乱
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銀時
『、、、思った以上に垢抜けたな』
美容室でヘアメイクされ流行りの着物を着こなす雀に一同息を飲む。
神楽
『ま、私にかかれば晩飯前アル』
新八
『グッジョブだよ神楽ちゃん』
総悟
『素材が良かっただけだろう』
近藤
『驚いた。大人っぽくなったな』
土方
『ま、まぁ、何だ。とりあえずお前らも早く座れ』
雀
『はい、遅くなってすみませんでした。えーっと、、、』
新八
『好きなトコに座っていいんだよ』
雀がどこに座ったらいいか悩んでいると新八が気を利かせてくれた。
雀
『じゃあ、総ちゃんと土方さんの間に座らせてもらおうかな』
総悟 土方
((よしっ))
銀時 近藤
((チッ))
心中でガッツポーズをしたり舌打ちをしたりと反応は様々だ。
雀は総悟と土方がすぐに言い争いを始めてしまうのがわかっていたので間に入っただけだった。
わいわいと談笑しつつ、いい感じにお酒も入り盛り上がっていく。
雀
『あれ、土方さん何食べてるんですか?』
土方
『ん?これは、、、』
総悟
『犬の餌だ』
土方
『総悟てめぇッ』
総悟
『そーいやぁ近藤さん、最近元気ないんじゃねェですか?』
総悟は土方をあっさり無視して近藤に酒を注ぎ、ふと疑問を口にした。
近藤
『ああ、、、。実は最近、お妙さんが冷たいんだ』
銀時
『最近だ?お妙がお前に冷てぇのはずーっと前からじゃねーか』
新八
『そーなんですけど。ここ最近は暴言も暴力も一切なしで完全に無視なんですよ』
どうフォローしたらいいかわからず皆押し黙る。
近藤
『、、、少し風にあたってくる』
近藤は沈痛な面持ちで静かに席を立った。
土方
『自害なんかしねぇだろーな』
ボソッと呟く声音が耳に付く。
雀
『わ、私も風にあたってくるっ』
不安になった雀は皆が止める間もなく飛び出して行った。
新八
『ちょっと神楽ちゃん!?何飲んでんの!?』
いつの間にか顔が真っ赤になっている。
神楽
『エヘヘヘへ、大人の味ネ』
新八
『ダメだよ未成年がお酒なんて、、、』
神楽
『うるさいアル、お前も呑むヨロシ』
新八の首を取って酒を一升瓶ごと流し込んだ。
ケタケタ笑う神楽の頭を銀時がポカっと叩く。
銀時
『何やってんだバカ娘』
神楽
『あ、そーだ銀ちゃんあのねっ、さっき高杉が、、、』
神楽は思い出したように高杉に会った話を始めた。
・・・
銀時
『言うだけ言って寝ちまいやがった』
神楽と新八は大きな鼾をかきながら幸せな表情で眠っている。
残された3人の表情は暗い。
総悟
『雀が高杉と、、、』
土方
『言うな』
土方はグビグビと喉を鳴らし猪口の酒を飲み干した。
それを皮切りに銀時も総悟も一気に酒を呷る。
神楽に聞いた話を早く忘れたくて―。