赤月の雫
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『たーつまっ!またこんなところにいたの?』
杏子は坂本を探しに寺の屋根の上まで登ってきた
「おうおう、可愛い女の子がこがな所に登ったら危ないぜよ〜、相変わらずおんしは勇ましいの〜」
そういうと高笑いする坂本。つられて杏子も笑顔になる。
「杏子はわしと一緒に来るか」
『……え?』
「わしと金時が話しとったの聞いとったじゃろ?」
辰馬は真っ直ぐ夜空を見ながら、口を半弧にして言った。
『はは、気づいてたんだ、別に盗み聞きしたわけじゃないよ!!銀ちゃんと辰馬探してたら…』
辰馬は同じ表情のまま視線を星空から杏子に変えた。
『…………ごめんね、私はまだやらなきゃいけないこと…あるからさ!……それに……』
「金時もおるけーのー」
そういうと辰馬はにっこりと笑った
その笑顔に杏子もにっこりと返す。
『ふふ、そだね!銀ちゃんもヅラも晋助もいる!……まだ、私たちの目的が果たせてないから』
そう言うと坂本は笑顔で お前らしいのォ と言った
次の日坂本は戦いをやめて出て行った
「声でけェのいなくなって静かんなったな」
高杉が杏子の隣で言う
そして杏子の頭をポンポンした
その目は少し寂しそうでもあった
「まあいいじゃないか!あいつは元々やりたいことがあったんだ」
桂は少し微笑みながら言う
銀時は何も言わずに頬づえをついてる
そして立ち上がると
「杏子のアイスたーべよ」
そう言うとどっか行ってしまった
その言葉に反応した杏子も声を上げながら後を追いかける
高杉は空のアイスのカップを見つけた
「さっき坂本が食べてったみてェだけどな」