1.序奏
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name changeお好きなお名前をどうぞ!
※下の名前は男女共用できる名前を付けるとストーリーがしっくりきます💦
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「俺がまだ本格的に攘夷戦争に参加する少し前の事だ。あいつが…刹那が奴ら天人に殺されたのはな。」
「ちょっと待って下さいよ、銀さん。そもそも名前が違うじゃないですか!っていうか、銀さんが攘夷戦争に出てた時に女性なんていたんですか?!」
「…確かに強かったよ。俺はあいつになら、何も心配する事なく背中を預けられるってくらいにな。仲間の奴らもあいつが男だと思ってたよ。俺を除いてはな」
「…まさか、女を捨てて男として…?」
土方の勘があたったようで、銀時はそれに対して否定することはなかった。
「あいつは、男として…侍として戦ってたんだ。どんな時も、決して女を見せる事はなかった。」
「でも、天人に殺されたって銀ちゃんさっき言わなかったアルか?」
「そうだ。俺たちの目の前で殺されたよ。腹ァ刺されてな。」
「…」
「それが引き金になって、俺たち仲間は暴れて敵を全滅させた。…今思えば、つもりだったんだ」
「どういう意味ですかィ?」
疑問の言葉を呟く沖田に、銀時は彼らに分からぬよう下唇をぐっと噛みしめてそれに答えた。
「確かに俺たちはあいつらがやられるところは見たが、あいつの死体はなかったんだよ。」
「…死体が…?!」
「刹那が息を引き取った後すぐ、そこにいる俺たちは全員頭に血が上っちまって、敵を倒すことに必死だったからなぁ。」
新八は銀時の話と、数時間前に依頼人のエドから聞いた内容を整理し、ようやく事の事情を理解した。
「ちょ、ちょっと待って下さい!銀さん!じゃあ、あの天人の依頼人が言ってた話って…!」
「確か、死にそうになったところを助けて、妹のようにかわいがってたって言ってたアルネ!銀ちゃんの仲間を連れてって、治療して今までずっとこき使ってたって事アルか?!」
「彼女を探して欲しいって依頼した奴ァ、天人だったんですかぃ」
「そうなんですよ。彼女の事を愛している、とも言っていました。お金にも代えられない、大事な存在だって。銀さん、あいつの話を聞いてこういう事だって薄々気づいてたって事ですか?!」
新八の質問に、銀時が答えることはなかった。けれどもそれに対して何も言わないということは、もう答えが出てるも同然だ。
「っんとに胸糞わりぃ話だな!どんな神経してやがんだその天人は!」
土方は強い口調でそう吐き捨てた。
「もしかしたら、あの天人の奴らもその女性を探してるかもしれません!早く見つけて助けないと!」
「んなこたぁ分かってらぁ!急ぐぞおめぇら!」
新八の言葉に銀時は怒りをぶつけ、叫ぶように後に続く彼らにそう言ったのだった。