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どうやら間接キスを意識し過ぎているらしい。
アラシヤマ
『心の準備が、、、』
驚いた。
ついさっき力ずくで唇を奪って来た男と同一人物とは思えない。
リナ
(変な人)
でも、もっと色んな顔を見てみたい、とか思っている自分がいる。
早くもアラシヤマに馴れてしまったみたいだ。
アラシヤマ
『ところで主役がこんな所にいたらマズイんとちゃいます?早よう戻った方がよろしいどすえ』
リキッドが呼んでいる声がする。
リナ
『じゃあ、ちょっと行ってくるね』
あっさりと頷き行ってしまうリナ。
もしかしたら自分の傍にいたいのではないかと少しでも考えていた自分が恥ずかしい。
アラシヤマ
(そない夢みたいなことあらしまへんのに)
自嘲気味に笑っていると、リナは再びアラシヤマの元へ戻ってきた。
リナ
『あのね、今から色々と挨拶に行くみたいなの。だから』
てっきり「ごめんね」と言われると思ったのだがそれはハズレた。
リナ
『一緒に来て欲しいな』
アラシヤマ
『、、、リキッドがいてはるんやないの?』
まさかのお誘いにも勿体ぶって答える悪い癖。
それでも嬉しさは隠しきれず声が上擦ってしまう。
リナ
『リキッドくんも一緒だけど、アラシヤマくんの知り合いもいっぱいいるって聞いて』
お願い、と両手を合わせ、上目遣いで返事を待つ姿が愛らしい。
アラシヤマ
『仕方ありまへんなぁ』
リナ
『じゃあ、、、』
パアっと表現が晴れる。
アラシヤマ
『へぇ。ボディガードも兼ねてお供させて貰います』
・・・
リキッドとアラシヤマ、最初に二人が連れて行ったのは伊達衆の所。
アラシヤマ
『筆を背負ってはる顔の良い阿呆がミヤギはん。下駄を履いてはる童顔がトットリはんどす』
ミヤギ
『なんだべその紹介は』
トットリ
『相変わらずムカつく奴っちゃね』
適当な紹介に不満たらたらな様子だが、アラシヤマは全く意に介さず続ける。
アラシヤマ
『そして此方が、わての心友の、リナはんどす』
心友を強調すると二人はフンと鼻で笑った。
トットリ
『妄想も大概にするだが。根暗のお前にこげな可愛い娘が友達になる訳ないわいや』
ミヤギ
『んだ。リナ、はっきり否定さした方がいいべ。放って置くとエスカレートしかねないっぺ』
二人の言う事にリキッドは同感とばかりに激しく頷く。
が、肝心のリナはというと。
リナ
『お友達だよ』