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はっきりにっこりアラシヤマを肯定した。
リキッドを含めた三人はムンクの叫び顔負けの形相。
信じられない。
いや、信じたくない。
アラシヤマ
『リナはん、ただの友達やのうて心友でお願いできまへんか?』
リナ
『そっか。じゃあもう一回。私とアラシヤマくんは心ゆ‥きゃあっ』
ミヤギとトットリに肩をガッと掴まれ怯む。
トットリ
『弱みでも握られてるんだかいな?』
ミヤギ
『そうに決まってるべ。オラ達が護ってやっから今すぐ―――』
アラシヤマ
『今すぐその手を離しなはれ。燃やしますえ』
アラシヤマが炎を、その横でリキッドが電気を手に携え二人を睨んでいた。
静かな声音には明らかな怒気が含まれている。
ミヤギ
『くっ、、、』
流石にこの二人が相手では分が悪い。
アラシヤマ
『ふん、わかって貰えたようで良かったどす』
リキッド
『とりあえず挨拶は済んだし、次行こうぜ』
リキッドに背中を押されながらもリナは後方の二人を振り返り手を振った。
アラシヤマ
『あのお二人ときたら軽々しくリナはんに触れはって、馴れ馴れしいにも程があります』
リキッド
『全くだぜ』
リナ
『二人ともそんなに怒らなくても、、、』
確かに突然肩を掴まれて驚いたが、それにしても大袈裟だ。
アラシヤマ
『気ィつけなあきまへん。ああいった輩は一度優しくするとつけあがるさかい。馬鹿は相手にせぇへんのが一番どす』
リキッド
(それはお前だよ!)
リキッドの心の声が聞こえた気がする。
リナ
『でも、頼りになるなーって感心しちゃった。二人がいれば安心かも、って』
人懐っこく笑う口元から八重歯が覗くと、二人の心臓は早鐘のように高鳴った。
「「ボディガードは任せなはれ(さい)!!!」」
自信満々に頭を振った数分後―――。
リナ
『あ、あの、、、』
さっきまでの意気込みはどこへ行ってしまったのか、リキッド達は物凄い速さで目を泳がせていた。
「俺のことはハーレム様って呼ンでもいいンだぜ?つーか呼ばなきゃ殺す」
隊長と呼ばれる獅子のような俺様男。
「マーカーだ。呪うならこの島に来てしまった自分の不運を呪うのだな」
左頬に傷跡のあるクールな男。
「リナちゃんみたいな可愛い子に逢えて超感激〜☆あ、俺ロッド。そんでこっちはG。よろしくね」
上半身裸の少し軽薄そうな男と、優しげな瞳の無口な男。