1.序奏
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※下の名前は男女共用できる名前を付けるとストーリーがしっくりきます💦
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「おい万事屋さんよぉ。その女をどこに連れていくつもりだぃ?」
「まさか、あんなにお金受け取っといて、そこの女を連れてトンズラこくきじゃねぇだろうな?」
「…何アンタら、会話できたわけ。あの時あんまり黙り込んでたから、銀さんしゃべれないかと思っちゃったじゃん」
「…銀、だめ!逃げてっ!!」
刹那の手を握っている指先から、微かに彼女の体が震えている事を感じ取った。
ーーー怯えている。間違いなく彼女は、あの二人を見て恐怖心を抱いている。無理もない。彼女がこうなった経緯は大方予想がつくのだから。
「はーん。あんたら、俺たちをハナから信用してなかったってわけね」
「信用も何も、今てめぇはその女を依頼内容通り俺たちのところへ返すつもりはねぇだろうが」
「はぁ?何でそんな事分かるんだよ、俺の心が読めるとでも言うわけ?」
「テメェの顔みればわかるさ。大事なもんを取り戻した、って顔に書いてあるぞ」
「…書いてねぇよクソ野郎」
まさに言われた通りの事を考えていた銀時は、ニヤリと意地の悪い笑みを浮かべた。
「おいレイ。手荒な真似はあまりしたくねぇ。てめぇは俺たちの仲間だろうが。さっさとその男を振りほどいてこっちに来い。この状況でテメェがこなかったら、どうなるか分かってんだろうが。」
「くっ…あんたらを仲間なんて思ったことは一度もない…!」
刹那はギリリと音を立てて歯を食いしばりながら、強い口調で吐き捨てた。
「あいつらの目的はオメェだ刹那。俺の傍から離れんじゃねぇぞ」
銀時が小さな声でそう言って刹那の前に手を伸ばすと、奴らは耳をぴくりと動かし眉をしかめた。
「おい万事屋。なんでてめぇ、その女の昔の名前を知ってやがる」
「まさか、昔の知り合いか……?!」
「だったらどーだってんだ?ったく、次から次へとめんどくせぇな!俺は久しぶりの再会を満喫してーの!てめぇら邪魔すんじゃねぇよ!」
「……なるほど、偶然とはいえレイの知り合いに依頼を頼むとは、俺も幸運に恵まれているな。」
銀時の言葉に、前方にいる二人の男とはまた別の声が聞こえてきた。
気づけば奴らの頭上に浮遊船があり、そこから瞬時に今回の依頼主であるエドの姿が現れた。