浮気性な彼と一途な男
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マーカー
『で、また振られたのか。アラシヤマ』
ロッド
『お兄さんが慰めてあげよっか?』
ハーレム
『粘り強いとしつこいは紙一重だぜ』
振られたアラシヤマを皆が冷やかすのももう恒例になっていた。
しかし今日のアラシヤマはただ黙って耐えているだけじゃない。
アラシヤマ
『リナはんは隊長はんのどこが好きで付き合うとるん?こないだもお師匠はんが言うとりましたわ。遠征中女の人を部屋に連れ込んではったって』
マーカー
『ば、馬鹿っ』
慌てるマーカーを見て、リナはそれが事実だと察する。
リナ
『何度目かな。もう慣れちゃって怒る気にもならないよ』
ロッド
『いやいや、今回は浮気じゃないよ。あれは遊女なんだ』
リナ
『溜まる物出さないと体に悪いもんね?浮気じゃないだけまだマシか』
遊女だろうと素人だろうと、他の女を抱いた事に変わりはないでしょ?と心の中で呟いた。
いつもみたいに微笑んで理解ある女のフリをする自分が嫌になる。
リナ
『ごちそうさまでした』
ガタッ
ハーレム
『あ?もう行くのか?』
リナ
『うん、今夜中に片付けないといけない書類あるから』
じゃあね、とリナは席を立った。