二.真選組×万事屋編
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「さて、俺もそろそろ参戦すっかね」
しばらく刹那の闘いを傍観していた銀時が、ようやく動く姿勢をとった。
「おい、てめぇがさっき言ったこと忘れたのか?」
「俺ァいいんだよ。ずっとあいつの横で闘ってきたからな。巻き添い食らうようなヘマはしねぇ。」
「…」
ニヤリと余裕の笑みを浮かべて木刀を担ぎながら、銀時は彼女の元へと歩き始めた。
数多い天人達に屈することも無く、むしろ圧倒的に刹那が押しているのは目に見えてわかる。
けれども十何年ぶりに、無心で敵を倒していく刹那と一緒に戦場に立ちたくなった。
銀時は至近距離まで行くと、敵陣に突っ込むように走り出し、刹那のすぐ近くで次々と天人達に攻撃を仕掛けた。
「んっとに、剣持つと性格180度変わるところ変わってねぇな!」
「…」
刹那に投げかけても、無心の彼女は応えない。
銀時は、ケッと吐き捨てて再び剣を振りかざし、次々となぎ倒す。
だが敵を倒しながら進んでいくと、気づけば刹那の攻撃範囲内に入り込んでいた。
ザシュッ。
斬れ味のいい音が聞こえ、銀時は静止する。
刹那の刀が頬をかすり、僅かに血が流れた。
「って、巻き添い食らうヘマしてんじゃねぇか何やってんだテメェェェッ!」
突如後方から土方の鋭いツッコミが入る。
刀を振り切った後の刹那と銀時の目が合い、刹那も手を止めた。
「あ、悪ぃ。活きのいい天人と見間違えた」
「アホか!どうやったら見間違えんだよ!てめぇ少しは仲間の動きを見ながら戦えねぇのかよ!」
「あぁ?怪我すんの嫌なら引っ込んどけ。別に銀時がいなくても俺は死なねぇよ」
「あんだと?!っつか俺は天人に怪我負わされたんじゃねぇ、オメェだよコノヤロー!」
「ごちゃごちゃ煩い」
刹那は容赦なしにもう一度銀時の方へ刀を振る。
「ひぃっ!!」
間一髪でそれを避けると、背後にいた透明化した天人に見事命中した。
「危なかったな、銀時」
「危ねぇのはテメェだぁぁぁ!殺す気か俺を!つか今俺ごと斬る気だったよな?!だったよなァ?!」
「…」
「おいこら刹那、何めんどくさそうなツラしてんだよ!」
とうとう銀時は刹那に向かって刃を振りかざし、お互いにせめぎあいをし始めた。
「おいあんたら、戦場中心にして何やってんだぁぁぁ!バカですか?!バカですよね!?」
「刹那姉ちゃん、闘ってる時は銀ちゃんに似てるネ。バカある」
「ありゃバカじゃねぇ、阿呆だ。」
新八、神楽に続き土方が呟き、三人ともがそれに共感して深く頷く。
一方、銀時と刹那は未だにせめぎ合いを続け、言い合いを始めていた。
「なんなんだよさっきから、邪魔すんじゃねぇって言ってんのに。」
「てめぇこそ邪魔だ!雑魚天人達に何分時間かけて闘ってんだよ」
「お前が入ってこなきゃもっとスムーズに動けんだよ」
「あんだとコラァ!テメェその刀もう取り上げるぞッ?!」
「やれるもんならやってみろ。」
睨み合って更に力を込め、顔の距離を縮める。
そんな二人を見て、天人達はさらに怒り始めた。
「な、なんだこいつら、この状況下で仲間割れしてやがる!」
「バカにするのも大概にしろやコラァ!!!」
「うるせぇ!!」
「うるせぇ!!」
二人が同時に叫び、襲いかかってきた天人達を一斉に蹴散らす。
そして再び2人の喧嘩を邪魔しようとする天人達は、次々になぎ倒されていった。
「…なんなんだあいつらは。」
「ほんとに背中預けて戦ってた仲なんでしょうか…」
「なんか、あの一章の出会い編の感動を返して欲しいアル」
再び新八たちがそう零し、二人の闘いをただただ、呆れて見守るのであった。