スーパーマリオ64編
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
.
"もうダメです。わたし達の力 ではもう、どうにもなりません______。この城は………、この城は……………"
・
意識を取り戻したルイージは、ゆっくりと目を開けた。起きたばかりで脳はまだしっかりと働いていないが、先程まで居たはずの最終面 とは異なる景色であり、周囲を見渡す。
「ここは……キノコ城?」
キノコ城の城壁が見えていた。ルイージ達は、天空に聳 え立っていた最終面 から地上へ落とされたのである。
「そうか……クッパとのバトルで面 が崩れて………、ここに放り出されたんだ」
「あ、ルイージさん。目が覚めました?」
背後からヨッシーの声が聞こえ、ルイージが振り返る。
「ヨッシー……、マリオはどうなったんだろう?」
「大丈夫ですって。マリオさんはクッパを倒して今頃、ピーチ姫とあつ〜〜いキッスをして、🌸さんと一緒に戻って来て………」
最終面 での事を一切知らなかったヨッシーが意気揚々と話をしていた時_____腑抜 けた表情のマリオが二人の前に現れた。
「マリオ!どうしたんだよ〜〜!」
「クッパはどうなったんですか〜〜!それに、🌸さんも一緒じゃないんですか〜〜!?」
ピーチ姫はおろか、🌸の姿すらなかった。状況が全く分からず、二人はマリオに詰め寄る。
「えっ、クッパ?🌸?……、なにそれ?おれ………、何してたんだっけ??」
ルイージとヨッシーが深刻な顔をしていたのと対称的に、マリオは変わらず腑抜 けた様子で大笑いした。
「わぁ!全部忘れてます〜〜〜っ!」
「クッパに負けて、データを消されちゃった様だな」
前回、クッパがコントローラーを使ってマリオのセーブデータを消去した事により、記憶喪失になる副作用が発生したとルイージは分析した。
「つまり、記憶を無くしたって事ですね。まずは、クッパの事を何とか思い出させてやらないと………」
「あぁ。方法は一つだ」
ルイージはショック療法を提案し、ハンマーや炎攻撃を初めとした攻撃を仕掛ける事で、マリオに刺激を与えていく。マリオの体がボロボロになった所で、ようやく記憶を思い出された。
「……、って、もうええわい!おかげで、ぜ〜〜んぶ思い出しましたっ!!」
二人が安心していたのも束の間、今度は悲しそうな表情を浮かべてマリオは泣き出した。
「うぅっ……悔しいよぉ〜〜〜〜っ!!」
「今までの事を思い出したんですね……」
「最終面 まで行って、やられちゃったんだもんなぁ」
「ピーチ姫のケーキ、食べたかったのに」
「それが悔しいんかいっ!」
クッパに敗北した事より、ピーチ姫のケーキを食べられない状況に涙していた事にルイージはツッコミを入れた。
「それでマリオさん。🌸さんは、どうしたんですか?」
「おれ達は先に落とされたから分からねぇけど、お前は一緒に居たんだろ?」
「へっ?🌸もお前らみたいにクッパに落とされて、そこからは何も…………、え??」
誰も🌸の行方を知らずに沈黙が走ったが、それをすぐに破ったのはヨッシーであった。
「え??……、じゃないですよっ!何やってるんですか、マリオさん!わたしが起きた時には、🌸さんはここには居なかったです!!」
「じゃあ、アイツだけ違う場所に落とされたって事か?」
その時、キノコ城の周辺のみに暗雲が立ち込めていき、シュルシュルと蔦が巻かれる音が聞こえ始めた。
「なんの音だ?」
「お城の方から、聞こえてきますよ」
三人がキノコ城に目を向けると_____屋根の上に巨大なパックンフラワーが城を占領していた。トゲの付いた蔦にはミニパックンも姿を見せ、コウモリ達が至る所に自分の住処を作っていた。外見からいつものキノコ城からはかけ離れた禍々しい雰囲気を漂わせていた。
「くっ……、どうして……、どうしてこんな事に………っ」
「おめーがクッパを倒せなかったからだろっ!」
「お仕置振動パックですっ!」
クッパを倒す事が出来なかったマリオを責め、ルイージとヨッシーはニンテンドー64の振動パックを使い、マリオに電撃を浴びさせる
※実際の振動パックと使用方法が全く異なっている為、絶対に真似しないで下さい※
「とにかく、中に入ってみよう。🌸も中に居るかもしれないしな」
クッパの手に落ちたキノコ城を本来の姿へ戻す為、マリオ達は城に乗り込んでいく。
・
同時刻、キノコ城二階の鏡部屋では縄に縛られた🌸の姿があったものの、寝息が聞こえてくる。
『んぅ〜………、zzzz……、zzz…………』
【全然起きねぇですね……こんな状況で、アホみてぇに寝てやがるのが信じられねぇです……】
横になって寝続けている🌸の傍に佇む敵キャラが居るが_____🌸の服がモゾモゾと動き出し、首元から赤ボムが現れた。
「🌸!いい加減に起きなって!」
『んえぇっ?』
【ひぎゃああぁぁっ!!】
敵キャラの悲鳴が聞こえたものの、二人はそれに全く気づかなかった。赤ボムによって半ば強引に起床させられ、🌸は寝ぼけながらも目を擦る。
『ふぁ〜〜……、よく寝た〜〜…………、ん?……、え、赤ボムちゃん!?』
「よく呑気に寝てられるね。こんな大変な時だってのに」
『ど、どういう事?赤ボムちゃんは、絵の世界 でしか会えないんじゃ……?』
.
"もうダメです。わたし達の
・
意識を取り戻したルイージは、ゆっくりと目を開けた。起きたばかりで脳はまだしっかりと働いていないが、先程まで居たはずの
「ここは……キノコ城?」
キノコ城の城壁が見えていた。ルイージ達は、天空に
「そうか……クッパとのバトルで
「あ、ルイージさん。目が覚めました?」
背後からヨッシーの声が聞こえ、ルイージが振り返る。
「ヨッシー……、マリオはどうなったんだろう?」
「大丈夫ですって。マリオさんはクッパを倒して今頃、ピーチ姫とあつ〜〜いキッスをして、🌸さんと一緒に戻って来て………」
「マリオ!どうしたんだよ〜〜!」
「クッパはどうなったんですか〜〜!それに、🌸さんも一緒じゃないんですか〜〜!?」
ピーチ姫はおろか、🌸の姿すらなかった。状況が全く分からず、二人はマリオに詰め寄る。
「えっ、クッパ?🌸?……、なにそれ?おれ………、何してたんだっけ??」
ルイージとヨッシーが深刻な顔をしていたのと対称的に、マリオは変わらず
「わぁ!全部忘れてます〜〜〜っ!」
「クッパに負けて、データを消されちゃった様だな」
前回、クッパがコントローラーを使ってマリオのセーブデータを消去した事により、記憶喪失になる副作用が発生したとルイージは分析した。
「つまり、記憶を無くしたって事ですね。まずは、クッパの事を何とか思い出させてやらないと………」
「あぁ。方法は一つだ」
ルイージはショック療法を提案し、ハンマーや炎攻撃を初めとした攻撃を仕掛ける事で、マリオに刺激を与えていく。マリオの体がボロボロになった所で、ようやく記憶を思い出された。
「……、って、もうええわい!おかげで、ぜ〜〜んぶ思い出しましたっ!!」
二人が安心していたのも束の間、今度は悲しそうな表情を浮かべてマリオは泣き出した。
「うぅっ……悔しいよぉ〜〜〜〜っ!!」
「今までの事を思い出したんですね……」
「
「ピーチ姫のケーキ、食べたかったのに」
「それが悔しいんかいっ!」
クッパに敗北した事より、ピーチ姫のケーキを食べられない状況に涙していた事にルイージはツッコミを入れた。
「それでマリオさん。🌸さんは、どうしたんですか?」
「おれ達は先に落とされたから分からねぇけど、お前は一緒に居たんだろ?」
「へっ?🌸もお前らみたいにクッパに落とされて、そこからは何も…………、え??」
誰も🌸の行方を知らずに沈黙が走ったが、それをすぐに破ったのはヨッシーであった。
「え??……、じゃないですよっ!何やってるんですか、マリオさん!わたしが起きた時には、🌸さんはここには居なかったです!!」
「じゃあ、アイツだけ違う場所に落とされたって事か?」
その時、キノコ城の周辺のみに暗雲が立ち込めていき、シュルシュルと蔦が巻かれる音が聞こえ始めた。
「なんの音だ?」
「お城の方から、聞こえてきますよ」
三人がキノコ城に目を向けると_____屋根の上に巨大なパックンフラワーが城を占領していた。トゲの付いた蔦にはミニパックンも姿を見せ、コウモリ達が至る所に自分の住処を作っていた。外見からいつものキノコ城からはかけ離れた禍々しい雰囲気を漂わせていた。
「くっ……、どうして……、どうしてこんな事に………っ」
「おめーがクッパを倒せなかったからだろっ!」
「お仕置振動パックですっ!」
クッパを倒す事が出来なかったマリオを責め、ルイージとヨッシーはニンテンドー64の振動パックを使い、マリオに電撃を浴びさせる
※実際の振動パックと使用方法が全く異なっている為、絶対に真似しないで下さい※
「とにかく、中に入ってみよう。🌸も中に居るかもしれないしな」
クッパの手に落ちたキノコ城を本来の姿へ戻す為、マリオ達は城に乗り込んでいく。
・
同時刻、キノコ城二階の鏡部屋では縄に縛られた🌸の姿があったものの、寝息が聞こえてくる。
『んぅ〜………、zzzz……、zzz…………』
【全然起きねぇですね……こんな状況で、アホみてぇに寝てやがるのが信じられねぇです……】
横になって寝続けている🌸の傍に佇む敵キャラが居るが_____🌸の服がモゾモゾと動き出し、首元から赤ボムが現れた。
「🌸!いい加減に起きなって!」
『んえぇっ?』
【ひぎゃああぁぁっ!!】
敵キャラの悲鳴が聞こえたものの、二人はそれに全く気づかなかった。赤ボムによって半ば強引に起床させられ、🌸は寝ぼけながらも目を擦る。
『ふぁ〜〜……、よく寝た〜〜…………、ん?……、え、赤ボムちゃん!?』
「よく呑気に寝てられるね。こんな大変な時だってのに」
『ど、どういう事?赤ボムちゃんは、絵の
.