例えどんな姿になったとしても。
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お登勢のスナックへと四人で顔を出すと、カウンターにいたお登勢が子供連れの銀時を見て、思わず咥えていたタバコを落とす。
「あ、あんた…その子…まさか…」
「おいババァ。だいたいテメェが考えてる事に予想はつくが、こいつは似てるだけであってアイツとは何の関わりもねぇよ。一応言っとくが、俺とアイツの子でもねぇからな。」
「…いや、最後の予想はずば抜けてはずれてんよ。あんたみたいな無能な男が刹那についちまったんじゃ、あたしゃあの子を不憫にしか思えないね。んで、その肝心な刹那は今日一緒じゃないのかい?」
「このガキを追いかけまわしてた悪い輩を一人でぶっ潰しにいってらァ。その間預かってほしいんだとよ。」
「へぇ。一人で行かせといたままで大丈夫なのかい?」
「アイツなら大丈夫だろ。なんたって女侍最強説を担いだ奴だからな。」
いや、担いだこともなければ最強などと言われたこともねぇよ。
そう言えずとも、冷たい目線は彼に向ける。
そんなのに気もつかづ、彼は刹那の体を軽々と持ち上げてカウンター席に座らせた。
気づけば新八と神楽も座り、お登勢のスナックで働いているキャサリンと絡んでどんちゃん騒ぎを起こしていた。
そして、たまが奥のキッチンから顔を出す。
すると刹那の姿を見て、一瞬だけ表情が驚きを見せたがすぐに柔らかい笑顔を見せた。
大方源外に事情を聞いているのだろう。
刹那はただそれに小さく笑みだけを返した。
「銀時様、今日はまた随分可愛らしいお嬢様をお連れですね。」
「あぁ?あー…まぁなぁ。…ほんと、そっくりだよ。」
銀時は日本酒をついだグラスを片手に、頬杖をついて刹那の顔を優しい眼差しで見つめた。
「アイツが小さい時も、こんなだった。ちいせぇ割にしっかりしてて、気品があって。まぁアイツと違うとこと言えば、紗奈の方が口調がずっと大人しいくれぇだ。」
「へぇ。刹那さんって、本当に小さい時からあの姿だったんですか。」
いつの間にか、銀時の零した話に新八が食いつく。
「ねぇねぇ銀ちゃん、刹那姉ちゃんが小さい時は、どんな子供だったアルか?」
「そーだなぁ…。アイツはちいせぇって言っても、すっかり大人だったよ。子供のくせに、大人みてぇな表情するっつーか、子供っぽさがねぇっていうか…」
酒を飲みながらも昔を思い出して、懐かしみながら話す銀時を見て、刹那も頭の中で幼い時の自分の姿を思い出した。
「そんなちいせぇ体のどこにしまえるんだっつーくらい、自分の事は話せねぇ。ケガしても痛いともいわねぇ。ってそりゃ大人になった今でもかわんねーか。」
「あんた…」
「ちょうどアイツと初めて知り合った時も、こんくらいの背丈の頃だっけか。そりゃーもう、他のどいつよりも強ぇ奴だった。」
ほろ酔いの状態で、銀時は刹那との思い出に浸り始めた。
「あ、あんた…その子…まさか…」
「おいババァ。だいたいテメェが考えてる事に予想はつくが、こいつは似てるだけであってアイツとは何の関わりもねぇよ。一応言っとくが、俺とアイツの子でもねぇからな。」
「…いや、最後の予想はずば抜けてはずれてんよ。あんたみたいな無能な男が刹那についちまったんじゃ、あたしゃあの子を不憫にしか思えないね。んで、その肝心な刹那は今日一緒じゃないのかい?」
「このガキを追いかけまわしてた悪い輩を一人でぶっ潰しにいってらァ。その間預かってほしいんだとよ。」
「へぇ。一人で行かせといたままで大丈夫なのかい?」
「アイツなら大丈夫だろ。なんたって女侍最強説を担いだ奴だからな。」
いや、担いだこともなければ最強などと言われたこともねぇよ。
そう言えずとも、冷たい目線は彼に向ける。
そんなのに気もつかづ、彼は刹那の体を軽々と持ち上げてカウンター席に座らせた。
気づけば新八と神楽も座り、お登勢のスナックで働いているキャサリンと絡んでどんちゃん騒ぎを起こしていた。
そして、たまが奥のキッチンから顔を出す。
すると刹那の姿を見て、一瞬だけ表情が驚きを見せたがすぐに柔らかい笑顔を見せた。
大方源外に事情を聞いているのだろう。
刹那はただそれに小さく笑みだけを返した。
「銀時様、今日はまた随分可愛らしいお嬢様をお連れですね。」
「あぁ?あー…まぁなぁ。…ほんと、そっくりだよ。」
銀時は日本酒をついだグラスを片手に、頬杖をついて刹那の顔を優しい眼差しで見つめた。
「アイツが小さい時も、こんなだった。ちいせぇ割にしっかりしてて、気品があって。まぁアイツと違うとこと言えば、紗奈の方が口調がずっと大人しいくれぇだ。」
「へぇ。刹那さんって、本当に小さい時からあの姿だったんですか。」
いつの間にか、銀時の零した話に新八が食いつく。
「ねぇねぇ銀ちゃん、刹那姉ちゃんが小さい時は、どんな子供だったアルか?」
「そーだなぁ…。アイツはちいせぇって言っても、すっかり大人だったよ。子供のくせに、大人みてぇな表情するっつーか、子供っぽさがねぇっていうか…」
酒を飲みながらも昔を思い出して、懐かしみながら話す銀時を見て、刹那も頭の中で幼い時の自分の姿を思い出した。
「そんなちいせぇ体のどこにしまえるんだっつーくらい、自分の事は話せねぇ。ケガしても痛いともいわねぇ。ってそりゃ大人になった今でもかわんねーか。」
「あんた…」
「ちょうどアイツと初めて知り合った時も、こんくらいの背丈の頃だっけか。そりゃーもう、他のどいつよりも強ぇ奴だった。」
ほろ酔いの状態で、銀時は刹那との思い出に浸り始めた。