恋心
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緋那
『眼ェ゙瞑る必要あるのかよ?』
瞼か睫毛にまで何か付いているのだろうか。
不思議に思いながらも言われた通り目を閉じた。
ビクッ…
開けなくてもわかる。
柔らかく、温かく湿っていて―。
銀時
『甘…』
わざとらしく音を立て、ねっとり舐め取ってやる。
時折眉間に皺を寄せる表情が色っぽい。
銀時
(やばい、ムラムラしてきた)
流石にこんな場所で始めるわけにはいかず緋那の額を中指でペチッと弾いた。
緋那
『痛ッ』
銀時
『いつまでそうしてるつもりだよ。もっと舐めて欲しいのか?』
緋那は額をさすりながら銀時を見上げる。
緋那
『何だよ、もう良いなら良いって言えよな。お前が眼ぇ瞑ってじっとしてろって言うからしてたのに』
キュン
もう場所なんか関係ない。
銀時はガバッと緋那に抱き付いた。
つもりが空振りした。
銀時
『あ、あれ?』
キョロキョロと辺りを見回す。
銀時
『あ』
窓ガラスの向こうに桂と一緒にいる緋那の姿を見つけた。
会話も何も聴こえないが、打ち解けているような、心を開いているような、そんな表情を二人はしている。
ガラス越しに感じる雰囲気がまるで―――
ズキ…
銀時
(待て待て待て待てっ、ズキッて何だよ。そんなの、有り得ねーって)
緋那
『お前、顔色悪いぞ?』
自分の反応に驚愕している間に戻って来た緋那をマジマジと見つめた。
銀時
(いやいやいやいや。ないないないない、ないってッ。うん、断じて無…)
ピトッ
額と額が触れる。
緋那
『…熱い。熱あるんじゃねーか?』
固まっている銀時が心配になりヨシヨシと髪を撫でた。
緋那
『ほら、ちゃんと着ろ。ンな着方してるから風邪引くんだ』
出している片腕を閉まってやる。
緋那
『今日はもう帰って寝た方がいいよ。送る』