想い −総悟−
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「君可愛いね~、一人?」
如何にもチャライですって感じの男が二人。
雀に声をかけてきた。
雀
(どうしよう、、、)
雀はすぐにでも此処から立ち去りたくなったが、総悟を待っていなければはぐれてしまう。
雀
『一人じゃないです』
「嘘だー、一人にしか見えないよ?」
雀
『今はそうですが連れがすぐに戻ってくるので』
「そうだ、おなか減ってない?なんか食いに行こうよ」
一人が雀の右手首を掴むと、もう一人が左腕を掴んだ。
雀
『離して下さいっ』
ズキ
頭が痛い。
雀
(前にも、、、)
酷く痛む。
雀
(あの時は、、、)
もう少しで、何か―――。
「うわっ。わっ、わっ」
「あ?何だよ急… ひぃっ」
雀の後方に、面を付けた二人が刀を持って立っていた。
その二人からは素人でもわかるほどの殺気が男達に放たれている。
「こ、殺される」
「あっ、待て、 置いてくなっ」
一人が逃げるともう一人も追うように逃げていった。
その後すぐ雀が振り向いたが、その時にはもう誰もいなかった。
雀
『な、何?何なの?』
まさか、お化け?
雀
『どうしよう、怖い』
ぬいぐるみを強く抱き締める。
総悟
『雀』
!!!
雀
『総ちゃんっ。い、今っ…』
総悟
『悪い。思ったより時間かかっちまって』
バナナチョコを渡し、総悟は申し訳なさげに雀の撫でた。
雀
『…うん。大丈夫だよ、ありがとう』
早速パクッと一口。
雀
『わぁ、美味しい。これ買いに行ってくれてたの?』
総悟
『ああ。他にもお前が好きだった物、全部買ってきた』
時間がかかる訳だ。