魔法薬①
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
土方
『リナ…?』
柔らかい唇と熱い吐息が擽ったい。
どうしてもピクッと反応してしまう。
リナ
『あ…。ご、ごめんなさい』
土方
『そんな顔しなくていい。何でも力になるって言ったばっかだろ』
自分のしてしまった事に涙ぐむリナの目尻を指で拭う。
土方
『お前はどうしたい?どうして欲しいんだ?』
囁く低い声音にリナは欲望の赴くままに応えた。
リナ
『ギュッて…』
体がふわりと浮き、膝の上に乗せられ抱きしめられる。
リナ
『ン…』
首筋に顔を埋められた気持ち良さに身を捩った。
土方
『こうシてるだけでいいのか?』
耳や項に口付けしながら尋ねてくる土方の真意はわからないが、もう歯止めは利かない。
リナ
『やだ、もっと…』
唇を耳に寄せてキスをせがむ。
土方は体を軽く離し、言われるままに唇を重ねた。
差し出してくる舌を吸うと自分も痺れるような快感に襲われる。
砕けた腰を支え、何度も何度も角度を変えて深くキスをする。
土方
『満足できたか?』
荒い吐息を交えた囁き。
リナ
『だめ、もっと…』
甘い声で続きを強請る。
もっともっと色んな場所に触れて欲しい。
互いに誘惑しつつ、自然と服を脱がし合う。
「次は」
「それから」
「どこを」
「どうされたい?」
二人は淫靡な問答を繰り返しながら一つになった。
土方
『ん、、、』
小鳥の囀りに目を覚ます。
起き上がろうとしたが、リナが腕枕でスヤスヤ眠っている事に気付いて止めた。
心地良い重さに自然と頬が弛む。
柔らかな髪を梳きながら思い出すのは昨夜の情事。
色だの恋だのを遠ざけて生きてきたが、自分も他の男達と何ら変わりない欲求を持ち合わせているのだと悟った。
リナ
『土方さん…』
半身にキュッとくっついてくる。
起きたのかと声をかけるが返事はない。
無意識にすり寄ってくる仕草が堪らなく愛おしく、額にそっと口付けをした。
武士の道を志す自分に色恋沙汰は邪魔なだけ。
だが一度知ってしまった安らぎからはそう簡単に抜け出せないだろう。
何よりリナを手放したくない。
俺は侍だ。
己の心に背きはしない。