高校生になっても
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
翌朝、午前5時―。
夏海
『あ、洋平くん』
寝ぼけ眼を擦りながら起きてきた水戸にキッチンから「おはよう」と声をかける。
水戸
『おはよ。んじゃちょっと行ってくるな』
夏海
『うん、いってらっしゃい』
水戸が向かった先は浴室だろう。
数十分でシャワーの音が止まった。
水戸
『お、うまそう』
髪は濡れたまま、腰にバスタオルを巻いただけの状態でリビングに戻るなり玉子焼きを口に放り込む。
水戸
『うん、すっげー美味い』
子供みたいな笑顔で必ず言ってくれるこの台詞。
夏海
『ふふ、ありがとう』
何回聞いても嬉しい。
水戸
『ごはんと味噌汁もちょーだい』
夏海
『はーい。でもその前に何か着たら?』
水戸
『暑いからまだいいのっ』
背中を向けてひらひらと手を振りローソファーに腰掛けた。
夏海
『もー。仕方ないなぁ』
普段は軍団一クールな水戸だが夏海と二人だけの時は少し違った顔を見せる。
夏海
『洋平くんいっつも早起きだよね』
水戸
『まぁ、夏海ン家に来た時はな』
2人きりの朝食。
2人になれる数少ない時間。
夏海
『もしかして私朝からドタバタうるさい?』
相変わらず鈍感な夏海。
そんな事には慣れっこの水戸は「そーかも」と呆れ気味に笑った。
水戸
『夏海、髪拭いて』
食事が終わり、首に巻いていたタオルを渡された夏海はまだ滴の残る水戸の髪を拭い始める。