浮気性な彼と一途な男
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夕時で賑わうガンマ団内の食堂。
アラシヤマ
『す、好きどす!』
突然響き渡る告白に、団員達は足を止めたり箸を持つ手を止めたり、各々静止して事の行く末を見守る。
アラシヤマ
『結婚を前提に付き合うておくれやす』
団員達の視線を集めるのは自他共に認める実力の持ち主、アラシヤマと、団内の男達に高い人気を誇る幹部補佐、リナ。
リナ
『ごめんなさい』
口に運ぶ途中の箸を置いてぺこりと頭を下げる。
やっぱりな、と団員達は再び食事を始めた。
アラシヤマがリナに告白するのは今月に入ってもう七回目。
アラシヤマ
『隣、ええどすか?』
めげない男だ。
リナ
『うん、どうぞ』
右隣の椅子を引いてやるとアラシヤマは嬉しそうに腰を下ろす。
その時、食堂内がザワッと揺れた。
ハーレム
『相変わらずお前の周りは空いてんなァ。嫌われてんじゃねーの?』
リナの左隣にドカッと腰を下ろす。
ロッド、マーカー、Gも同じ机に座った。
人気があるにも関わらずリナの周りに唯一人を除いて寄って来ない理由はこれだ。
無言の圧力というか暗黙の了解というか、自然にリナの周囲は特戦部隊の定位置になっている。
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