息抜き
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緋那
『何か用か?』
夕食後、片付けを終え一息ついていた所に総悟がニヤニヤしながらやってきた。
緋那
『薄気味悪ィなぁ。どこ連れてく気だよ』
怪訝な顔の緋那を余所に、総悟は無言で手を引いていく。
総悟
『遅くなりやした』
ついた先には日勤を終えた隊士の殆んどが集まっていた。
緋那
『緊急集会でも開くのか?』
総悟
『いいから座れ』
近藤達の傍に腰を降ろすと同時に電気が消え、テレビが点く。
何が始まるのか尋いても「イキヌキ」の一点張りで埒が明かない。
緋那
(映画鑑賞でもしようってのか?)
皆テレビに釘付けになっているが正直緋那には退屈だった。
緋那
(食休みしたら夜稽古しようと思ってたのになぁ。そうだ、これ終わったら総悟に付き合って貰って、、、)
そんなことを暫く考えていたが、聴こえてきた女の声にハッとしてテレビに視線を戻す。
激しく絡み合う男女。
緋那
『ねー、いつも集まってこれ観てんの?』
傍に居た山崎にヒソヒソと小声で話しかける。
山崎
『うん。部屋にテレビない奴らも多いからね。新作出ると大体こうやって集まってるよ』
緋那
『へー、そうだったんだ』
エロ本を貸したり借りたりはよく目撃するが、まさか皆で一緒にAVを観ていたとは驚きだ。
緋那はキョロキョロと周りを見回した。
緋那
(近藤さん食いつき過ぎだろ)
部屋に入った時も見向きもしなかったし、緋那がいることに気が付いていない様子だ。
緋那
(近藤さんもあんな風に女を抱くのかな)
………………//
画面の中の男女に近藤と自分を照らし合わせて思わず赤面し、顔を覆う。
そんな緋那を見た土方がチャンスとばかりに近付いてきた。
土方
『女の裸見て赤面たァ初々しいとこあるじゃねぇか』
緋那
『そんなんじゃないです。女の裸なんざ見飽きてますよ』
本当のことだ。
土方
『へ、へぇ』
土方は何とか平静を装おうとするが、、、
緋那
『土方さん』
土方
『あ?』
緋那は土方の耳元に唇を寄せ、こっそり質問する。
緋那
『エッチしたことありますか?』
土方
『な、ななな何をいきなり…あッ、熱ッ』
膝に落ちた煙草を払おうと思わず立ち上がってしまい、隊士達から非難の声があがった。
「静かにして下さいよー」
「見えないでーす。勃たせるのはナニだけにして下さーい」
土方の股間に移る緋那の視線。
土方
『どこ見てんだッ。まだ勃って―――』
緋那は愉快そうに土方の唇にチャックをする。
緋那
(すーぐムキになるから面白ぇンだよなー)