転機
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そういえば緋那が髪を下ろしているのを見るのは初めてだ。
ムラムラと疼く悪い虫。
銀時
『しっかしこんな細い腕でよくあんな重い刀振り回せるな』
緋那
『これでも毎日鍛えてるし。つーか気安く人の身体に触るな。今すぐ手を離せ』
肩や腕をペタペタ触られ虫酸が走るが今は振り向く事も出来ない。
膝をきつく抱え、首まで湯に浸かって我慢する。
銀時
『いやー、手が言うこと聞かなくて?』
触り心地の良いきめ細やかな肌。
男だと分かっていても変な気分になってしまう。
欲求不満か。
発情期か。
銀時
『あー、やべー何かすげー熱くなってきた』
緋那
『だ、だったらもう上がったら?のぼせるといけないし』
銀時
『そうだなー。上がってイチゴ牛乳でもぐーっとやりてーな』
しかし、出る時にこれを緋那に見られでもしたら。
自身の股間を見つめる。
銀時
(、、、ダメだ)
男相手に興奮していたなんて話が沖田や土方に伝わったら何を言われるか。
緋那
『出ないのか?』
銀時
『ん?ああ、お前が出てから出ようかなって』
緋那
『え。何で?』
銀時
『えーと、先に出んの負けた気がして』
緋那
(何なんだよそれ、、、)
絶望的だ。
緋那
『なぁ。頼みがあるんだけど』
銀時
『なんだ?金ならねーぞ』
緋那
『ンなことじゃねーよ。俺、先に出るからさ、そのー、目、瞑っててくれない?百、数え終わるまで』
銀時
『は?何でそんなこと、、、。あ』
さては、緋那も自分と同じなのでは?
男所帯だ。
コイツらも溜まってるんだろう。
銀時
『わーったよ。百数えればいいんだな。俺だってヤローの裸なんざ見たくねぇし』
緋那
『や、約束だぞ』
銀時
『へいへい。いーち、にーい、さーん、、、』
緋那
(信じていいのだろうか)
恐る恐る、チラッと銀時を見る。
ちゃんと目は閉じているようだ。
緋那
(今行くしかない、、、)
[何度か深呼吸をして。
思い切って立ち上がり湯船を出ー。
銀時
『え。お前その身体、、、。え?』
豊満な胸。
何もない股間。
銀時
『知らなかったわ。お前、女だったんだな』
緋那
(終わった、、、)
茫然としていた緋那だったが、徐々に意識が覚醒していく。
それと共に急速に引いていく血の気。