記憶喪失
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
バタンッ
突然大きな音を立てドアが開いたかと思うと、青ざめた表情の高杉が入ってきた。
高杉
『雀!!!』
銀時
『高杉、何で此処がわかっ…』
高杉
『お前、俺がどれだけ心配したと思ってンだ』
話しも聞かず銀時と雀の間に割って入る。
髪をぐしゃぐしゃと少し乱暴に撫でられ、雀は戸惑いを隠せない。
雀
『ご、ごめんなさ…』
言い終わる前に唇は高杉の唇に塞がれた。
それを目の当たりにした銀時はただ唖然としている。
高杉
『雀、あの時―――』
雀は既に布団の中に隠れてしまっていた。
高杉
『雀?』
銀時
(ざまぁみろ。そして嫌われろ)
いい気味だ。
銀時
『実は―――』
高杉
『記憶喪失、、、』
今は布団からひょこっと顔を出している雀を哀しげな眼で見つめる。
雀
『ごめんなさい』
その眼を見た途端、胸がズキズキと痛んだ。
高杉
『何故謝る?お前が無事で、それだけで十分だ』
雀の頬を擽りながら軽く笑う。
雀
『あ、あの』
高杉
『ン?』
雀
『さっき言ってた、あの時、って?』
高杉が愛おしそうに雀を見つめる間、雀は不安気に高杉を見つめていた。
高杉
『それはまた今度な。まずはゆっくり休め。じゃあ、またな』
ドアに寄りかかるように立っていた銀時と対峙する。
銀時
『前から気になってたンだけど、雀ってお前の何?』
高杉
『…さァな』
銀時
『ま、いいけど。何にせよアイツは誰にも渡さねぇ』
高杉
『それは俺の台詞だぜ?銀時』