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リナは特戦部隊の四人に取り囲まれていた。
ハーレム
『リッちゃーん、まさか俺達より先に手ェ付けたんじゃねぇよな?』
マーカー
『貴様はどうだ、アラシヤマ。弟子のお前が師匠であるこの俺を差し置いて手を出すなど言語道断だぞ』
視線をリナに向けたままとんでもない事を問う。
リキッド
『何言ってんスか隊長!リナに失礼っ‥ス‥よ…』
アラシヤマ
『そ、そうどす!いくらお師匠はんでも―――』
ハーレムとマーカーが一瞥しただけで押し黙ってしまう二人。
リナ
(隊長に、師匠?)
ロッド
『リキッド坊やは昔、俺ら特戦部隊に居たのよ』
G
『アラシヤマはマーカーの元で修行をしていた』
リナの心中を察したのか、ロッドとGが教えてくれる。
ハーレム
『そーそー。尊敬する俺達にゃ頭が上がらねぇって訳だ』
リキッド
(ちげーよオヤジ!)
ロッド
『そういう事だからリナちゃんも俺らを尊敬してね』
アラシヤマ
(どないな理屈どすか!これだから頭の軽いお人は嫌なんどす)
こっそり悪態をつく事が精一杯。
ハーレム
『よっしゃ。そうと決まれば帰ってリナの歓迎会と洒落込もうぜ』
マーカー
『途中で音をあげるなよ』
ロッドとGがリナの両脇を固める。
リナ
『え?』
特戦部隊がリナを連れ去ろうとした時。
ハーレム
『ん、何だ?』
広場が一際騒がしくなった。
リキッド
『多分酒が出て来たんじゃないっスかね!歓迎会の為に用意したみたいで、飲み放題らしいっスよ!』
ハーレム
『何ィ!?』
ギラリと光る獣のような瞳。
ハーレム
『いや、待てよ、、、』
女と酒。
どっちを取るべきか。
マーカー
『隊長、酒の飲み放題は今だけの物です』
ハーレム
『そう‥だな。リナはいつでも喰える。そうと決まれば行くぜ、野郎共』
リナ
『わ、速っ』
特戦部隊は恐ろしい言葉を残し走り去って行った。
とりあえず今は難を逃れた事にホッとする。
ヒュー ドロドロドロドロ…
何処からか聴こえる不気味な音。
アラシヤマ
『大見得切った自分が情けないわぁ。わては、わては、ナイト失格どす』
アラシヤマの周りを無数の人魂が飛び交っている。
ドンッ
リナ
『きゃっ…』
後退りして何かに躓いてしまった。
リキッド
『へへ、うへへ。俺は唐変木の木偶の坊』
リナ
(リキッドくんまで!)