逢瀬
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・・・
結局二人は帰らず、そのまま遊園地で童心に返り遊んだ。
また子
『もう殆ど遊び尽くしたんじゃないっスか?』
また子は当初の目的を忘れ完全に楽しんでいる。
高杉
『後は此処くらいか?』
銀時
『俺は行かねぇぞ』
お化け屋敷。
高杉
『じゃあ終いだ。今度こそお前らは帰れ』
また子
『ええ!?嫌っスよ!』
駄々を捏ねるまた子を困ったように見つめる雀。
銀時
『もう十分邪魔したろ。帰るぞ』
また子
『なっ!?平気なんスか!?二人は今日―――』
銀時
『平気じゃねーよ』
雀を強く抱き締める。
雀から一泊で出掛けることを聞いた時から、平常心でなんて居られなかった。
銀時
『でも邪魔すんのは違ェだろ』
雀
『銀さん、、、』
銀時
『明日帰って来るの待ってるから。そしたら俺のターンな』
高杉
『だったら今は離れろ』
銀時
『わーってるよ。ほら、行くぞ』
身体を離し、また子を引き摺って行く。
また子
『雀!晋助様に変なことしたら許さないからねッ!』
銀時
『高杉にも言ってやれ』
また子
『それにしても白夜叉、健気なフリしてなかなかの策士っスね』
銀時
『ンな事より雀の話、ちゃんとあるんだろうな?』
・・・
旅籠の一室。
高杉と雀は豪勢な料理と酒に舌鼓を打つ。
高杉
『お前とこうして酒が呑めるなんてな』
雀
『夢みたいです。今日一日、ずっと』
潤んだ瞳。
少し紅く染まった頬。
熱い吐息。
酒のせいか、仕草の一つ一つが初々しく色っぽい。
高杉
(焦るな。夜は長いんだ)
雀
『高杉さん』
高杉
『ン?』
雀
『以前、私のこと助けてくれましたか?』
酌をしながらずっと気になっていた事を聞く。