人魚
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リナ
『今日はお招きいただきありがとうございます』
木の香が落ち着く和風の家。
ソージ
『今日と言わずに好きなだけいなよ。ね、土方さん』
土方
『あぁ。少なくとも生活に慣れるまではここに居たほうがいいかもしれねぇな。この島は何かと危険だ』
近藤
『ソージとトシの言う通り。ほら、自分の家だと思ってくつろいで』
リナがちょこんとソージの横に座ると、近藤は温かいお茶を四人分淹れる。
リナ
『でも、ご迷惑じゃ』
近藤
『とんでもない。ウマ子も話し相手が出来て喜ぶと思いますよ』
土方
『女同士でしか話せねぇこともあるだろうからな。…で、ヤツはどこに行ったんだ?近藤さん』
リナもさっきから気になっていた。
近藤
『ウマ子なら今日からパプワハウスの近くにテントを張ってそこで生活すると言っていたが』
リナ
『ええっ!?』
近藤
『さて、我々もそろそろ寝よう。リナくんには私の寝間着を貸してあげ…』
ソージ
『やめろ、加齢臭がうつる。はい、僕のを使っていいよ』
リナ
『あ、えっ‥と。あり‥がとう』
ウマ子がいないことに戸惑いながらも渡された純白の浴衣に着替える。
その間に各々布団を敷き終えた。
近藤
『おや、しまった。ウチには客人用の布団がないぞ。作るにはもう時間が遅いし。いや、困ったなぁ』
大根役者も吃驚、見事な棒読みで声を張る。
近藤
『仕方ない、今日はわしの布団で一緒に寝るしかないようだ。ささ、リナくん、遠慮せずにどうぞ』
ザクッ
寝転がり、少し掛け布団を持ち上げて手招きをしている近藤を沖田が突いた。
近藤
『何だソージ、ヤキモチか?わかった、それじゃ三人で…』
自分の布団と沖田の布団をくっつけ、両手を広げて真ん中に寝る。
近藤
『よーし、いいぞ。二人とも来なさい』
沖田
『死ね』
必殺三段突き峰打ち。
沖田
『勝手に一人で永眠してなよ、クズ』
布団の中で悶えている近藤に吐き捨てる。
土方
『うるせーんだよテメェら、さっさと寝ろッ』
土方は電気を消し、壁際に敷いた自分の布団を使うようリナに促した。
リナ
『土方さんはどうするんですか?』
土方
『侍は布団なんか無くたって眠れンだよ』
リナに背を向け、布団の横に寝転がる。