転機
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緋那は今日も走り回っている。
土方
『緋那、これ捺印するよう近藤さんに頼む』
緋那
『はい』
山崎
『緋那くん、この報告書副長にお願い』
緋那
『はーい』
総悟
『緋那、あれ』
緋那
『はいはい』
「あ、次こっちも」
「それから向こうの、、、」
・・・
緋那
『失礼します』
雑務が一息吐いたので皆にお茶を配って廻る。
今は近藤の部屋へ持って来た。
近藤
『今日もよく働くな』
緋那
『体動かしてるのが好きなだけですよ』
近藤
『はは。お前らしいな。それじゃあ、、、』
近藤は熱い茶を啜りながら胸元から文を取り出す。
近藤
『また一つ頼まれてくれないか?休憩がてらにのんびり散歩でもしながら』
緋那
『ええ。勿論いいですが、何ですか?』
緋那は首を傾げてそれを受け取った。
緋那
『、、、これは自分で渡した方が良いのでは?』
近藤
『もう何度も渡した』
涙目で首を横に振る。
緋那
(なるほど)
その度突き返されているらしい。
緋那
『わかりました』
仕方無しに文を胸元にしまって立ち上がると近藤は一変して元気になった。
近藤
『緋那~♡』
緋那
『はいはい。じゃ、いってきます』
抱き付く近藤を引き離し屯所を後にする。
緋那
(とは言ったものの。受け取ってくれるかなぁ)
足取りは重い。
ジャンジャンバリバリ…
「よー、チビ助。こんな所で偶然だな」
緋那
『、、、チビって言うな』
パチンコ屋の前を通ると不運にも万事屋と鉢合わせてしまった。
銀時
『どこ行くの?なー。なーってば』
無視を決め込んで歩き続けるも銀時は付かず離れず着いてくる。
緋那
『金なら貸さねーぞ』
銀時
『えー』
緋那
『わかったらこれ以上ついて来ンな』
銀時
『いいじゃねーか減るもんじゃねーし。お兄さん暇なんだよ』
緋那
『仕事しろ』
銀時
『お生憎様。こちとらスった日は仕事しねーって決めてんだ』
何故誇っているのか、呆れて何も言えない。
銀時
『つーかお前だってサボってんだろうが』
緋那
『俺は仕事だ。近藤さんに頼まれて志村姉の所に、、、』
しまった、と口を閉ざすがもう遅い。
銀時
『あ。そーいや俺も新八んトコに用事あったんだっけ。奇遇だな?』
銀時はニヤッと笑い、緋那を先導するように歩き始める。
・・・
ピンポーン
妙
『あら、どうしたんですか?』
玄関を開けると珍しい組み合わせの二人がビショ濡れで立っていた。
緋那
(厄日だ、、、)
銀時に会うは突然の雨に降られるは、今日はツイていない。
妙
『新ちゃんなら出掛けてますよ?』