高校生になっても
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高宮
『それでは夏海の引っ越しを祝して!』
「乾杯ー♪」と缶ビールをぶつけ合う。
大楠
『しっかしまぁ、今度もまたすげぇ部屋だな』
湘北高校から歩いて十分の2LDK。
夏海
『そうだねー。近いのはありがたいけどちょっと広すぎるかも』
広いからこそ余計に感じる孤独。
夏海は両親の離婚がきっかけで、中学に入る前から今までずっと一人で暮らしている。
離婚の原因はダブル不倫。
新しい生活を始める上で夏海の存在は父にとっても母にとっても邪魔でしかなかったようだ。
押し付け合った結果、親権は父に。
早い話、その父に贅沢な部屋と十分過ぎる生活費を与えられ厄介払いされている。
夏海
『きゃあ!?』
突然頭をわしゃわしゃと乱暴に撫でられ夏海は顔をあげた。
花道
『俺様達からの引っ越し祝いだ』
夏海
『わぁ、すごい、、、』
感嘆の声を漏らす夏海に野間が特大のクマのぬいぐるみを渡す。
野間
『パチンコの景品だけどな』
夏海
『みんな、ありがとう。宝物にするね』
ギューッと抱きしめられながら頬擦りされるぬいぐるみになりたいと本気で願う男子高校生5人。
水戸
『とりあえずもう一回乾杯しとくか?』
夏海
『じゃあ、今度は皆の入学を祝して♪』
引越&入学祝いは夜遅くまで続いた。