素
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コージ
『加減できんですまん』
ぐすぐすと啜り泣き顔を左右に振るリナの後ろ髪を労るように、何度も何度も撫でた。
落ち着いてくると少し体を離して深くキスをする。
その口付けが優しすぎてリナはまた涙した。
コージ
(離しとうないわィ)
しかしそろそろ保護者が苛立ってくる頃。
保護者とは土方の事だ。
門限などに厳しくて皆にそう呼ばれている。
名残惜しいが。
コージ
『水でも浴びて帰るとするかのォ』
リナ
『ん、そうだね』
明るく返事をしたが、神妙な面持ちのまま動かない。
コージ
『もしかしてヤり足りんかったんか?じゃったらもう一発―――』
まだ萎えていないそれを挿入れるような仕草をする。
コージ
『……………ぷはっ』
吃驚し過ぎて声が出ないのか、口をパクパクさせて必死で訴えようとするリナが可笑しくてコージは爆笑した。
コージ
『冗談じゃ』
からかわれたのだと気付き、ふてくされるリナをひょいっと抱き上げる。
コージ
『腰が抜けて立ち上がれんのじゃろう』
その通りだった。
抱いたまま着物や下着を器用に拾って池へ向かう。
よくウマ子が水浴びしている池だ。
親が赤子を湯船に入れるように、リナを抱えて池に入る。
リナ
『こんなことまでシてもらっちゃって、ごめんね。ありがとう』
体を流し、手拭いで拭き、服を着せて貰った。
そして今家まで背負ってくれている。
コージ
『いや、無茶な抱き方したわしが悪…』
リナは後ろからコージの口を塞いだ。
リナ
『すっごく気持ち良かった//』
耳元で囁く恥じらいの隠った声。
コージ
『そうか//』
案の定土方は家の外で不機嫌そうに煙草を吸っていた。
コージ
『歩けるか?』
体を気遣いながら、見つからないように少し離れた所で降ろす。
リナ
『もう大丈夫、送ってくれてありがとう』
コージ
『ん、あぁ』
思い付いたように耳に唇を寄せた。
コージ
『この礼は後でたっぷりシて貰うけんのォ?』
コージはリナの髪を一度くしゃっと撫でて帰って行く。
リナ
(お礼、エッチなこと期待されてる?//)