三.侍 時々 姫
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翌朝、刹那の対処法について局長と副局長である近藤と土方の二人がよく話し合った後で、刹那の寝室へと向かった。
まだ眠っているかもしれないと気を遣いながらも、近藤はそっと襖を開けては、…固まった。
「おい近藤さん、あいつ日頃あんま睡眠とってねぇんだ。もしまだ寝てるならそっとしといてや…近藤さん?」
近藤の青ざめて硬直している様子を見て、土方は首を傾げる。
「ととととととトシィィィィ!!」
「な、なにしやがんだコラッ!!」
固まったかと思えば、今度は号泣してこちらに助けを求めるように縋り付いてきた近藤に、反射的に蹴りを入れる。
しかし近藤はそれにめげること無く、しがみついた。
「おい、俺ァ一体どうしたらいい!こんなのが他に知られたら、まずい事に…」
「はぁ?一体何がまずいっつーんだ…」
土方も近藤と同じように、襖の間から部屋の中をそっと覗き込む。
本来であれば女の部屋をのぞこうなんぞしたくはないが、状況が状況だ。
ごくりと息をのんで、僅かに入り込んでいる太陽の日差しででなんとか中の光景を目にすると、土方は咥えていたタバコを落とした。
なぜ、沖田の姿がここにあるのだろうか。
なぜ、沖田が刹那の隣ですやすやと寝息を立てているのか。
なぜ、彼らはまるで子供のように手を繋いで眠っているのだろうか。
突然見せつけられたその状況に、土方は思わず錯乱し、気づいた時には既に遅かった。
「なっ…な、な、なにやってんだァ!総悟ォッ!!」
この土方の怒鳴り声が真選組の敷地内に響き、それが発端でより騒ぎになったのは言うまでもない。