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リナ
『そんなしょげないで?二人共立派なナイトだったよ。タキシード仮面も顔負けだよ』
特戦部隊が近付いて来た時、体を張って立ち向かってくれた。
一瞬で玉砕したが。
リナ
『ありがとね』
チュ
チュ
温かく柔らかいものが頬に触れ、それがリナの唇だと認識し徐々に赤くなっていくリキッド。
アラシヤマは発火した。
アラシヤマ
『座右の銘は友情パワー、改め愛情パワーどす!』
感情の起伏が激しい単純な男達だ。
二人のやる気も充電された事ですし、それでは次に参りましょう。
リキッド
『うぅ。あんま行きたくねぇなぁ』
リキッドの足取りが重い。
アラシヤマ
『リナはんはわてに任せて大人しゅう待っとった方がええんちゃいます』
リキッド
『う、うるせー。お前みてぇな危険な野郎と二人きりにさせられっかよ』
アラシヤマ
(ほんま無粋な男どす。リナはんかてわてと二人きりのほうが嬉しゅうに決まってますのに)
ドドドドドド…
リキッドの体がビクッと強張る。
「リッちゃぁぁぁーん」
物凄い地響きを立てながら猛スピードでやってきたのはマッスルバディの―――。
「リッちゃんから逢いに来てくれるなんて、ウマ子感激じゃあぁぁぁ」
リキッド
『いやぁぁぁーっ』
パワフルな乙女はそのままの勢いで、リキッドに抱擁という名のタックルをかました。
ガサッ
リナ
(??????)
近くの茂みが揺れる。
不思議に思って覗いて見て、固まってしまった。
すぐ目の前に右目に傷のあるガタイの良い男が居たからだ。
「女?」
固まったのは相手も同じようだった。
アラシヤマ
『何を見つめ合うとりますんや』
アラシヤマが間に割って入る。
アラシヤマ
『ミヤギはんらと一緒に居ィひんと思たら、こないな所で何してはるんどす?』
コージ
『決まっちょろう。可愛いウマ子におかしな虫が付かんよう見張っとるんじゃ。男だらけの島じゃけぇ心配でのう』
アラシヤマ
(このシスコ‥ん?)
リナがクイクイとアラシヤマの服の裾を引いた。
自分を上目遣いに見つめるクリクリとした瞳。
アラシヤマ
(はぁ…。可愛いどす。キュートどすぅ)
完全に目がイッている。
「わしゃ、コージじゃ。よろしくのう」
リナ
『リナです。こちらこそ、よろしくね』
差し出された手を握り返し、二人は微笑みを交わした。