二.生殺し(※一部性的描写あり。)
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ようやく突き当たりの扉へと到着し、そのままの勢いで二人とも体当たりをしてぶち壊す。
そして扉の向こうに見えた先は、土方が何人かに抑えられ、暴行を受けている光景だった。
「土方さんッッ!」
「トシッ!」
思わず彼の痛いげな姿を見て、その名を呼ぶ。
額からは血を流し、白い絨毯にシミを作る。足はなんとか立っている様子で、腕はブラりと垂れ下がっていた。
いつもならこんな連中にやられるなんてことは無いのに、何やらぐったりしている様子からして、薬を飲まされたのかもしれない。
そう悟った那智はすぐさま彼の前に立つ男の顔を見ては、俯き拳を握った。
「お、お客様っ?!……っててめぇらもしかして、この男の仲間かっ!!」
「……真選組だ。大人しくお縄につきやがれ。」
土方の姿を見た沖田もまた、地を這うような低い声を発する。
「てっ、テメェら何でここまできた……」
こんな状況でも、部下たちの心配をする声を聞いた那智は、とうとう抑えていた感情を静かに顕にした。
「……おいテメェら、生きて牢獄に入れると思うなよ……」
「ひぃっ!」
「ウチの副長をそんな目に合わせた罪と、世の中の女を玩具として粗末に扱った罪で死罪だコラァァァッッ!!」
「えっ……」
那智は部屋の隅にあった刀を素早く取りに行き、ものの速さで敵を切り刻んでいく。
そんな彼女の光景を目の当たりにした土方と沖田は、いつも以上に迫力のある彼女に、思わず息を飲んだ。
「お、おいどーなってんだ。誰だよアイツ怒らせたのは…」
「……知らねぇ。俺は知らねぇ。」
「おいてめぇ、何やらかしたんだアイツに!まさか、あの飲みもん飲ませたんじゃ……」
「土方さァん。いくら俺と言えど、敵の心中にあるもんを食させるわけねぇでさァ。」
……飲ませたけど。
一時の感情で周りのことが見えなくなっていたから仕方ない、と自分を慰めつつ、土方には嘘をつく。
敵は更に奥から増員を呼び、那智一人に大勢の男たちが殴り掛かる。
が、彼女の勢いは止まることなく、目の前にいる敵を片っ端から切り倒していった。
倒れた男たちの顔を沖田が見るも、白目を向いて泡をふかしている。そして決まって、下半身から血が出ているのだ。
沖田と土方は、彼女の倒し方にぞっと背筋を凍らせ、顔をひきつらせた。
「お、おい総悟。アイツ一体何斬ってんだ?」
「俺の口から言わせねぇでくだせぇ。おぞましくてとても声に出せねぇ。」
鬼のような顔をして、男の股間を狙って斬っている彼女に、もはやかける言葉すらなかった。
そうしている間に敵は見事全員床に倒れ、とうとう残りはチーフだけになる。
「な、なんて化け物だ……っ!一人残らず男の股間を斬るとはっ……!」
「女を口説き落とすのに薬の力使わねぇと落とせねぇ奴らに、てめぇらの腐ったちんこはいらねぇよ。」
「ひぃぃぃっ!!」
那智の迫力に、チーフに加えて思わず沖田と土方も情けない声を上げる。
「てめぇが主犯か?それとも上にまだいんのか?」
「そ、そう簡単に答えるわけないだろう!真選組とあらば尚更……」
「へぇ。応えたくなきゃ応えなくていーよ?その代わり、少しずつ、少しずつその腐った繁殖器を切り刻んで、最終的には一生使い物にならねぇくらいにしてやるから。」
那智がニヤリと笑みを浮かべ、そう男に言う。
こんな姿を見たことない土方と沖田は、彼女のそんな顔を見るやも体をふるわせてその場にしゃがみこんだ。
「お、おいてめぇ、馬鹿なことは言わねぇから吐いとけ!あいつ本気だ!本気でテメェの男のシンボル切り刻むぞっ?!」
「わわわわわ悪いこたァ言わねぇ、さっさと白状
しちまいなァ。じゃねぇと、ほんとに牢獄行く前にテメェの男としての人生終わっちまうぞ。」
肝心な男はあわあわとあたふためいて、その場で腰を抜かす。
そんな男を見下して近づき、那智は切っ先を下へと向けた。
「……死んじまいなァ。」
「あああああああっっ!!わかった、わかった言います!言いますからやめてくださぃぃぃ!」
股間の目の前まで切っ先を真っ直ぐ下ろし、その言葉を聞いてピタリと動きをとめた。
もはや沖田と土方もその光景を見て、ヒヤリと汗を流す。
那智はその状態のまま、目だけ男の顔へ向けた。
「こ、このビルのさらに向こうにある、港で物を密輸してる……!そこにウチの頭がいる!!」
「……へぇ、なるほど。」
ニヤリと口元に弧を描き、那智はそのまま勢いよく刀を落とした。
「あああああああっっ!!」
股間の間近くで落ちた刀は床へと刺さり、男は泡を吐いて気絶した。
沖田たちもまた、互いに身体を抱きしめてその恐怖感を実感する。
那智はふぅ、と息を吐いてポケットから携帯を取り出し、近藤宛に電話した。
「周防です。至急港に人員を手配してください。今回の首謀者がそこにいます。え?えぇ、こっちは片付きましたよ。全員一人残らず、ぶっ潰しました。」
股間を。と爽やかな笑顔でさらりと言う那智に、沖田はもう彼女に下手な小細工はしまいと心の中で密かに誓ったのだった。
そして扉の向こうに見えた先は、土方が何人かに抑えられ、暴行を受けている光景だった。
「土方さんッッ!」
「トシッ!」
思わず彼の痛いげな姿を見て、その名を呼ぶ。
額からは血を流し、白い絨毯にシミを作る。足はなんとか立っている様子で、腕はブラりと垂れ下がっていた。
いつもならこんな連中にやられるなんてことは無いのに、何やらぐったりしている様子からして、薬を飲まされたのかもしれない。
そう悟った那智はすぐさま彼の前に立つ男の顔を見ては、俯き拳を握った。
「お、お客様っ?!……っててめぇらもしかして、この男の仲間かっ!!」
「……真選組だ。大人しくお縄につきやがれ。」
土方の姿を見た沖田もまた、地を這うような低い声を発する。
「てっ、テメェら何でここまできた……」
こんな状況でも、部下たちの心配をする声を聞いた那智は、とうとう抑えていた感情を静かに顕にした。
「……おいテメェら、生きて牢獄に入れると思うなよ……」
「ひぃっ!」
「ウチの副長をそんな目に合わせた罪と、世の中の女を玩具として粗末に扱った罪で死罪だコラァァァッッ!!」
「えっ……」
那智は部屋の隅にあった刀を素早く取りに行き、ものの速さで敵を切り刻んでいく。
そんな彼女の光景を目の当たりにした土方と沖田は、いつも以上に迫力のある彼女に、思わず息を飲んだ。
「お、おいどーなってんだ。誰だよアイツ怒らせたのは…」
「……知らねぇ。俺は知らねぇ。」
「おいてめぇ、何やらかしたんだアイツに!まさか、あの飲みもん飲ませたんじゃ……」
「土方さァん。いくら俺と言えど、敵の心中にあるもんを食させるわけねぇでさァ。」
……飲ませたけど。
一時の感情で周りのことが見えなくなっていたから仕方ない、と自分を慰めつつ、土方には嘘をつく。
敵は更に奥から増員を呼び、那智一人に大勢の男たちが殴り掛かる。
が、彼女の勢いは止まることなく、目の前にいる敵を片っ端から切り倒していった。
倒れた男たちの顔を沖田が見るも、白目を向いて泡をふかしている。そして決まって、下半身から血が出ているのだ。
沖田と土方は、彼女の倒し方にぞっと背筋を凍らせ、顔をひきつらせた。
「お、おい総悟。アイツ一体何斬ってんだ?」
「俺の口から言わせねぇでくだせぇ。おぞましくてとても声に出せねぇ。」
鬼のような顔をして、男の股間を狙って斬っている彼女に、もはやかける言葉すらなかった。
そうしている間に敵は見事全員床に倒れ、とうとう残りはチーフだけになる。
「な、なんて化け物だ……っ!一人残らず男の股間を斬るとはっ……!」
「女を口説き落とすのに薬の力使わねぇと落とせねぇ奴らに、てめぇらの腐ったちんこはいらねぇよ。」
「ひぃぃぃっ!!」
那智の迫力に、チーフに加えて思わず沖田と土方も情けない声を上げる。
「てめぇが主犯か?それとも上にまだいんのか?」
「そ、そう簡単に答えるわけないだろう!真選組とあらば尚更……」
「へぇ。応えたくなきゃ応えなくていーよ?その代わり、少しずつ、少しずつその腐った繁殖器を切り刻んで、最終的には一生使い物にならねぇくらいにしてやるから。」
那智がニヤリと笑みを浮かべ、そう男に言う。
こんな姿を見たことない土方と沖田は、彼女のそんな顔を見るやも体をふるわせてその場にしゃがみこんだ。
「お、おいてめぇ、馬鹿なことは言わねぇから吐いとけ!あいつ本気だ!本気でテメェの男のシンボル切り刻むぞっ?!」
「わわわわわ悪いこたァ言わねぇ、さっさと白状
しちまいなァ。じゃねぇと、ほんとに牢獄行く前にテメェの男としての人生終わっちまうぞ。」
肝心な男はあわあわとあたふためいて、その場で腰を抜かす。
そんな男を見下して近づき、那智は切っ先を下へと向けた。
「……死んじまいなァ。」
「あああああああっっ!!わかった、わかった言います!言いますからやめてくださぃぃぃ!」
股間の目の前まで切っ先を真っ直ぐ下ろし、その言葉を聞いてピタリと動きをとめた。
もはや沖田と土方もその光景を見て、ヒヤリと汗を流す。
那智はその状態のまま、目だけ男の顔へ向けた。
「こ、このビルのさらに向こうにある、港で物を密輸してる……!そこにウチの頭がいる!!」
「……へぇ、なるほど。」
ニヤリと口元に弧を描き、那智はそのまま勢いよく刀を落とした。
「あああああああっっ!!」
股間の間近くで落ちた刀は床へと刺さり、男は泡を吐いて気絶した。
沖田たちもまた、互いに身体を抱きしめてその恐怖感を実感する。
那智はふぅ、と息を吐いてポケットから携帯を取り出し、近藤宛に電話した。
「周防です。至急港に人員を手配してください。今回の首謀者がそこにいます。え?えぇ、こっちは片付きましたよ。全員一人残らず、ぶっ潰しました。」
股間を。と爽やかな笑顔でさらりと言う那智に、沖田はもう彼女に下手な小細工はしまいと心の中で密かに誓ったのだった。