボスキャラが全員、元の
元々はクッパの力によって、現実世界で自由に行動出来ていたもう一人の🌸であった。だが、力が無くなれば当然、それも出来なくなる。
『そっか………』
【お前がわたしの事を友達と言ってくれて、嬉しかったです……、たまには、あの部屋にも遊びに来いよです。待ってるです】
笑顔を見せたもう一人の🌸の体は消失し、鏡世界へと戻されてく。それと同時に揺れも収まり、キノコ城を乗っ取っていたボスキャラも元の
「🌸………」
「大丈夫……?」
短い間であったが、もう一人の🌸と行動を共にして、友達となったにも関わらず別れる事になり、赤ボムとテレサは🌸の心中を心配した。
『……、大丈夫!キノコ城が元に戻ったら、次はクッパともう一回戦って、ピーチ姫を助けて……ケーキが待ってる♡』
「結局そこかよっ!!」
・
◆キャラ紹介
・もう一人の🌸
普段は鏡世界に居るが、今回はクッパの力によって現実世界でも行動可能となっていた。敬語口調だが口が悪い。臆病で泣き虫であり、鏡世界のマリオ達と折り合いが悪い。
◆小ネタ
単行本17巻にて、鏡世界のマリオ・ルイージ・ヨッシーは登場している。
.