浮気性な彼と一途な男
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アラシヤマ
『なぁ、わての指そない気持ちええの?』
声とも吐息ともわからぬ鳴き声を漏らし、膝をガクガクと震わせ全身で感じているのにリナは決して首を縦に振ろうとしない。
アラシヤマ
『これ、見てみぃ』
頑なに拒否の言葉を続けるリナの頬に手を添え、顔を上げさせた。
懐からコンドームを取り出し見せつける。
アラシヤマ
『ヤらして貰いって、さっき隊長はんに渡されましたわ』
じわぁっとリナの瞳に涙が滲んだ。
アラシヤマ
『あないな男、どこがええの?』
その瞳を哀しげな表情で真っ直ぐ覗き込む。
アラシヤマ
『わてやあきまへん?』
やり場の無い想い。
それを口付けに込める。
激しいキスの合間に何度も何度も愛を囁くアラシヤマの声を聴きながら、リナはハーレムと付き合い始めた時の事を思い出していた。
“俺の女になれ”
甘い命令。
それは告白なんて言えるモノじゃなかったけど、凄く嬉しかったのを覚えている。
アラシヤマ
『好きや…』
“好き”
ハーレムから一度も言われた事のない言葉。
アラシヤマ
『わての方が何倍も、あんさんを想うとります』
そうかも知れない。