浮気性な彼と一途な男
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それが許せなくて、それからは大っぴらに何度も浮気をした。
嫉妬させたくて、愛されている証みたいな物が欲しくて。
今回もそうだ。
拒む姿を見て、体を許すのは自分だけだと確かめたかった。
・・・
リナ
『あれ、どうしたの?』
書類を棚に戻す手を止め、入って来たアラシヤマを不思議そうに見やる。
アラシヤマ
『何で無理して笑うんどすか?』
ゆっくりと近付いてくるアラシヤマの普段と違う雰囲気に、リナは思わず後退った。
しかしアラシヤマはその行く手を遮るようにリナの両脇の壁に手をつく。
アラシヤマ
『何で嫌や言うたりまへんの?』
!!!
バサバサッ
不意に両手を壁に押し付けられ、持っていた書類が床に散らばった。
リナ
『ちょっと、急に何―――』
重なる唇。
一瞬、頭の中が真っ白になる。
リナ
(え。これ、キス?)
目を白黒させている間にアラシヤマはリナの胸元のスカーフを素早く取り、両手首を纏めて縛った。
それを頭上で抑えつけ、空いた片方の手で器用にシャツのボタンを外していく。
リナ
『いやっ』
首を激しく振ってキスから逃れ抗議の音をあげるが、アラシヤマは手を止めようとしない。