色恋
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山崎
『ごめんごめん』
ふてくされる緋那を宥める。
山崎
『俺はそういうのあると思うなぁ』
緋那
『え?』
山崎
『不本意だったのに、それから妙に相手のこと意識しちゃったり。知らなかった優しさとかが、そうさせるのかも』
緋那
『経験あるの?』
山崎は万斉を思い返し話していた自分に気付きドキッとした。
緋那
『それって、恋?』
山崎
『ま、まさかッ!気になる=好きって訳じゃないでしょ!?』
突然声を張った山崎に驚きつつも緋那は安堵する。
緋那
『そう、だよね』
山崎
(あんなヤツ、好きな訳ない。あれから何の音沙汰もないし。いや、あったら逆に困るけど)
徐々に苛々してきた。
山崎
『今思えば、例え一時でも心を傾けた自分に腹が立つよ』
緋那
『腹が立つ、、、』
そうだ、悲しかったんじゃない。
好き放題に勝手な事を言われてムカついたんだ。
もしかしたら悔しくて泣きそうだったのかもしれない。
そう思うとしっくりきた。
緋那
『ありがとう。退くんのおかげで解決した』
晴れ晴れとした笑顔を魅せる。
緋那
『迷惑じゃなかったらさ、今日はこのまま隣で眠ってもいい?』
山崎
『も、勿論。良いに決まってるじゃないか』
緋那の流し目にドキッとした。
正面から見る事が出来ず、仰向けになる。
山崎
(みんなの言う通りだ)
最近、緋那が色っぽく、艶っぽくなったと、隊士達の間でまことしやかに囁かれていた。
例の新聞の事もあり、恋、又は情事の相手は近藤だという噂で持ち切りだが。
山崎
(違う、と思う)
真選組内ならともかく外の男だったら何か妬ける。
緋那はそういう関係になったのは不本意だと言っていた。
山崎
(まさか旦那が無理矢理?あ、もしかして高杉ってことも有り得なくない)
山崎が色々な妄想を膨らませて悶々としていると、隣から可愛らしい寝息が聴こえてくる。
キョロキョロ
自分の部屋なのに辺りを見回し、
チュ
頬にキスをした。
山崎
(おやすみ)