初月の少女
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名前が来てから数週間。
銀時は頬杖をつきながら隣の席で一生懸命松陽の話を聞く名前をながめていた。
教本を開きながら真剣に聞く横顔はどこか嬉しそう。
(コイツ、なんでも嬉しそうにしてんのな)
銀時の視線を感じ振り向く名前。
銀時は急に目が合ったことで慌てて視線を外へと向けるのだった。
「今日は祭りだぞー!!」
一部の少年少女たちが盛り上がっていた。
「お祭りがあるの??」
名前は盛り上がっている仲間たちに尋ねると、彼らは目を輝かせながら語り始める。
たくさんの美味しいものと花火がみれるんだよっと。だから今日は早く帰るのだとピースサインを浮かべていた。
お祭りがあるから稽古はなしということで共に学んでいる仲間たちのほとんどがそそくさと部屋を後にし、残ったのはいつもの4人。
銀時、高杉、桂、名前だった。
「ここからでも花火みれるのかな?」
頬杖をつきながら外を眺める名前。
返事をしたのは高杉だった。
「見れるだろ。でも小さいだろうな。近くまでみにいくか?」
「いいの!??行きたい!!」
高杉の答えに顔をパァっと明るくさせる名前。
突っ伏していた銀時は急に顔をあげると
「はァァァア!?2人で行く気じゃねえだろうな!?!」
とすごい剣幕で高杉に詰め寄る。
「2人で行ってなにか悪いことでもあんのかよ」
フッと自慢げに笑う高杉。
名前は思いついたように立ち上がると楽しそうに笑みながら
「銀時もヅラも行こうよ!4人で!」
と意気揚々と言うのだった。
「もう晋助とヅラいるかな?」
「さァな。いるんじゃねェのー?おめェの誘いだし」
「なにそれ」
ふふっと楽しそうに笑う名前。
銀時はそんな横顔を横目でみていた。。
空が暗くなり始めた頃、銀時と名前は高杉と桂と待ち合わせている場所へと向かう。
祭りに近づくにつれ賑やかになっていく。
人の量も増えていき、さっきまで隣を歩いていたのにはぐれてしまいそう。
(銀時がみえなくなっちゃう)
人ごみに紛れそうになると裾を捕まえてくる名前。
そんな行動がいちいち銀時の心臓の動きを速くした。
気づけばいつの間にか、銀時は名前の手を握っていた。
握られた自分の手を見つめる名前。
「………ぎんとき…?」
「アァァアもう!はぐれんだろ!!」
銀時は向かう方へと視線を向けて歩いていた。表情は見えない。
名前はただその握られた手の温もりに優しさを感じ微笑んだ。
初めて会ったとき、あの時と同じだな、と。
暫く歩いて途中で銀時はわたあめを買う。
美味しそうに食べる銀時を名前は楽しそうに見つめている。
「…なに、食べにくいんですけど…。……食う??」
と問う銀時。
「ううん、なんかわたあめ、銀時みたいだなーって。将来糖尿病寸前にならないでね」
くすくすと楽しそうに笑う。
「え、怖いこと言わないでくんない?」
と横目で名前を見る。
名前は楽しそうで銀時はそんな楽しそうな顔を盗み見るのだった。
「あ!晋助!ヅラ!」
2人を見つけると勢いよく手を振って走っていく名前。
一歩遅れてゆっくり2人の方へ向かう銀時。
(なんで握ってんの俺)
と自分の手をみつめる。
花火。
みんなで横並びになってみる。
銀時、名前、高杉、桂の順。
花火が打ち上がると名前は目を丸くして空を見上げる。
光が横顔を照らす。
赤や青が一瞬ごとに映り込み、そのたびに表情が変わる。
銀時は、花火ではなくその横顔を見ていた。
「お前、さっきから上ばっか見てっと首取れるぞ」
「取れないよ」
くすくす笑う。たのしそう。
その時だった。
後ろを通った男が、ひそひそと呟く。
「……あれ、あの村の天人の娘だろ」
「よく平気で来れるよな」
名前は気づいていなかった。
銀時の表情が消える。
後ろを振り向き男達と目を合わせる。
殺気。
男達が感じた殺気は一つだけではなかった。
名前のもう一方隣の高杉も殺気を放っていた。
男たちは一瞬たじろぎ、何も言えずに去って行く。
銀時も高杉もなにもなかったかのように正面を向き直り花火に視線を向けた。
「たのしいね。4人で来れてよかった」
と名前は花火を見ながら誰かに言うでもなくつぶやいた。
花火が終わり4人で帰る。人混みがすごい。
桂と名前は楽しそうに花火の形の話をしている。
すると名前の肩に人がぶつかりよろけた。
「わっ、名前、大丈夫か!?」
と桂が心配する。
「おい…」
と高杉がなにか言おうとしたと同時に銀時が無言で名前の腕を引き自分の内側に立たせた。
何も言わない。ただそのまま。
「…銀時?」
「うるせェな。押されてんだろ」
視線は前をみたまま。
高杉はそれを横目で見るのだった。
銀時は頬杖をつきながら隣の席で一生懸命松陽の話を聞く名前をながめていた。
教本を開きながら真剣に聞く横顔はどこか嬉しそう。
(コイツ、なんでも嬉しそうにしてんのな)
銀時の視線を感じ振り向く名前。
銀時は急に目が合ったことで慌てて視線を外へと向けるのだった。
「今日は祭りだぞー!!」
一部の少年少女たちが盛り上がっていた。
「お祭りがあるの??」
名前は盛り上がっている仲間たちに尋ねると、彼らは目を輝かせながら語り始める。
たくさんの美味しいものと花火がみれるんだよっと。だから今日は早く帰るのだとピースサインを浮かべていた。
お祭りがあるから稽古はなしということで共に学んでいる仲間たちのほとんどがそそくさと部屋を後にし、残ったのはいつもの4人。
銀時、高杉、桂、名前だった。
「ここからでも花火みれるのかな?」
頬杖をつきながら外を眺める名前。
返事をしたのは高杉だった。
「見れるだろ。でも小さいだろうな。近くまでみにいくか?」
「いいの!??行きたい!!」
高杉の答えに顔をパァっと明るくさせる名前。
突っ伏していた銀時は急に顔をあげると
「はァァァア!?2人で行く気じゃねえだろうな!?!」
とすごい剣幕で高杉に詰め寄る。
「2人で行ってなにか悪いことでもあんのかよ」
フッと自慢げに笑う高杉。
名前は思いついたように立ち上がると楽しそうに笑みながら
「銀時もヅラも行こうよ!4人で!」
と意気揚々と言うのだった。
「もう晋助とヅラいるかな?」
「さァな。いるんじゃねェのー?おめェの誘いだし」
「なにそれ」
ふふっと楽しそうに笑う名前。
銀時はそんな横顔を横目でみていた。。
空が暗くなり始めた頃、銀時と名前は高杉と桂と待ち合わせている場所へと向かう。
祭りに近づくにつれ賑やかになっていく。
人の量も増えていき、さっきまで隣を歩いていたのにはぐれてしまいそう。
(銀時がみえなくなっちゃう)
人ごみに紛れそうになると裾を捕まえてくる名前。
そんな行動がいちいち銀時の心臓の動きを速くした。
気づけばいつの間にか、銀時は名前の手を握っていた。
握られた自分の手を見つめる名前。
「………ぎんとき…?」
「アァァアもう!はぐれんだろ!!」
銀時は向かう方へと視線を向けて歩いていた。表情は見えない。
名前はただその握られた手の温もりに優しさを感じ微笑んだ。
初めて会ったとき、あの時と同じだな、と。
暫く歩いて途中で銀時はわたあめを買う。
美味しそうに食べる銀時を名前は楽しそうに見つめている。
「…なに、食べにくいんですけど…。……食う??」
と問う銀時。
「ううん、なんかわたあめ、銀時みたいだなーって。将来糖尿病寸前にならないでね」
くすくすと楽しそうに笑う。
「え、怖いこと言わないでくんない?」
と横目で名前を見る。
名前は楽しそうで銀時はそんな楽しそうな顔を盗み見るのだった。
「あ!晋助!ヅラ!」
2人を見つけると勢いよく手を振って走っていく名前。
一歩遅れてゆっくり2人の方へ向かう銀時。
(なんで握ってんの俺)
と自分の手をみつめる。
花火。
みんなで横並びになってみる。
銀時、名前、高杉、桂の順。
花火が打ち上がると名前は目を丸くして空を見上げる。
光が横顔を照らす。
赤や青が一瞬ごとに映り込み、そのたびに表情が変わる。
銀時は、花火ではなくその横顔を見ていた。
「お前、さっきから上ばっか見てっと首取れるぞ」
「取れないよ」
くすくす笑う。たのしそう。
その時だった。
後ろを通った男が、ひそひそと呟く。
「……あれ、あの村の天人の娘だろ」
「よく平気で来れるよな」
名前は気づいていなかった。
銀時の表情が消える。
後ろを振り向き男達と目を合わせる。
殺気。
男達が感じた殺気は一つだけではなかった。
名前のもう一方隣の高杉も殺気を放っていた。
男たちは一瞬たじろぎ、何も言えずに去って行く。
銀時も高杉もなにもなかったかのように正面を向き直り花火に視線を向けた。
「たのしいね。4人で来れてよかった」
と名前は花火を見ながら誰かに言うでもなくつぶやいた。
花火が終わり4人で帰る。人混みがすごい。
桂と名前は楽しそうに花火の形の話をしている。
すると名前の肩に人がぶつかりよろけた。
「わっ、名前、大丈夫か!?」
と桂が心配する。
「おい…」
と高杉がなにか言おうとしたと同時に銀時が無言で名前の腕を引き自分の内側に立たせた。
何も言わない。ただそのまま。
「…銀時?」
「うるせェな。押されてんだろ」
視線は前をみたまま。
高杉はそれを横目で見るのだった。
