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銀時
『耳、感じるんだ?』
耳元で囁く。
緋那
『ンなわけ‥あぁんっ♡』
舌で耳を擽られ、あられもない声が出た。
緋那
『………………//』
顔が熱い。
恥ずかしくて顔を上げられない。
銀時
『ん?今の何?すげーイイ声聴こえたンだけど』
銀時の笑い声が羞恥心を煽る。
緋那
『も、もう止め‥っ』
嫌がる緋那を抱き寄せ尚も執拗に耳を責めた。
緋那
『あ♡あン、やだって‥ぁ♡』
銀時は呼吸を徐々に荒くし、首筋や胸元にまで舌を這わせてくる。
抵抗するものの遂に押し倒されてしまった。
銀時
『お前の初めて、俺がもらっていい?』
緋那
『…だめって言ったら?』
銀時
『口が滑っちゃうかも』
緋那
『だよな』
覚悟はしてた。
今日呼び出されたのはこの為。
明確な要求に安心すら覚える。
緋那
『欲しいならやるよ。好きにすれば』
銀時
『んじゃ、遠慮なく』
唇に触れる柔らかな感触。
銀時
『もしかしてキスも初めてだった?』
緋那
『…どうでもいいだろ、そんなこと』
瞳を潤ませ顔を背ける。
銀時
『まじかよ。ヤバイ、すっげー興奮してきた』
銀時は言葉とは裏腹に緋那の上から身を引いた。
緋那
『何だよ、シないのか?』
銀時
『あぁ、今日はやめだ。俺って意外と楽しみは長くとっておきたいタイプだから。ぶっちゃけ今そんな溜まってねーし』
緋那
(そんなの知らねーよ。ヤるなら早くヤれっての。こっちの気も知らないで、、、)
腹を括ったのに。
ふと銀時を見上げる。
妖艶な表情で見透かすように笑っていた。
緋那
(あぁ、そっか)
全部わかってて、愉しんでいるんだ。
緋那
『お前、性格悪い』
銀時
『褒め言葉として受け取っとくわ』
緋那は差し出された手を取って起き上がりながらそっと溜め息を吐いた。
受難はまだ始まったばかり。