散歩
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土方
『………//』
リナ
『……//』
あんな所を見てしまって、見られてしまって、互いに何となく気恥ずかしい。
土方
『だ、大丈夫か?//』
リナ
『はい、お陰様で//』
足元から土方に視線を移し「ありがとう」と呟く。
リナ
『ところでどこに向かっているんですか?』
土方は少し考えて「気の向くまま」と答えた。
そうは言うがこの方向は…。
「トシさーん、リナー」
パプワハウスの外で洗濯をしているリキッドが二人を見つけて大きく手を振る。
土方
『おう、リキッド。偶然だなぁ』
リナ
『今日も家事お疲れさま』
本当に偶然かな?と疑問に思ったが大した問題じゃないので気にしない。
家事が一段落したというので、お手製おやつに釣られお邪魔させて貰う事にした。
リナ
『おいしー♡』
土方
『甘すぎずしつこ過ぎず。さすがリキッドだぜ』
特製チェリーパイを二人に褒められリキッドはご満悦だ。
リキッド
『そういやその服、もしかしてGの手作り?』
リナ
『うん。ワンピースは簡単だからって、何着も作ってくれたの。すっごく可愛いでしょ』
出来栄えを見せようと、立ち上がってひらひらと回る。
リキッド
『ああ、うん、スゲー可愛いな//』
リナ
『あとね、下着も作ってくれたんだよ』
土方
『お、おい。まさかそれまでお披露目しようってンじゃねぇだろうな』
リナ
『さすがにそんなことしませんよー』
リキッドにはばっちり見えた。
回る度にふわふわと捲れる裾から見える色っぽいパンツが。
暫くは夜のおかずに困らなそうだ。
土方
『じゃあな、リキッド』
リナ
『美味しいおやつごちそうさまでした』
他愛のない話で一頻り盛り上がった後、夕飯の支度もあるので早めにお暇する事にした二人。
パプワハウスを出てすぐ妙な視線に気付く。
全身に纏わりつくこの視線は。
土方 リナ
『『アラシヤマ(くん)!』』
二人が同時に名を呼ぶと、「ひいっ」と叫ぶ声と共に木の枝からアラシヤマが落ちてきた。
アラシヤマ
『あ痛たたたた…』
地面に腰を打ち付けたらしく、さすりながら二人に近寄る。
リナ
『大丈夫?』
アラシヤマ
『リナはんは相変わらず優しおすなぁ。せやけど何でわかりはったん?やっぱり愛の力…』
リナ
『そ、それよりアラシヤマくんは何してたの?』
面倒な事になる気がして慌てて言葉を遮った。
土方
『聞くまでもねぇ。どうせリナのストーカーだろ』
土方の吐き捨てるような言い方にカチンとするも、リナの前なのでアラシヤマは顔には出さない。