想い −土方−
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山崎
『副長、入りますよ~』
ガラッ
土方
『あ?何だ?』
土方は隊服を脱ぎ着流しに着替えようとしている途中だった。
山崎
『わっ、すみませんっ』
急いで両手で目を覆いながらもこっそり指の隙間から覗く。
山崎
(うわー。胸板厚い。腹筋すげー)
土方のしなやかな肉体に山崎は見惚れた。
山崎
『副長って着やせするタイプだったんですね』
土方
『悪ィかよ。で、何か用か?』
着替えが終わり、胡座で煙草を吸い始める。
山崎
『そうそう、雀さんが訪ねて来てますよ』
土方
『もうそんな時間か』
山崎
『デートですか?』
吸い始めたばかりの煙草を消し身支度をする土方はとても浮かれているように見えた。
土方
『まぁな。じゃ、行ってくるわ』
足早に門へと向かう。
総悟
『そんなに急いでドコ行くんですか?』
土方
『…野暮用だ』
総悟
『ふーん。俺も暇なんでお供しまさァ』
近藤
『総悟は今から仕事だろ』
今日は土方は早番で総悟は遅番だ。
総悟
『チッ。土方さん』
念の為にこれだけは言っておかないと。
土方
『何だよ』
総悟
『雀にしたりさせたりしないで下さいよ』
土方
『なッ、何言ってンだ俺がンなことするわけねぇだろッ』
総悟
『どうだか』
近藤
『トシっ、雀が待ってる。早く行った方がいいんじゃない‥か』
言い終える前に土方は脱兎の如く駆けて行った。
近藤
『トシも可愛いとこあるな』
総悟は面白くない。
近藤
『お前も勿論可愛いぞ』
総悟
『勘弁して下せェ。俺ァそっちの気はねェんで』