人魚
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ロッド
『え。まさか?』
マーカー
『…面目ない』
ガックリと肩を落とす。
マーカー
『G』
マーカーの視線にGは申し訳なさそうに首を横に振って応えた。
ハーレム
『俺らも年かねぇ』
天井に向かって煙を吐き出す。
昼間からアルコール漬けとはいえ情けない。
ロッド
『俺ら?』
マーカー
『という事は、隊長も?』
しィーん
やり取りを見ていたリナはポロポロと涙を零す。
皆はギョッとし、慌てて周りに集まった。
久しぶりの女に浮かれてさすがにやり過ぎたか。
リナ
『…か‥った』
静まり返った家の中に、ぐすっと泣きじゃくる声だけが響く。
マーカー
『聞き間違いじゃなければ、良かった、と聴こえたんだが』
G
『俺もそう聴こえた』
ロッド
『えっと、何がよかったの?リナちゃん』
リナ
『こんな、状態‥で』
形の良い唇からたどたどしく紡がれる言葉。
リナ
『挿入れられたら、本当に、壊れちゃうと思って』
呆気に取られた後、想い想いにニヤリと笑う四人。
ハーレム
『次は覚悟しとけよ』
額をツンと突つかれ、
マーカー
『想像以上の好き者だな』
耳元で囁かれ、
ロッド
『今度こそ壊れるまでシしてあげる』
頬にキスをされ、
G
『あんまり挑発するな…//』
頭を撫でられた。
リナ
『え?』
マーカー
『その態度は誘っているとしか思えないぞ』
リナ
『ち、ちがっ…』
ロッド
『初対面の、しかも複数の男を誘惑するエッチな悪い子にはお仕置きが必要だよね』
リナ
(もう、この人達やだ)
一刻も早く此の場から立ち去りたい。
ハーレム
『ま、お楽しみは明日以降に取っておくっつーことで。とりあえず服着ろ』
ヤレないのに裸を目にしているのは生殺しだ。
リナはバサッと投げられた服を着てふらふらと立ち上がる。
ハーレム
『そーいや、靴はあそこに置きっぱなしだったか』
リナ
『きゃっ…』
また肩に抱えられるかと驚いたが、今度は横抱きにされた。
ハーレム
『この辺りは浜と違って裸足じゃ危ねぇからな』
有り難く思えよ、と念を押し、名残惜しそうな三人を置いてシシマイハウスを出ていく。
ハーレム
『お。あったあった』
湖の畔でリナを降ろすが、リナは一向に靴を履こうとしない。
その間リナは、ハーレムはなぜ帰ろうとしないのだろうと不思議に思っていた。
ハーレム
『帰るぞ』
リナ
『はい、ありがとうございました』
やっとか、と思いながらも表情には出さずニッコリ微笑む。
歩いて行くハーレムを見送っていると、五メートル程先でその背中が止まった。
ハーレム
『帰るぞ』
リナ
『はい』
さっきも聞いたけど、と妙に思ったがまた同じように返事をする。
するとまた歩き出す。
が、やっぱり止まった。