浮気性な彼と一途な男
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こんなにも想ってくれる人、後にも先にもアラシヤマ以外にいないと思う。
でも。
リナ
『アラシヤマくん、ごめんなさい。私、やっぱりハーレムが好き』
・・・
ハーレム
(リナ、、、)
中に入ろうとドアノブに手をかけた時、リナの涙声が聴こえた。
リナ
『ハーレムは私のこと好きじゃないかもしれない。けど、私はハーレムじゃないとだめなの。どうしようもなく好きなの』
ギュッと胸の辺りを握り、ハーレムは静かに扉を開けて中に入る。
ハーレム
『勝手な事言ってんじゃねぇ。俺がいつ好きじゃねぇなんて言ったよ』
突然の出現に茫然とするリナ。
ハーレム
『俺だってお前じゃねぇとだめなんだよ。つーか、そんくらい言わなくてもわかれ馬鹿』
アラシヤマははらはらと涙を零すリナのスカーフを解いてやる。
アラシヤマ
『良かったどすなぁ』
ポンポンと頭を撫でた後、切なそうに微笑んだ。
屈託なく笑うリナが好きだった。
無理して笑うくらいなら素直に泣いて欲しかった。
アラシヤマ
『あんさんもきちんと気持ち伝えなあきまへん。頑張りや』
最後に一度、強くリナを抱き締める。