恋心
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銀時
(これって、嫉妬?)
いやいや、まさかそんな。
考えれば考える程、青ざめ脱力してしまう。
緋那
『お、おい、大丈夫か?』
銀時
(くっそー、何か振り回されてるみてぇで気に入らねぇ)
緋那を布団に引き入れ押し倒す。
そして触れるだけのキスをし、じっと見つめた。
銀時
(ごちゃごちゃ考えるのはもう止めだ)
この前言った事が総て。
緋那は玩具、飽きたら棄てる。
と繰り返すものの、自分に言い聞かせている事に気付き更に落胆する。
緋那
『どうしたの?本当に今日のお前変だぞ』
暫く見つめ合うが銀時は何も言えず目を反らしてしまった。
緋那
『何とか言えよ。心配だろ』
銀時
『もしも俺が、俺のこと好きになれって命令…』
緋那
『待って』
視界の隅で何かが動いた。
緋那
『アレ、何?』
ソレを指差す。
銀時
『は?アレってドレ―――』
見上げた瞬間、天井に向かって木刀を投げた。
ドサッ
緋那
『コレ、何?』
落ちてきたそれを見て、改めてもう一度聞く。
銀時
『ストーカーだ。出歯亀だ』
猿飛
『ゲホッ‥ゲホゲホ。ひ、酷いわ銀さんっ』
銀時に縋り付く。
猿飛
『今日デートの約束だったじゃないの。だからこうして勝負服で迎えに来たのに』
銀時
『その格好のどこが服なんだよ、網だろーが網。嫌いなんだよそういうの』
猿飛が勝負服だと主張する物は大事な部分が全く隠れていない。
猿飛
『何着て来ても同じじゃない。どうせ最後は脱がせるんだから♡』
銀時
『男心が全ッ然わかってねぇ。脱がせるのが醍醐味なの、ハナから裸同然なんざ興醒めなの』
緋那
(何なんだ、このどーでもいい痴話喧嘩は)
同じ空間にいる事が阿呆らしくなってきた。
緋那
『お邪魔みたいだし、俺帰るわ』
銀時
『え、あ、ちょっと待っ…』
呼び止めるのも聞かず出て行ってしまう。
猿飛
『気にする事ないわよ銀さん。私達があんまり仲良いもんだから、あの子嫉妬してるだけよ』
銀時
『嫉妬?アイツが?』
それが本当なら願ったり叶ったりだ。
自分がやきもきしているように緋那にもさせたい。
猿飛
『私に任せて。イイ作戦があるの。だから私ともう一度…//ね?♡』
銀時
『あぁ、いいぜ。その作戦とやらが成功したらな』