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リナ
『はじめまして、リナです』
近藤
『いやはや良い名前ですな。それでは改めて、よろし―――』
「触んなよオヤジ」
グサッ
「これから僕が触るのに汚れるじゃないですか」
握手を交わそうとした近藤を背後から一突きした彼は、唖然としているリナの手を握り天使のように微笑む。
「一番隊組長沖田ソージです。大丈夫ですよ、峰打ちですから」
とてもそうは見えないが。
近藤
『すみません、本当はとても良い子なんです』
ソージ
『まだ生きてたんですか。三段突き峰打ち』
近藤
『はぁ~ん、痺れるぅ♡』
血を噴き出しながらうっとりしている。
何とも奇妙な絵面だ。
「こんなの日常茶飯事だ。無視するに限るぜ」
リナ
『あ、はい。えっと』
「副長、土方トシゾーだ。よろしくな」
リナに向かってスッと手を差し出す。
ウマ子
『何早速手ぇ出しとんじゃわりゃーっ』
バキィッという痛々しい音にリナは目を瞑った。
土方
『い、いきなり何しやがんだ原田ァ!』
ウマ子
『全く手の速い男じゃ。油断も隙もないのう』
尻餅をつき、左頬を抑えながら睨みつける土方を鼻で笑う。
土方
『勘違いしてんじゃねぇ。挨拶だ、挨拶。大体何で俺だけなんだよ。ソージだって握っただろーが』
ウマ子
『リナちゃん気ィつけやぁ。トシさんこう見えてムッツリじゃけんね』
土方
『って聞けよコラァ!』
・・・
午後八時。
ちみっ子達はおやすみの時間。
歓迎会もお開きになり、ナマモノ達が続々と帰って行く中。
ロタロー
『リナちゃん』
リナ
『なーに?ロタローくん』
ロタローに手を引っ張られ、目線の高さを合わせる為に屈む。
ロタロー
『もう決めた?』
キョトンとするリナを見てにっこり笑うロタローの口から一同驚愕の一言が。
ロタロー
『誰にお持ち帰りされるかって事だよ☆』
リキッド
『な、何言ってんだマセガキ!ほら、帰るぞ!』
リキッドはロタローを肩車し、パプワ、チャッピーを連れて足早にその場から離れて行った。
ロタロー
『男は慎重に選んだ方がいいよー。あ、家政婦が良かったら僕達に遠慮しなくていいからねー』
リナに手を振った後、リキッドの髪を軽く引っ張る。
ロタロー
『なーんでウチに誘わないのさ』
誘おうと思っていた。
勿論やましい気持ちなんか無く。
だがあの発言の後では、、、。
奥手なヤンキーが言い出せる訳がなかった。
残されたリナ達。
コージ
『ロタロー坊ちゃんがどがん意味で言うたかはこの際置いといて』
ミヤギ
『リナがどこさ泊まるか、こいつは由々しき問題だべ』
確かに昨日来たばかりで家がない。
トットリ
『僕ん所に来たらいいわいや。ミヤギくんとコージくんの三人暮らしで楽しいっちゃよ』
アラシヤマ
『何を言うとりますのん。リナはんはわての所に来はるに決まってます』
ロッド
『やっぱ俺らン所っしょ。手厚くもてなしてあげるよん☆』
ソージ
『ウチに来なよ。今なら僕の添い寝が無料でついてくるからさ』
皆声を揃えて、野宿は危険だ、ウチに来いと言うのだが、野宿の方がまだ安全な気がする。
近藤
『悩む事はないと思いますがね』
ハーレム
『あん?そりゃどういう意味だ』
近藤
『ウチにはウマ子がいますから、何かと安心かと。どうかな、リナくん』