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そして話題は身の上話へ。
コージ
『わしは三歳の時に巨大鯉に飲み込まれてのう』
ほぼ一方的に思い出を聴かせられる。
コージ
『ウマ子とはこの島で再開したんじゃ。あ、ウマ子はわしの妹で、この島の紅一点。いや、今日から紅二点じゃな』
話を弾ませていると、ふとリナの存在に気付いたウマ子がリキッド片手に寄ってきた。
ウマ子
『あんた確か、、、』
広場に遅れて現れたリキッドとアラシヤマ、その中心にリナがいた事を思い出す。
嫉妬の炎がメラメラと燃えたぎ…
リナ
『リナです。よろしくね、ウマ子ちゃん』
ウマ子
『え。あ、あぁ』
炎はシュウっと音を立てて消えてしまった。
必殺スマイルは性別を問わず効果は抜群だ。。
リナ
『仲良くしてね』
ウマ子に動揺が走る。
ウマ子
『まぁ、そうじゃのう。リッちゃんに手ぇ出さん約束するんじゃったら考えてやってもええわい』
頬を赤らめ、モジモジと体を捩る仕草はリナよりも女の子らしい。
リナは暫く考える。
リナ
『それは、約束できない』
衝撃的な発言だった。
リキッド
(ってことは、、、)
アラシヤマ
(つまり、、、)
コージ
(リキッドのこと、、、)
ウマ子
『好いちょるんじゃな』
ウマ子の体がわなわなと震える。
リナ
『私、誰かに遠慮して好きなもの諦めるなんてしたくない。それにそんな大事な約束簡単には、、、。あっ、でも違うから!リキッドくんのことが好きとかそういうんじゃなくてっ』
ウマ子
『なかなか根性据わっとるのう』
クツクツとした小さな笑い声は、段々豪快なものに変わっていった。
ウマ子
『気に入った!今日からわしらは友達じゃ』
ガッシリとリナの手を握る。
ウマ子
『じゃけん好敵手になった時は容赦せぇへんけぇ、覚悟しちょきィよ』
リナ
『ふふ、そっちこそ』
パチパチパチバチ…
「いやぁ、ウマ子を認めさせるとは見かけによらずやりますなぁ」
拍手をしながら近付いて来る温厚そうな男。
黒髪を一つに束ねた二枚目とハニーフェイスの美少年を従えている。
皆が一様に着ているのは背中に誠の文字の書かれた羽織。
「申し遅れた。私は心戦組局長、近藤イサミです。貴女が噂のお嬢さんですな」