赤月の雫
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『銀ちゃァァァん!!!それ私のアイスぅぅう!』
響き渡る杏子の声。
「あっそうなの?気づかなかった、返すよ返す、ごめんな?」
『嘘だー!絶対気づいてた、だって私食べてたんだもん!』
頬を膨らませて銀時を横目で見る杏子。
その表情に銀時は顔を真っ赤にしながらも、その顔が見たかっただけと思うのだった。
「本当に杏子は昔からアイスが好きだな!」
『ヅラがお蕎麦好きなのと同じだよ〜』
そう言うと銀時から取り返したアイスをスプーンですくって口に入れる杏子。
しかし口に入れた瞬間にスプーンを持っている手は高杉の方に向かいそのままスプーンは高杉の口に入っていった。
「銀時にはやって俺にはなしかよ?」
呑気にそんなことを言う高杉。
みんな唖然として高杉をみているなか杏子だけはまた頬を膨らませていた。
『………晋す……』
「「高杉てめぇぇぇえ!!!」」
杏子が名前を叫び終わる前に銀時と桂が叫んだのだった。
「お前それ夢小説じゃなきゃセクハラだぞ!!」
「何クールにカッコつけちゃてんだよクソ変態野郎!!!」
「あ゛ぁ?!お前も俺と対して変わりゃしねェだろ、間接キスなかしやがって!!!」
大きくなっても3人の喧嘩は変わらない。
杏子は3人の喧嘩に耳を傾けず、まだ残っている二口食べられたアイスを悲しげに食べていた。