告白
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近藤
『入っていいか?』
緋那
(またかよ)
毎週毎週決まって部屋に押し掛けてくる。
緋那
『ダメです』
と言ってもいつだって入ってくる。
土方
『まーた寝ようとしてたのか。いい加減諦めろ』
せっかく敷いた布団を勝手に端に寄せられ卓袱台が置かれた。
近藤
『さぁ、今日も朝まで呑もうか』
こうして緋那の意思などそっちのけの、毎週恒例朝まで耐久酒盛りが始まる。
今日の面子は三人だけのようだ。
近藤
『ぷっはぁ~。この一杯の為に生きていると言っても過言じゃないな』
土方
『あぁ、そうだな』
緋那も渋々呑み始める。
近藤
『お妙さんが―――』
土方
『アンタそればっかだな』
緋那
『土方さんはないんですか?浮いた話』
土方
『ねぇ』
緋那
『好いてる人とか』
土方
『いねーよ。気に食わねーヤツなら五万といるが』
近藤
『山崎なんかお似合いじゃねぇか?』
土方
『山崎?』
豪快に酒を煽りつつ笑う近藤にキョトンとしている土方。
緋那は正直意外だった。
近藤も山崎の気持ちに気付いていたのか。
というか今まで普通に流していたが、男同士でそういうのは普通の事なのだろうか。
男所帯だし。
土方
『山崎は総悟とデキてたンじゃなかったか』
緋那
『鈍感…』
近藤
『こういう事に関してはトシもからっきし鈍いからなぁ』
土方
『何なんだよ二人して』
緋那
『土方さんの恋愛対象っつーか性的対象って女なんですか?男なんですか?』
土方
『はぁ!?ンなもん女に決まってンだろ』
緋那
『そ‥っか。男はダメなんですね』
山崎の恋が実りそうになく、瞳を曇らせる。
土方
『あ、いや、ダメっつってもアレだぜ?攻められるのはごめんだが攻める方ならまぁ、イケなくもない、かも』
緋那
『本当に!?良かったぁ』
山崎は受けだろうから丁度良いと思った。
土方
『おいおい、近藤さんもいるのにそんなはしゃぐなよ//』
緋那
『だーって嬉しいんだもん』
気分が良いと酒も進む。
近藤
『緋那、そんな呑んで大丈夫か?』
目が合い、にこーっと笑う緋那を心配そうに見つめた。
土方
『潰れたら俺が介抱しますよ。ほら、好きなだけ呑め』
こんな風に呑む緋那は珍しい。
余程、自分に抱かれたかったんだろうか。
土方
(今日は違う意味で寝かせねェかも、、、)